絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

菊 4     水彩・はがき

2007-09-21 00:10:18 | 絵画
同じようなタイプの菊が続きますが、この時期は未だ種類は多くないので、描きやすいのはこのタイプになります。
小菊では細かくなりすぎるし、花屋で売っている切り花は大きいのもありますが、画材代の制約もありますので、ご退屈の段、平にご容赦下さい。
なんで画材代までケチるのかというと、諸悪の根元は原油の値上がりです。
貧乏絵描きが取材を兼ねてヨーロッパに行こうとすると、飛行機代の他に、空港利用税なんてけちくさい税金を取られるし、更に悪いことに、燃料費高騰の為と称して半端でない金額を追加徴収されるのです。
航空券はマイレージで買えたから良いとして、追加徴収の3万余を捻出する為に食費を削り、秋の衣替えも我慢し、画材費も節約するという次第です。
そんな努力の積み重ねで、本日ようやく成田から飛行機に乗れることになりました。 帰りの航空券も確保したので、暫くしたら又ブログ上でお目もじさせて下さい。 では行って参ります。

菊  3      水彩・はがき

2007-09-20 00:22:30 | 絵画
菊の香りは大多数の日本人には良い香りと感じると思いますが、国によっては好まれない事もあるようです。
私も食べ物はあまり好き嫌いはないのですが、ベトナム料理に使われる香草の匂いはいただけません。
沖縄の知人宅でその草が室内にドライフラワーにして置いてあったのですが、知人は良い匂いでしょう? というのですが、返事に困りました。
JALの尾翼に付いていた鶴のマークも、鶴を縁起の悪い鳥と考える国があったので、今では使われなくなりました。
鶴は日本では、愛されている鳥の代表格ですから、国民性をきちんと理解する事は難しいです。
些細なことから意見が行き違い、敵対感情を持たれたりする場合もあるのですからね。全ての国と仲良く付き合いというのは大変なことなんですね。 

菊 2     水彩・はがき

2007-09-19 00:10:49 | 絵画
葉の形がちょっと変わっていますし、花自体も日本の菊のようなシャープさがありませんから、洋菊だと思います。
日本原産で欧米に渡り品種改良されたものが結構里帰りしています。
紫陽花などがその好例です。これから咲き出す彼岸花も日本ではあまり花屋で扱ってはいませんが、向こうでは愛好者が多いそうです。
菊も里帰り組では、ポットマムのような派手やかなものが好まれるのだと思います。 
フランスで花が緑色の菊を見掛けて珍しいと思ったら、日本にもありました。
これもおそらく里帰り組なのでしょう。

TAAさんのチェンソーアート(熊・うさぎ)  鉛筆画・はがき

2007-09-18 00:00:11 | 絵画
農家の嫁・AKIさんの夫君でカービングの師匠でもあるTAAさんの「熊とうさぎ」を描きました。
前出のAKIさんのミミズク(フクロウ?)も素晴らしいですが、さすがお師匠さんの作品も迫力があり素晴らしいです。
私のスケッチでは本物には及びもつきませんが、その幾分かはお伝え出来たら、と思います。
作品のイメージを壊してはいけないと思い、事前にAKIさんに見て頂いて、ご承諾を貰ってあります。
本物の写真をご覧になりたい方は「AKIさんのぶろぐ」をお訪ね下さい。

AKIさんの木彫(ミミズク)   鉛筆画・はがき

2007-09-17 08:49:55 | 絵画
人気ブログ「農家の嫁の事件簿」を描いているAKIさんが彫ったフクロウをスケッチしました。
AKIさんは、TAAさんからカービングの手ほどきを受けていると、以前ブログに書いていたから、そのうち作品にお目に掛かれると楽しみにしていたのです。
安比高原で行われた八幡平市の産業祭りで、AKIさんもチェンソーアートの実演をしたというのですから凄いです。
人前で作品を作るなんて言うのは技量と度胸を兼ね備えているのですね!
作品を拝見して納得でした。見事なフクロウ(もしかしたらミミズクかも?)が出来上がっています。
スケッチはあまり出来が良くないからバックに色を付けて誤魔化しました。

菊 1     水彩・はがき

2007-09-17 01:04:44 | 絵画
9月も半ばを過ぎて、チラホラ菊が咲き始めました。菊は古くから日本では観賞用として珍重されてきたから、バリエーションが豊富です。
それらには皆、風雅な名前が付けられているし、嵯峨菊などはおそらく産出された地方の名前が付いたのでしょう。
植物は気温、湿度を感知して、発芽や開花のスイッチが入るものが多いのですが、菊は気温ではなく日照時間をスイッチにしています。
短日性といい、陽が短くなると咲き始めます。早く咲かせたければ、朝夕に日光を遮ってやればいいし、逆に遅く咲かせたければ、日没後も照明を点けて明るい時間を伸ばしてやれば良いのです。
これからの時期、長野方面にいくと夜になっても明々と照明がついている温室が見られます。
これは電照菊といい、暮れや正月に出荷する為に未だ陽が長いよ、と菊を騙しているのです。

