絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

チャンピーノ空港に向かう。

2007-01-30 23:59:46 | 海外旅行
ローマの喧噪に食傷したので、静かな場所に行きたいと思った。
ローマではとても運転する自信がないから、ローマから離れた場所で車を借り、近郊の村を歩いてみたかった。
ローマの東25km位の所に、チャンピーノという国内線の空港があるから、そこに行けばレンタカーも借りられるだろうと思いついた。
テルミニ駅に行って、空港に近い駅に行く列車を探した。
この掲示板で乗る列車と出発するホームを調べて車中の人となる。
掲示板に出ているからと言って、イタリアの列車は油断がならない。直前になって出発ホームが変更になったりする事があるから、乗る前に列車の行き先表示板もしっかり確認する必要がある。
そんな事には慣れっこのイタリア人は、直前まで掲示板を睨んでいて、列車が入線したのを確かめてから、おもむろにホームに向かうのだ。
JRが時刻表に発車番線を掲載しているのは、偉大な事なのです。

二輪パトカー

2007-01-30 00:01:55 | 海外旅行
トレビの泉からローマ観光のバスでテルミニ駅まで戻ってきたら、こんなパトカー? で駅構内を巡回しているお巡りさんに出会いました。
小泉元首相がアメリカ大統領からプレゼントされて、官邸の庭で乗り回してはしゃいでいたのと同じものです。
横二輪でどうして前後に倒れないのか?曲がるのにはどうするのか?不思議な乗り物ですが、お巡りさんは楽しそうにパトロールしていました。
パリ・ルーブル隣のチュルリー公園でもこの車がレンタルされていて、観光客が乗り回していましたから、操縦はそう難しくないのでしょう。

トレビの泉

2007-01-29 00:05:42 | 海外旅行

トレビの泉はスペイン広場から歩いて5~6分の所にあります。
此処も街中の建物に囲まれた小さな広場に、泉だけがデンとある感じです。
流石メジャーな観光スポットですから人が溢れています。
この泉に後ろ向きでコインを投げ入れて、上手く入ったら又ローマに来られるというのですが、この大きさですから入れられない人は皆無でしょう。
私もやってみたけど、コイン(日本の5円玉)を見事投入に成功しました。
これで又何時かローマに来られるという訳です。
誰が考えたジンクスか知りませんが、如才ないローマっ子らしいアイディアです。
コイン投入成功に気をよくした私は、近くのタバスコでロト籤を買いましたが、こちらの方は外れでした。


スペイン階段と広場

2007-01-28 00:43:49 | 海外旅行
映画・ローマの休日で見たスペイン階段と広場はもっと大きくて広々した感じでしたが、実際には街中の小さな広場でした。階段は確かに広々としていて、大勢の観光客が座り込んで、お喋りしたり、飲食したりの居心地の良いスペースになっています。
私も早速座り込んで一休みしたのですが、何故かお尻がジットリしてきたのです。
慌てて立ち上がるとズボンに水がしみ込んでいます。
スペイン階段の石材はスポンジみたいにタップリと水を吸い込む性質があるようです。手で触ってみるとかなりの湿気が感じられます。
私が座ったのは1~2分の事なのに、この有様ですから、写真に写っている人のように、何も敷かずにどっかり座り込んでいる人は、後で困った状態になる事でしょう。
広場の先にある狭い通りは高級な店が並んでいます。
ブルガリとかグッチとか私には縁のないお店ですが、クリスマス前という事もあってどの店もかなり混雑していました。

スペイン階段

2007-01-27 00:46:23 | 海外旅行
バチカンから一日乗車券を買ったローマ観光のバスに乗ってスペイン広場に向かったけど、スペイン広場に最も近い降車場はかなり離れた場所で、何回も道を聞いて辿り着いた。
オードリー・ヘップバーンのファンとしては、ローマの休日で見たスペイン広場は、どうしても見ておきたい場所だった。
何しろ私は、スイスにあるヘップバーンのお墓に3回もお参りしている熱狂的ファンなのだから、ローマに来てスペイン階段に座らなければ、なんの為にローマに来たのか分からないからだ。
私はかなりの天の邪鬼だから、映画のシーンに出てくる角度では写真を写したくなかった。
そこで、階段の上からのショットをご覧にいれています。
でもこれでは広場も階段も写って居ないから、何処なのかも分かりませんね。
「人間、素直にならなければならない時もあるんですね・・・」と、しおらしく反省したりして・・・?

