絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

イルド・フランスへの旅 2016 藤田嗣二の資料館

2016-02-28 18:01:21 | 海外旅行

藤田の資料館には藤田のパリでの交友の様がうかがえる写真が沢山有ります。

剽軽な格好をしてキャバレーで楽しそうにはしゃいでいる藤田画伯とあの白い裸婦や猫を描い

たふいた画伯とが同じ人物だとは思えない変貌ぶりです。

中央下段で派手な毛皮のコートを着た人物が藤田画伯です。

横位置になってしまいましたが藤田の花魁衣装にはずいぶんお金が掛かったことでしょう。

パリには着物の古着屋など有りませんからね。

ダンディーな衣装なら画伯に相応しいのですが、こうゆうお姿は展示にはあまり見かけません。

モデルの美女とツーショット、私もあやかりたいです。

フレンチカンカンの衣装も楽しそうです。

派手な朱色のコートを羽織ってっふじたが泊名なにやら得意そうです。

これも横位置ですいません。

モデルにアクロバットポーズをさせて画想を練っているのでしょうか?

制作中の藤田画伯、まじめな姿勢です。

フィガロはフランスの一流新聞です。

その表紙を飾ったのでしょう。

これは防毒マスクです。

第一次大戦時には毒ガス兵器が多用され多くの兵士が被害を受けました。

第二次大戦では毒ガス兵器は使用禁止となっていましたが、旧日本軍も多量の毒ガス兵器を

貯蔵していたし、使用された形跡も有ります。

戦時中の我が家にも防毒マスクが配備されていました。


イルド・フランスへの旅 2016 藤田嗣二のアトリエへ

2016-02-27 11:16:41 | 海外旅行

街のセンターに車を置いて藤田のアトリエまで300mほどを歩きました。

後ろにある小さな家が目的のアトリエです。

藤田はここに住み日本人の妻と二人で暮らしました。

この建物は死後、市に寄贈され無料で見学できます。

ただし、一回に10名以下、一組が見学が終わるまで次の見学者は入れません。

アトリエ兼住居は、藤田が使ったままの状態で展示されてるので

市の係員が同行して説明してくれます。

日本語の解説を聞くことの出来るイヤホーンも無料で借りられます。

家の壁にあるSの文字は藤田が購入したときにはもうあったそうです。

この建物は10年ほど前に市が購入して展示館としていて二階は事務所として使っています。

ビデオも映写しているし、絵はがきやポスターも販売しています。

藤田のパリでの戯け振りなどの写真の展示は藤田の人柄を知ることが出来ます。

左部分の庭も拡張した部分は市が購入した物です。

大きなアメリカ松が生えていて、松ぼっくりが沢山落ちていました。

私は松ぼっくりを係員にことわって幾つか拾ってきました。

 


イルド・フランスへの旅 2016 三日振りにオルリーの宿に戻る。

2016-02-24 11:59:16 | 海外旅行

井山城に2泊したので部屋をキープしてあったオルリーの宿に戻りました。

置いておいた荷物に異常は無く、ベットメーキングもきちんとしてありました。

明日は予約してある藤田嗣二のアトリエを訪問します。

土日はフリーで入れるのですが平日は予約が必要なのです。


イルド・フランスへの旅 2016 コトロー夫妻宅をお暇して

2016-02-23 17:49:57 | 海外旅行

午後はカマンベール地方に行って見ることにしました。

道はほとんど真っ直ぐに北上するルートです。

カマンベールはイルドフランスからノルマンディーに入る事になります。

カマンベールに入りましたが案内所はクローズ、生産農家を探して回りましたが

見つかりません。

ロバが変なやつが来たものだと不振顔で嘶いてくれました。

こんな看板が有りましたが、農家は見当たりません。

ノルマンディーの田舎道を走るのも悪くないと思いあちこち走りました。

第一次大戦時代の記念碑がありました。

この辺りの農家の人も戦場に狩り出されたのでしょう。

この町で遅めの昼食を摂りました。

われわえがうろうろしていても変な外人だ、なんて目で見られることはありません。

 