オリーブ    水彩・はがき

2007-09-16 00:04:33 | 絵画
オリーブは南欧などの暖地を好むようですが、日本でも栽培は可能です。
小豆島が産地としては有名ですが、オリーブオイルや漬け物にするのでなければ、関東地方でも花は咲くようです。
私は結構、野次馬的なところがあるから、NHKでポルトメーベレにあるオリーブやさんを紹介しているのを見て、寄ってみたことがあります。
テレビに映っていた通りの美人店主さんとちょっとお話などして、バージンオリーブオイルとオリーブ漬けを買ってきました。
このブログにも載せたから覚えておいでの方もいらっしゃると思いますが・・・

アフリカスミレ    水彩・はがき

2007-09-15 01:12:13 | 絵画
セントポーリアの方が通りが良いですね。
名前の通り、アフリカ原産のようです。 アフリカというとお日様ギンギンの暑い国だから、なんて思いがちですが、なかなかどうして、生育環境についてはセントポーリア君は気むずかしいのです。  
暑すぎても駄目、寒くても駄目、人間様が心地よいと感じる環境がお好みです。 灼熱の国育ちだから、太陽が大好きだろうと思ったら、それも間違いです。 
日焼け遊ばすのです。 
かえって地下室みたいに太陽光線が全然当たらない所でも、電球の光があればご機嫌です。
私の知人のボイラーマンさんが、自分の職場で(つまり地下のボイラー室で)上手に育てています。

ゼラニューム   水彩・はがき

2007-09-14 00:04:08 | 絵画
ゼラニュームは花時期も長いし乾燥にも強いから、庭の彩りにはもってこいの花です。
挿し芽をすれば簡単に増やせるし、次から次へと花芽が上がって来るので、日当たりの良い場所においてやれば殆ど一年中咲いています。
この花も、いい加減な手入れしかしなかったから葉が汚くなってしまったので、花だけをクローズアップしました。そのうち鉢を一回り大きいのに替えて土も入れ替えてやろうと思っています。
植物は素直で正直だから、放っておいてもそれなりの花を咲かせますが、可愛がってやると、しっかりそれに応えてくれますからね。

画像が画面からはみ出した場合は、画面上でダブルクリックして下さい。
枠内に収まるサイズになります。

ジャスミン    水彩・はがき

2007-09-13 00:02:21 | 絵画

*挿入した画像サイズが大きすぎたようです。
 画面上をダブルクリックするとお使いのCRTにあった画面サイズになります。


ジャスミンはバラ、ラベンダーと並んでパヒューム原料のビッグ3だと思います。
好みもあるから、他の選択もあるのでしょうが、家庭でも栽培されているからポピュラーで香りはお馴染みですよね?
好きな香りとなると、意見が分かれてしまうと思いますが、私がオードトワレで使っているのは、ダンヒル、シャネル・エゴイスト、ティファニー男性用等です。
殆どが柑橘系で、麝香などの動物系は使ったことはありません。
香油を搾るのは大変でしょうね? 花を10kg集めても、抽出出来る香油は、1g以下の微量でしょうからね。
オードトワレは薄めてあるから、1瓶1万円以下で買えますが、パヒュームだと小さな瓶でも数万円するのは仕方ないのでしょうね。

花ショウガ   水彩・はがき

2007-09-12 00:29:07 | 絵画
ショウガの葉や花を見ていると、ウコンに似ています。多分親戚筋なのでしょうか?
花ショウガと谷中と呼ばれている味噌を付けて食べるショウガは同じものなのか、兄弟くらいに違うのか分かりませんが、花も結構鑑賞に堪える趣です。
谷中ショウガというのは産地名で、幸田露伴の「五重塔」があった谷中墓地の谷中です。
昔はきっとあの辺りもショウガ畑だったのでしょうね。
野菜には産地の名前がそのまま野菜の名前になって居るものがあります。
小松菜は葛飾区の小松町(現在の東新小岩)が産地だし、野沢菜も温泉とスキー場がある長野県の地名をとっています。
今は思い出せませんが、蕪やゴボウにも産地名が冠に付いているものがあります。
最近私の脳細胞は連係プレーが上手く出来ず、喉まで出かかって引っかかっている、なんて事が間々あります。
アルツハイマーの初期症状なのかなぁ?