ローマ鳥瞰

2007-01-26 00:01:24 | 海外旅行
聖堂の上からローマ市内を鳥瞰しました。
街路はパリのように整然とした区画ではないし、建物の高さや形、色も統一されては居ませんから雑然とした感じがします。
でも、何処を探しても電柱とか電線はありません。
時間をかけて自然に形成された街並みですから、暖かみがあり、人が生活している息づかいが伝わってきます。
木々は未だ緑を残しているし、紅葉しているものもあります。06年のヨーロッパは暖冬だったせいかもしれません。














サンピエトロ寺院の警備兵

2007-01-25 00:23:48 | 海外旅行
バチカンでも警備兵はスイス人を採用しているようですが、モナコの警備兵もスイス人です。
スイスが永世中立国である事と関係があるんでしょうね。
バチカンの警備兵は私の見るところ、ガイドとあまり違いは感じられません。
ご覧の通り、にこやかに案内しています。
武器もこの人が持っているのはサーベルだけだし、他の場所にいた警備兵は、槍にまさかりの付いた形の武器を所持していました。
町中の警官が小型機関銃を持っていたりするのとは大違いです。
警備兵の隣に立って記念写真を撮ろうとしたら断られましたが、風景の一部としてこうした写真を撮るのは構わないようです。
このレトロな服装ですから、モデルOKなんて言ったら、希望者が引きも切らないという事態になるからでしょう。

サンピエトロ聖堂内鳥瞰

2007-01-24 00:01:35 | 海外旅行
7ユーロ払って乗ったエレベーターはこの高さまで運んでくれました。
聖堂内を見下ろすとかなりの高さです。この後、ドームの天辺まで歩いて上がった訳ですが、その難行は前掲の通りです。
此処をぐるりと廻っている廊下で聖堂をじっくり見ただけで下ってしまえば良かったと思うのは後の祭りという訳です。
日本だと神様を見下ろすような場所にいるのはタブーになっていたりして、御輿を二階から見物したりすると、御輿に暴れ込まれたりと言う事もありますが、こちらではそうゆう事はないようです。

サンピエトロ聖堂内の私

2007-01-23 10:30:50 | 海外旅行
バチカンの聖堂はサンピエトロ聖堂と言うのが正しい名前のようです。
中はかなりの人が入っているのに、天井が高いからか、静寂が保たれていました。
声高の中国語だけは耳障りでしたが、、、
堂内の壁に沿って、かなりの数の懺悔室が有りました。中には牧師さんが待機していて、話を聞いてくれています。
懺悔室の入り口には使える国語が表示されています。イタリア語、英語、フランス語,ETC、、、韓国語も有りましたが、日本語は見あたりません。
日本語を話す牧師が居ないからか、日本人は懺悔などしないからか、理由は不明です。
画面左奥にある木箱様のものが懺悔室です。


聖堂巨大ドーム

2007-01-22 00:48:19 | 海外旅行
バチカンの聖堂ドームを俯瞰しました。
馬鹿と煙は・・・の喩え道理、私もドーム上端の展望テラスまで登りました。
垂直部分迄はエレベーターで上がれます。エレベータ利用の入場料は7ユーロ、階段利用なら5ユーロです。私は迷わず7ユーロコースを選択。
ところが半円形のドーム部分の登りが半端ではありませんでした。
通路幅は人一人がやっとの狭さだし、壁はドームのカーブにならって傾斜していて、平衡感覚を狂わせます。途中で止めたくても、通路は一方通行だから引き返しは出来ません。高々30mくらいの登りでしたが、へこたれました。
下り道も楽ではありませんでした。登りでいい加減疲れているのに、同じ行程を下だらなければなりません。今度は膝が笑ってしまい、ガクガクになって下りてきました。
てっきりエレベーターで上まで行けると思った私の早合点が失敗でした。