 

 

 

 


イルド・フランスへの旅 2016 コトロー夫妻宅室内

2016-02-22 10:55:51 | 海外旅行

街の散策後、コトロー宅に戻り手作りのお菓子と美味しい紅茶を頂きました。

お菓子の中の果物はお庭で採れたものだそうです。

お庭はなだらかな坂になっていて先ほど眺めた川に繋がっています。

暖炉というかストーブが大きな煙突に繋がっています。

質の高い暮らしぶりがうかがえます。

天井の照明器具もおしゃれです。

私もいつも旅の途中でこうゆう物を売っている店を探しているのですが

見つけられません。

持ち主に聞いても知らないと言われるのです。

建築業者が付けているので分からないのです。

この写真は前に載せましたが再掲します。

再会を約してお別れしました。


イルド・フランスへの旅 2016 コトロー夫妻の案内で 2

2016-02-20 10:57:01 | 海外旅行

昔のこの場所はこんな様子でした。

現在も地形的には変わっていません。

フランスでは各く街に散策路が設けられています。

観光用では無く地域の住民の健康保持が目的です。

だいたい30分から2時間くらいのコースが用意されているようです。

趣のある家が数多くあるのでついつい足を止めて眺めてしまいます。

 

 

 

不動産屋のウインドウです。

日本の建売住宅並みの価格で石造りの家が手に入ります。

碁盤目では無いカーブの多い道は風情があります。直線より曲線の方が安らぎがあります。

 

 

坂を下るともうすぐコトロー宅です。

 


イルド・フランスへの旅 2016 コトロー夫妻の案内で 

2016-02-19 11:28:47 | 海外旅行

アトリエからの帰り道Victor hugoの街を案内して頂きました。

文豪のビクトルユーゴと関係があるのか無いのか分かりませんが落ち着いた良い街です。

街の下には川が流れていて見下ろすとなかなかの景色です。

私が歩いている場所は昔は要塞があったらしくいかめしい門などもありましたが、

コトローさんたちにとってはまずらしい景色では無いらしく特に説明はありません。

私もさほど興味も無かったので聞いたりはしませんでした。

のどかな景色を楽しめばそれだけで満足です。

水路の上に家が建っているように見えます。
 
珍しい眺めです。
 
 
 
 
 
見晴台のようになっている場所で天使様とツーショット!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 


イルド・フランスへの旅 2016 コトロー夫妻宅で 1 

2016-02-17 09:43:28 | 海外旅行

ガーミンナビの指示通りの場所にコトロー宅はありました。

前庭は車の向きをかえらる広さがありました。

お茶を頂いた後、少し離れた場所にあるアトリエに案内されました。

アトリエと行っても立派な2階建てで、中は彼女の作品で満たされていました。

デッサン有り、油彩画有り、彫刻があるかと思えば、糸から手作りした織物まであります。

作品の質の高さも素人離れしています。

展示用のレールは夫さんの工事です、そのほか天井の断熱、二階への階段なども彼の手による物です。

 

 

織物はカシミヤより細いヒマラヤのビクーニャの毛から彼女が糸を撚りだし染色して

小紋風の柄の織物を織っていました。

全く器用で多才な方です。.

コトロー夫妻と私です。

後ろの建物がアトリエです。

市内を見物してコトロー宅に戻りおやつを頂いてからおいとましました。

門の後ろの建物がコトロー宅です。」

 

 

 


