絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

蓮の花  水彩・ハガキ

2006-06-30 10:23:58 | Weblog
蓮の花を描いてみました。お盆も近いから蓮でも描いてみる気になりました。
親友だったKHさんの新盆だし、女房の23回忌が間近だし、そんな気になったのでしょうか?
蓮の花が開くときに「ポン」という音がするという説があって、夜明けから頑張って観察した人が居たそうですが、音は聞こえなかったそうです。
蓮の葉に溜まった水滴を集めて墨を摺り書を書くと良いとかと言うことも聞きますが、水彩絵の具を溶くのに使ったら絵が上手くなるのかなぁ?
渥美清=寅さんみたいに、蓮の花=仏様に供える花、と言うイメージが強いですが、華やかなイメージですし、花保ちも良いから普通の時にも飾ればいいのにと思ったりします。

北オランダのんびりドライブ

2006-06-29 09:26:41 | Weblog
北ホランド州ワッデン海を30kmもの大堤防で締め切り、アイセル湖を作って淡水化した、大自然改造(大破壊?)の堤防をわざわざ見に行きました。
海の中を直線で30kmのA7,E32高速道は車で走れば15分ほどのものですが、何の為の淡水化なのか意図が分かりません。
日本が八郎潟を埋め立てて田圃を作ったのと同じ馬鹿げた工事のように思えました。
いずれは埋め立てて国土にするのかも知れませんが、現在は水深の浅い広大な水溜まりになっています。







大堤防を通り抜けて北海添いに北東に走っていったら、信号があって止まると小さな刎ね橋があり、道路が持ち上がっていました。
船が通る気配はなかったから時間で開閉するのか、あるいは、小型ボートでも通って、こちらから見えなかったのかも知れません。
5分くらいで橋は元に戻り信号が青に変わって車は流れ出しました。
北オランダの長閑なドライブが続きます。




ゴッホ美術館

2006-06-28 16:00:25 | Weblog
ゴッホ美術館は国立美術館とは広場を挟んで南西側にあります。
入場券売り場はゴッホ美術館は左側にあり、右側は近代美術館用になっています。私が行ったときはゴッホに並んでいる人より、近代美術館に並んでいる人の方が倍以上居ました。
ゴッホの列には日本人の顔が多かったです。
日本人のゴッホ人気とオードリー人気は突出して要るように感じます。
(*私はオードリーのお墓に三回も詣でている人だから自信を持って断言出来ます。(#^^#))
ゴッホ美術館はフラッシュ無しでも撮影禁止でした。私は知らずに何枚か写した後で注意されてしまいました。監視員が巡回していて警備は厳しいものでした。



ゴッホ美術館は開館30分前から行列が出来ていた。
道路に溢れているのは近代美術館の入館者、ゴッホの方は左前方、人の並びがきれているのが行列の終点。




ゴッホの写っている写真は3枚だけ現存しているそうだが、これがその中の一枚です。後ろ向きに黒いシャドーだけのがゴッホだそうです。



自画像は何枚も展示してありました。何れも厳しい表情のもので、ゴッホの内面の苦悩が如実に描き出されていて、見ていると胸が苦しくなってきました。



日本だったら、ゴッホ展なんて言うと、雑踏の中での鑑賞ですが、本場ではご覧の通り、閑散としているという感じです。
絵を見るには雑踏の中で見るよりは、閑散とした静寂の中で見たいものです。
ですから私は日本で開催される○○展と言ったイベントには行かないことにしています。
法外とも言う高額な入場料を取られて、監視員に「立ち止まらないで下さい!」なんて言われながら名画の鑑賞でもないですからね。







ミシュランの世界地図

2006-06-28 08:34:48 | Weblog
日本で一般に見る世界地図は、太平洋と日本が中心に位置するものですが、世界標準はご覧のように、ヨーロッパとアフリカが真ん中に来て、右端に我が日本、左側にアメリカ大陸が位置しています。
日本が極東アジアに位置するのがよく分かります。
ミシュランの地図を広げると大きすぎて取り込めないので表紙だけで見ていただいていますが、概要はお分かり頂けると思います。
海外にお出かけになった折りにお土産に購入されると、珍しさと、世界の中の日本の位置が確認出来て、目から鱗、の感覚が得られたりしますよ。
私も小学校の教員をしている友人に差し上げたら、教材にすると言って喜ばれました。

オランダ国立美術館(アムステルダム)

2006-06-27 09:18:08 | Weblog
オランダ国立美術館の目玉展示は「夜警」でしょう。
レンブラントはこの絵の中にもこっそり登場しているのですが、ほぼ等身大の人物群像は、見るものを圧倒する力強い作品です。
この美術館は写真撮影は自由ですが、フラッシュは使えません。
作品を正面から熱心に写している人が多いですが、作品なら付属の土産展で買った方がずっと綺麗なものが手に入ります。
会場の雰囲気を撮るとか自分を入れた記念写真を写すのが賢明です。