観光馬車

2007-01-21 11:09:16 | 海外旅行
バチカンの前庭に観光馬車が何台か客待ちしています。イタリアに限らず欧州各地の観光スポットには必ず観光馬車が居ます。
私もかねがね乗ってみたいという思いはあるのですが、完全なオープンカーだし、周りを見下ろす高さにある座席に座るのは何とも面はゆいから、未だに乗った事はありません。
前庭を半円形に取りか囲むように建っているのは入り口から本殿に向かう渡り廊下の役目をしているのだろうと思います。
その豪華な造りは「バチカンのパトカー」の章で背景に写っていたあの立派な柱で支えられている豪壮なものですから、単に渡り廊下と言うより、本殿の偉大さを引き立たせる為の前景の役目が大きいのでしょう。
この半円形の構造物はバチカンだけでなく、ナポリの旧王宮、パリのエッフェル塔の対岸にもあるしするから当時の建築様式として確立されていたのだろうと思います。

*蛇足*
「でしょう」「思います」を多用しているのは、私が物ぐさだから資料とかを参照して書かないからです。事実とはかけ離れた解釈をしている事も多々ある筈ですが、このブログはその程度のものですのでご勘弁下さい。

*蛇足2*
gooのサイトで見にくいという方はエキサイトの方でご覧下さると、ちゃんと見られるようです。
http://yhuuyuutak.exblog.jp/
にも同じ内容で掲載しています。

バチカンの財源・・・切手の売り上げ

2007-01-20 00:31:42 | 海外旅行
バチカンの豊かな財政を支えているものに、切手の売り上げがあります。
世界中の切手収集家がバチカン市国発行の切手を買い集めるから、その収入は莫大な金額になります。
郵便制度がないのに切手だけ売る訳にはいかないから、バチカン市国には一軒だけ郵便局があるし、国中でたった2個だけ郵便ポストもあります。
二個のポストは郵便局の入り口の両側にあるんです。
参拝者はここから葉書を出します。
郵便局の中には絵はがきを売る売店があり、そこで葉書を買い、切手は局の窓口で買って、備え付けの記載台で書き込んでいます。
私も早速バチカン参詣記念の葉書を出しました。
住所を暗記しているのは自分の家だけだから、息子宛と自分宛の葉書を書いて投函しました。




バチカンのラヴシーン

2007-01-19 00:00:34 | 海外旅行
バチカンに来て、それも広場のど真ん中でラヴシーンを演じる事もないだろうと思うのは異教徒の浅はかさなのでしょうか?
周りにはあまり人気はないけど、とにかく広場の真ん中ですからね、目立つ事この上無しです。
私は感極まって(なんで感極まったかって?それは私自身にも分かりません。)カメラを構えて近寄ったけど、彼と彼女の愛情交換は、ひるむことなく続けられました。
フランス流の人目を意識した、スマートなキスではなく、かなり時間を掛けた肉感的なキスです。
でも、嫌みな感じはなかったから、私も堂々と撮影させて貰いました。
きっとキリスト様もこのカップルに祝福を与えて下さる事でしょう。

バチカンのパトカー

2007-01-18 00:07:48 | 海外旅行
バチカン市国の境界は、寺院の境内に限られているようで、土産物屋やレストランなどがある街区の境界に簡単なバリケードがあって、その中を警備していたのがこのパトカーです。
遠距離走行も高速走行も必要ないから、オモチャのバギーという感じです。
威圧感もないし、剽軽な表情でゆっくりパトロールしていました。
聖堂に入るところにはチェックポイントが設えてあって、空港の検査並みに、持ち物は全てレントゲン装置を通されるし、人間もセンサーのあるゲートをくぐらなければなりません。
ところが、ブザーが頻繁に鳴っているのに、呼び止められる人は一人もいません。
イタリア的大らかさなのか、単に形式だけやっているのか、全く意味のないチェックでした。

バチカン参詣人

2007-01-17 00:01:13 | 海外旅行
バチカンに参詣するのは、カトリックの信者か観光客だけかと思っていたら、宗教のプロ?も参詣するようです。
このご婦人方は、法衣らしきものを身に纏っているから、修道女かその関係者なのでしょう。他にも牧師さんらしき方もおいででした。
画面奥に見えるのが大聖堂です。
広角レンズで写しているから、あまり大きくは見えませんが、流石カトリックの総本山です。近づくと巨大さが良く分かります。
只大きいだけではなく、内部の装飾とか絵画、彫刻の贅を尽くした調度には感服しました。
宗教というのは金が集まる組織なんですね。熱海のMOA美術館は世界救世教という、あまりメジャーではない宗教団体のものですが、集められている美術品は生半可ではありませんからね。
バチカンは世界に名だたるカトリックの本山なんだから、その資金力は計り知れないものがあるのでしょう。