イルド・フランスへの旅 2016 井山さんのプチシャトーを後にして

2016-02-15 11:42:44 | 海外旅行

2泊したお城を後にして、これから先日の日本人会でお合いしたコトロー夫妻のお宅へ

お伺いします。

コトローさんにはアポイントメントしてあり、歓迎するというお返事を頂いています。 

 ルエから北へ真っ直ぐ向かいます。

コトロー宅はル・マンの北東でルエから50km位の所です。

フランスの地方道は90kmが制限速度ですから30分くらいで着く予定です。

70kmの表示は山道できついカーブになっているからです。

雪景色の中を走るのは良い気分です。

下の写真の所は直線道路ですから90kmで走れます。


イルド・フランスへの旅 2016 井山さんのプチシャトー

2016-02-14 11:04:24 | 海外旅行

井山さんのお城は、御本人はプチシャトーと仰せですが、

お城としては小ぶりですが、住居としては大邸宅です。

雪化粧したお城の風情は素晴らしかったです。

これは裏庭の景色で100m位先に敷地境界の塀があります。

お城の周囲には自動車で一周できる道があります。

我が家など車どころか自転車でも通れない場所があるというのに、、、

私が泊まった部屋は2階の通用口を見下ろす部屋です。

この通用口には猫専用の扉も付いていてタマはいつでも自由に出入りできます。

部屋もかなりの広さです。全館スチーム暖房をしています。

地下にボイラー室と重油タンクがあるそうですが、暖房費も半端ではないでしょう。

暖房用のパイプにアラブの短剣が2本飾ってありました。

鞘を払うと本物の短剣が入っていました。

井山さんはアラブの滞在が長いので他にもアラブ関係のコレクションがあります。

愛猫のタマです、あまりなついてくれませんでしたが、我が家の猫と同じ名前なので

疎まれてもつい手を出してしまいます。

タマは自由に外出できるので井山さんの庭がいかに広くても、その外に出ることもありま

す。あるとき、ご近所の人からお宅のタマが車に轢かれて死んでいる、と電話が来たのだそ

う。

すぐに見に行くと確かにタマらしい猫が死んでいるので、引き取って庭に埋葬したので

すが、マリー・テレーズが死んだ猫のしっぽが短かかった、ちぎれたしっぽが未だあるに違い

ないと言いだして、ご夫妻で探し回っていると本物のタマがお散歩からご帰還になったのだ

そうです。似た毛色の猫をタマと間違えて埋葬までしたのだそうです。

バンディ(Bandit)は愛犬で人見知りしないし大人しい賢い犬ですが、何故か井山さんは彼を

バンディ(Bandit)と名付けました。バンディ(Bandit)はフランス語で「ろくでなし」

という意味ですが私から見るとかなり賢い可愛い犬です。

勿論井山さんもかわいがっているし本当にろくでなしとは思ってはいません。

*井山登志夫さんのプチ・シャトーのHpのURL 

    (5月頃から民宿として利用できるようです。)

   http://www.petit-chateau.info/rate.html

 


イルド・フランスへの旅 2016 昼食の後は ②

2016-02-12 17:25:02 | 海外旅行
アニエール・シュル・ベダル = 巡礼の道にある橋と街は雪にけむっていました。
 
近くある僧院の壁画はとても古いものでした。
 

昔は字の読めない人が多かったから、絵でキリストの奇跡などを書き記したのです。

日本の旅行案内には出ていない街のひなびた僧院でも素晴らしいステンドグラスがあったりして、ヨーロッパの歴史の深さを感じます。

 

 

僧院では勿論入場料とか拝観料は要りません、賽銭箱も無いから聖人を描いたメダルを

買い求めました。

売っている方は修道僧で、渡してくれる前に袈裟を掛けてお祈りをしたくれたメダルを

渡してくれました。単なる土産では無く有難いお守りになりました。

D4を進むとSABLEです。あのサブレの発祥の地です。今回の旅のお土産は本場のサブレに決まりです。

*帰国後、上野公園に行ったときのこと、近代美術館を世界遺産に!と言う運動が行われて   

 いました。いかにコルビジェの設計とはいえ、この美術館は戦後のものです。

 世界遺産にするにはちょっとどうかな?という感じです。

 