エキサイトのサイトなら初めから全体画像が入っています。
http://yhuuyuutak.exblog.jp/



この写真をな斜めから写していたら、親切なおじさんが場所を空けてくれて、正面から写しなさいと勧めてくれました。
絵はガラスに入っているから正面からでは反射が入ってしまうし、雰囲気も出ないから丁寧にお断りしました。
でも、旅先でのちょっとした親切とか心遣いを受けると嬉しいんですよね。(^/3^)/



これは他のサイトから戴いてきたきちんとした写真です。「ミルクを注ぐメイド」

アムステルダムのホテル  

2006-06-26 08:48:50 | Weblog
アムステルダムでホテルを探したがなかなか適当な所が見つからない。駅近くで路上駐車可の場所近くに三つ星ホテルを見つけたが空き部屋はないという。
その近くに星無しのホテルがあったので部屋を見せて貰ったら、南京虫でも出そうな不衛生な部屋なのでパス。駅裏のノボテルも満室。
アムスの旧市内は古い町だから駐車場を持っている所が見つからない。
やっと見つけたのがこのホテル。
外観は荘厳な感じだが、何か異質な佇まい、しかし、部屋はあるというので泊まることにした。
ホテルで空き部屋の確認をしているほんの5分足らずの時間だったのに、車に戻ると警官が駐車違反だという。なんだかんだとネゴって、違反は勘弁して貰ったが、部屋の確認をしなかったのが失敗だった。
部屋にはトイレもシャワーもない。なんか病院に入院したような雰囲気なのだ。
今更他を探すのも億劫だから我慢して投宿することにしたが、ゴミ入れは足でレーバーを押す琺瑯製の手術室にあるようなタイプ、ベットはよじ登る程の高さだし、室内の調度は白一色、病院をそのままホテルに転用したとしか思えないものだった。
隣の部屋はもしかしたら死体安置所ではないかと思える程の不気味な感じだった。
気儘旅も、偶にはこうしたおかしな体験も、また乙というものだろう。


背高の無機質なベット


荘厳な感じのホテル玄関


幽霊が出るなら出てみろ! もうやけっぱちでくつろぐ?
ワインのお代わりが欲しい気分でした。


オランダの水路  水彩・ハガキ

2006-06-25 09:27:37 | Weblog

オランダの国土は平坦だから、水路の流れも穏やかです。
水は低きに流れる、というのは真理ですからこの流れが海に注ぐ為には高低差が必要です。
ところがオランダでは、いわゆるゼロメートル地帯どころかマイナス地帯が多いから、水は海に流れ出ることが出来ない場合があります。
そこで活躍するのがご存じの風車と言うことになります。
広大な国土に降った雨などを風力だけで排出するのが可能かどうか疑問です。
私の想像ですが、ゼロメートル以下の国土はほんの僅かなのだろうと思います。
風車で排水というのは、オランダを売り込む為のプロパガンダでは無いのかと考えていますが、間違いかな?
それにしてもオランダはノッペラボウな土地です。

梅雨時の花たち  水彩・F2~ハガキ

2006-06-24 00:03:27 | Weblog
梅雨時の花と言えば紫陽花と菖蒲が先ず思い浮かびます。
そんな花たちを描いてみました。鬱陶しい梅雨空の中でシャボン玉が弾けたように華やかに咲き競う紫陽花、雨の中でも雨滴をはじき飛ばすかのように天に向かって花開く菖蒲。何れも梅雨の憂鬱を吹き払ってくれます。
私の絵にもそんな力があったら素晴らしいことなのですが、、、
彩りに、立葵と芍薬も添えました。


茶の花瓶に活けた紫陽花

菖蒲


菖蒲


立葵(虫のいる)


芍薬










アムステルダム港界隈

2006-06-23 13:39:34 | Weblog

アムステルダム港を眺めていると、江戸時代に、ここから帆船が出帆して遙か極東のジパングに向かって行ったのかという思いがしました。
今でもB747やA300で12時間も掛かるのです。
シベリヤを抜ける最短距離でも7000マイルも離れているのに、風まかせの帆船でアフリカの喜望峰という海の難所を抜け、多くの危険と気の遠くなるような長期の航海だったのです。
日本で出版される世界地図は太平洋が真ん中に位置し日付変更線が地図の中央にある世界の趨勢から見たら異端の作図ですが、欧米の地図では日本は地図の右端に小さく描かれています。
この地図だと日本がファーイーストであることが、良く理解できます。