芙蓉   水彩・はがき

2007-09-11 01:13:51 | 絵画
芙蓉は再登場ですが、ピンクの色が思いのほか上手く行ったので載せたくなりました。
身の回りにある花は沢山あっても、絵にしにくい花もありますから、同じモチーフを度々載せることがありますがご容赦下さい。
芙蓉という字面には優雅な感じがあります。
形象文字の良いところで、日本語の豊かな語彙と相俟って、題名が絵を引き立ててくれるのは得した気分になります。
韓国・朝鮮が漢字を使わなくなって半世紀以上になります。
ハングルは表音文字ですから、芙蓉も不要も扶養も(序でに浮揚も)文字からは全く区別できません。
前後の文の繋がりから推測するのだと思いますが、意味の取り違えも頻繁に起こると思われます。
韓国の大学生が習う漢字は日本の小学校程度らしいですから、韓国政府も漢字教育の見直しを考えているようです。
私が小学校で習ったローマ字文の読みにくかったことを思い出します。
私は海外でもよくドライブしますが、韓国とタイでは(行ったことはないですがアラビア語圏でも)運転は出来ません。道路標識が全く読めないからです。
アルファベットを使う国が多いのはとても助かります。ロシア文字は少し違いますが、何とか類推出来ますしね。

フウセンカズラ   水彩・はがき

2007-09-10 21:00:20 | 絵画
風船かずらは毎年こぼれた種から芽を出して、薄緑の風船を楽しませてくれます。
風船というと今の子供は、水素で膨らませたゴム風船を思い浮かべるでしょうが、フウセンカズラの風船は、紙を貼り合わせて作った紙風船の形です。
紙風船に息を吹き込んで膨らませ、平手で打ち上げると、ポンポンと軽快な音がして、連続して幾つ撞けるか家族で競争したものです。
紙風船は富山の薬屋さんがお土産に持ってきてくれる品物の定番でした。
ちょっと前までは、各家庭に富山の薬屋さんが置いていった薬箱が常備されていて、風邪薬、正露丸、赤チン、包帯、油紙、その他諸々の薬が入ってい、子供の疳の虫から、歯痛、風邪等に応急医療に役立ったものです。
一年経つと同じ人が薬の補充点検に来てくれて、使った分の代金を徴収し薬を補充してくれます。
その時の土産が紙風船でした。
今はちょっとした風邪でも、病院に駆け込むし、中にはタクシー代わりに救急車を呼ぶ人まで居るらしいから、富山の薬の出番は激減してしまいました。


石竹    水彩・はがき

2007-09-09 00:33:34 | 絵画
ケキチクは撫子の仲間です。
日本に昔からある花でヒゲ撫子の近縁だろうと思います。
着物の柄に使われているのを見たことがありますから、かなり前から日本人に愛されてきた花なのでしょう。
同じなでしこ科の植物でも、カーネーションはヨコ飯の雰囲気だし、セキチクはタテ飯の感じがするのは片仮名で表記するか平仮名で書くかの違いだけではないですね。
日本女性を大和撫子というように、ナデシコは美しいものの代名詞になっているほど、日本人の生活に密着した存在だったのでしょう。
私の描いたセキチクの絵が、日本女性のように美しく描けていたら嬉しいのですが・・・

オクラ   水彩・はがき

2007-09-08 00:44:35 | 絵画

オクラはあのネバネバした野菜の事です。
芙蓉の仲間かも知れません。花はそっくりだし、実もオクラは細長いですが、形は芙蓉と似ています。芙蓉の方が短くて堅いですが、そのまま引き延ばせばオクラの実になります。
花オクラというのもありますが、こちらの実は堅くて鋭い棘があって、うっかり触ると皮膚に刺さってしまうほどです。
植物は子孫繁栄のために様々な能力を備えています。
花は良い香りと目立つ色彩で虫たちを誘い、花粉の媒介をさせているし、生息域を広げる為に、自分で弾け飛ぶもの、風に乗るもの、動物の皮膚にくっついて運ばせるもの、果肉を食べさせて種を栄養たっぷりの糞に紛れ込ませて遠方に移動するもの等々ですが、種が熟する前に食べられては元も子もないから、熟すまでは果肉に青酸を含ませたり、固い皮で守ったり、棘で防衛したり工夫しています。
人間はそれらの障害を乗り越えたり取り除いたりして食べ捲る訳ですが、口にあった植物は品種改良したりして、育てますから、植物にとっても利益を得ているということが出来ます。
熱帯の植物だった稲は今では北海道でも生息出来るようになっているのは、人間の
手によってですからね。