イルド・フランスへの旅 2016 昼食の後は 

2016-02-10 06:18:53 | 海外旅行

スーパーで会ったご夫婦はマダム マリー・テレーズとのお話が尽きないので

井山さんは我々を近隣の良い街を案内してくれることになりました。

朝からの雪は未だ降り続いていますが、井山さんの車はノーマルタイヤなので

チョット心配です。

フランスでは日本より寒い国なのに冬タイヤに付け替える人は少ないようです。

レンタカーも冬タイヤバージョンは無く、希望すればチェーンを有料で貸すというのですが、

チェーンを履いたら低速でしか走れませんから借りた事はありません。

雪はさほど積もっていません。雪景色は良いものです。


イルド・フランスへの旅 ルエの隣町のスーパーで 2016

2016-02-08 12:13:25 | 海外旅行

井山さんに隣町のスーパーに連れて行って貰いました。

サブレという街で作られたサブレやサフラン、シードルなどを土産ように買い込みました。

午後にはサブレにも案内して頂く予定ですが、サブレの販売所で買うよりコのスーパーで

買う方が安いとのことでした。

そのスーパーで偶然昨日の日本人会で会ったフランス人ご夫妻に会いました。

ご婦人の着ていたダッフルコートに見覚えがあり私にも分かりました。

そこで井山さんのプチシャトーにおいでになると言うことになりました。

井山さんのプチシャトーの客間です。暖炉の上にはこけしが沢山飾ってあります。

私が日本から持参したシロザケも好評でした。

このご婦人がダッフルコーを着ていた方です。

ご夫妻のフランス語はIさんが翻訳してくれました。

ご夫妻の名前はわすれました、日本人会で紹介済みだから改めて紹介はしてもらえなかったのですが、なにしろ日本人会では30名もの方々を紹介され皆さん初対面なのですから覚えられるわけがありません。

この後、マダム マリー・テレーズの手料理で6人で昼食を頂きました。

マダム マリー・テレーズはフランス人夫妻の訪問が嬉しいらしくはしゃいだ感じで会話していました。

時々要点を井山さんが通訳してくれます。

 

 


イルド・フランスへの旅 ル・マンでの日本人会[SAKURA」 2016

2016-02-02 19:26:59 | 海外旅行

この辺りにあるTAKAYANAGIで会は開かれました。

TAKAYANAGIは日本人がオーナーでパテシエも日本人のスイーツのお店です。

会員たちは何となく集まり始め、来会者に井山さんは我々を紹介してくれました。

紹介と言っても個々の人に対してです。

主催者の開会挨拶も無く、幹事の報告とかも無く、飲み物が配られお菓子が回ってきて

各人がジュースを飲んだりシェリーを飲んだりしておしゃべりしています。

井山さんのお話では、会員は奥さんが日本人だったり旦那が日本人だったり、子供が日本人と結婚していたり・・・などなどだそうですが、私がお話しした方々は、日本が好きだから、とか日本に行ったことがあるから、と言う理由で会員になっておられました。

絵や彫刻を趣味になさっておられる方が今度私の家にも来て欲しいと仰り、アドレスとメルアドをTAKAYANAGIの紙ナプキンに書いてくれました。

気がつくと参会者の数が大分減っています。

何となく集まり、なんとなく帰って行く、気ままな集まりのようです。

参会者もフランス人が6~7割と人種構成でした。

幹事さんが今度は何時来るのか?と聞いてきました。

どうやら我々の来仏に会わせてSAKURAを開催してくれる模様です。

会と言うよりは昵懇の友達が集まった、と言う雰囲気で居心地も良かったです。

また参加したいなぁ!


イルド・フランスへの旅 ル・マンの旧市街を散策 2016

2016-02-01 18:16:37 | 海外旅行

井山さんは車を城壁の外に駐めたので、城壁の入り口を登り旧市内を見物しながら

日本人会の会場へ行くコースになりました。

ル・マンにも御茶屋さんがありました。

パリのサンジェルマンにも大きな日本茶の専門店がありました。

フランス人は日本茶がお好きなようです。

 

ル・マンにもこんな木組みの家が沢山見かけます。

 

 

大聖堂は旋回マダム マリー・テレーズに御案内頂いています。

井山さんと私です。