アムスの観光船 水彩・F2

2006-06-23 05:19:20 | Weblog
アムスの観光船は、隅田川を走っている水上バスにそっくりの形をしている。
サイズは隅田川を走っている方が幅も長さも倍以上ある。
どちらが真似をしたのか知りませんが、狭い橋の下をくぐれる形を追求していくと、こうゆう形に落ち着くのかも知れません。
アムステルダムの狭い水路を縦横に走るのだからコンパクトにならざるを得ないのだろう。川幅は10m位あっても橋をくぐるときには橋桁と橋脚があるから高さは2m、幅は3m位がせいぜいの大きさになる。
この場所は運河の交差点?合流点が正しいかな?だから広々した場所だから、絵を描きやすい。形と色の良い建物と街路樹のバランスも良い。
その割には絵はイマイチだね。なんて突っ込みを貰いそうですが、、、

水辺の塔のある風景 水彩・f2

2006-06-22 08:50:33 | Weblog

水辺の塔が傾いているのは、絵画技法というのは大袈裟ですが、実際には塔は直立しています。
少し右に傾けた方が絵に動きが出るし、画面構成が面白くなると考えたのです。
まあ、見る人によっては単に絵が下手だから、と言う感じ方もあると思います。
それはそれで当たりかも知れませんね。
絵というのは、描き手の思惑と、見る人の感じ方が必ずしも一致しない事もあるのですが、ピカソの絵が嫌いな人が、私の絵は好きだと言ってくれる場合もあるのですから、見た人が自由に受け止めて下さるのが一番良いと思います。

風車のある風景 水彩・F2

2006-06-21 06:21:50 | Weblog
日本のイメージが「フジヤマと芸者ガール」だとすると、オランダのイメージは「風車と運河」かも知れません。
最近はオランダで思い浮かべるのはマリファナ解禁という人もいることでしょうが・・・
オランダでも、水車が日常的に活躍している訳ではないようです。灌漑用とか粉挽き用にも、電動の方が使い勝手が良いからかも知れません。
車で走っている間に何個かの風車がありました。観光とは関係ない場所でも見掛けましたから、そうゆうのは現役なのかも知れません。
世界は神が作った。でもオランダはオランダ人が作った。と言われますが、確かにオランダの国土は灌漑、埋め立てによって拡大されてきたから、オランダに入ってからは山とか丘とかが殆どありませんでした。
この絵でも地平線は平らなまま何処までも続いています。
凹凸があるのは森とかの木立です。
幸い雲が盛り上がってくれていたから、それを取り入れて変化を付けられましたが、、、

お洒落なビルディング

2006-06-20 08:50:00 | Weblog

前掲の市電のバックにあったビルも、運河沿いのこのビルも、何ともお洒落な外装をしています。
アムステルダムの市街も古いビルの景観をきちんと保存していて、落ち着いた街並みを作り出していますが、パリの旧市街のような厳密な景観保存をしている訳でもなさそうです。
別にアムスの都市計画当局に聞いた訳ではなく、通りすがりの旅人の感想に過ぎませんが、このビルのように新しい巨大ビルでも、現代風のデザインながら、古い街並みに馴染んだ佇まいを漂わせています。
橋桁ギリギリに通過する観光船も、橋の欄干のデザインも不思議にピタッと納まっています。
日本道路原標のある日本橋の上空に高速道路を通す何処かの国のお役人のセンスとは格段の相違があります。


アムスの市電

2006-06-19 09:17:04 | Weblog
 
ヨーロッパでは中規模以上の都市には市電が健在です。
可愛い感じの車体にお洒落な色で彩色された市電は、何処の町でもかなりの乗客を乗せて元気に走って居ます。
日本では自動車の通行の妨げになると言うことで、殆どの市電が廃止され、膨大な建設費といちいち地下まで上り下りしなければならない地下鉄が建設されてきました。
ヨーロッパのあちこちをドライブしている経験から言うと、市電が車の通行を妨げているという実感はありません。
仮に幾らかの渋滞をもたらしたからと言って、大衆の乗り物である市電を排斥する理由にはなりませんよね?
市電には100人も乗れるのに、車ではせいぜい4人ですからね。
それに市電は汚い排気ガスもださないし。
市民の足として鉄道馬車の時代から都市景観の中に生きてきた市電を排斥したのは建設族の議員と結託した建設業界の陰謀だったのではないかと疑いたくなります。

アイボール・ミーティング

2006-06-18 19:02:28 | Weblog
ブログを見たりコメントを交換したりしている人達の集まりが有り、私も枯れ木も山の賑わいとばかりに参加させて貰いました。
女性四人、男性三人のこじんまりした集まりでした。私以外は、皆さん錚々たるメンバーで久々に大人の会話を楽しみました。
秋には又、と言う事になり、今から楽しみです。
写真はメンバーが横浜みなとみらい21のシーメンズクラブから赤煉瓦倉庫方向の景色を楽しんで居るところです。

*アイボール・ミーティング=アマチュア無線用語で、実際に会うこと。
 無線では普通は電波を通しての意思疎通ですから、会って話すことはしませんから。