絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

2015油彩画個展出品  「茅が岳への道」 明野 

2015-09-30 16:03:00 | 絵画

茅が岳はおそらく百名山には入っていないと思うのですが、穏やかな山様で何回か描いています。

お役所はこの辺りに廃棄物の処理場、つまりゴミ捨て場を作ろうと企てました。

明野の人たちが飲み水にしている水源の上にゴミ捨て場を作るというのです。

ゴミ捨て場にはゴムのシートを三重に敷くから汚水が漏れることはないという話ですが、

住民は納得しませんでした。

原子炉が地震と津波で破損し水素爆発を起こしても、想定外の事故だとしゃあしゃあと宣うお役所の言うことなど

信じろという方が無理ですよね。

憲法さえ無視してアメリカにしっぽを振る総理大臣が君臨するお国の事ですから、いつまで明野の人たちが

安全な水が飲めるのかとても心配です。


2015油彩画個展出品  「勝浦の海」 千葉県

2015-09-28 16:33:14 | 絵画

勝浦には行きつけの民宿「庄之助」があります。

近くの浜で写生していたら、宿の奥さんが話しかけて来て、次回はうちにも泊まって、言われたのが

行きつけになった発端です。

庄之助は親父さんと息子さんが漁師をしていて、自分たちが獲ってきた魚や伊勢エビが豪華に食卓を飾ります。

ただし不良の時に泊まるとレトルト食品に取って代わるので、そうなると悲惨です。

当たり外れの落差が激しのが難点です。

生け簀に入れておくか、冷凍庫を利用するかして欲しいですが、獲り立てを饗したいのでしょう。


2015油彩画個展出品  「清滝付近の景色」 日光市

2015-09-27 11:11:25 | 絵画

秋の入り口に差し掛かった清滝付近の風景です。

気の早いススキは穂を開いていますが、山は未だ冬支度が整っていない、そんな季節の狭間を描きました。

絵としては構図も纏まっていないし、せっかく写生に来たのだから何か描かないと、と言った気分が感じられますよね?

でも帰宅してから何とか見られる絵に仕上げようと弄ってしまうのは、その場で描いた雰囲気が失われます。

駄作でもそのままにしておいた方が良いと思うのです。


2015油彩画個展出品  「秋の元田母沢御用邸の小径」 日光市

2015-09-26 10:54:32 | 絵画

現在は東大の付属植物園になっていて、冬期を除いて誰でも入園できます。

無料の駐車場もあって、私は何回も訪れています。(入園料は近くの雑貨店で買います)

庭園とか公園などは整いすぎていて絵を描くのに向かないところが多いのですが、

この小径は何回か描いています。

今の天皇陛下が幼少時にこの御用邸に戦火を避けて疎開されたそうです。

この小径も陛下は歩かれた事でしょう。


2015油彩画個展出品  「秋の甲斐駒ヶ岳」 山梨県

2015-09-25 05:23:56 | 絵画

この作品は筆を用いて、一気に描き上げたものです。

タッチが荒いのは時間を掛けずに短時間で仕上げたからです。

写生して帰宅後、丁寧に仕上げる絵とは違い、生気が感じられますが、

綺麗に仕上げた絵を好む方も居るので、こうゆう絵は得てして疎んじられる感があります。


2015油彩画個展出品  「甲斐の一本桜」 山梨県

2015-09-24 15:08:53 | 絵画

この桜は大木になっていて周囲を睥睨していますが、おそらく染井吉野だと思われますから

いずれ枯死する運命です。

山桜や枝垂れ桜の寿命はかなり長いのですが、染井吉野は池袋近くの染井村で大島桜が

突然変異して出来ものの子孫です。

この木から挿し木して日本中に広まったので、すべての染井吉野はクローンです。

クローンは親の寿命を引き継ぐらしく、染井吉野の寿命は大凡100年です。

各地で倒木、枯死を起こしているのはこのためです。

ちなみに染井吉野の種を蒔くと生えてくるのは祖先帰りした大島桜で花色は白です。


2015油彩画個展出品  「山を描く」

2015-09-23 18:52:36 | 絵画

写生に行くときに筆を使うと筆を洗ったり、筆洗い油を用意したりと何かと面倒です。

ナイフで描くとそうゆう手間が省けます。

この絵は笛は一切使わずにペインティングナイフだけで描きました。

ナイフのタッチが生きて勢いのある、言い方を変えるとラフな絵に仕上がりました。


2015油彩画個展出品  「ラ・フランス 1・2」  

2015-09-20 08:48:09 | 絵画

洋梨の代表はラ・フランスでしょう。

日本ではそれ以外の品種はお目に掛かったことはありません。

形が面白いし、描いたとはデザートに頂けます。

上の絵は買ってきたばかりの青掛かったもの。

下の絵は描いて居るうちに熟したものです。

静物画を描く場合、構図の基本は三角形になるようにモチーフを配置することです。

勿論三角形の底辺が広い方が下になります、そうすると安定した画面が出来ます。

逆三角だと不安定になりますが動きが感じられることもあります。

三角形を二つ、三つと重ねて複雑な構図にすることも出来ます。


2015油彩画個展出品  「小田代ヶ原1・2」  栃木県 奥日光

2015-09-19 13:27:08 | 絵画

小田代ヶ原は竜頭の滝から上に上がり戦場ヶ原に入る絵前を左に入る林道の先にあります。

今は自家用車は入れずシャトルバスに乗るか歩くしかありません。

上の絵も下の絵も同じ場所を描いています。

同じ日に一気に2枚描いたのです。

上の絵の中央奥にある白樺の木がアマチュアカメラマンの絶好の被写体と評判にあり、彼らが立ち入り

禁止柵を乗り越えて湿原を踏み荒らしたために、小田代に乗り入れる林道は自家用車の進入が禁止されシャトルバス

を利用しなければならなくなりました。

この白樺はその後切り倒されました、湿原保護のためと言うことでしたが、この熹が亡くなればにわかカメラマンが

あきらめるという計算もあったようです。

にわかアマチュアカメラマンは誰かが良い撮影ポイントを発見しカメラ雑誌で入選すると我も我もとその地点に殺到します。

他人が発見した撮影ポイントでカメラを構えれば誰でもそこそこの写真が写せます。

でも人真似したって独創性はありません。さもしい根性のにわかカメラマン(カメラパーズンと言うべきかな? おばさんたちも

多いですからね。)


2015油彩画個展出品  「会津磐梯の秋」  福島県

2015-09-18 21:49:08 | 絵画

会津の秋は一気に来て、すぐさま冬に突入します。

この絵のような紅葉真っ盛りに巡り会えるのは遠方に住む者にとっては

かなり運が良いといえます。

尤も今ではnetで情報が簡単にとれるから、そのときに自分の時間がとれるかが

問題ではあります。

絵描きにとっては、この紅葉真っ盛りというのも、赤が多すぎてやっかいである、という側面もあります。

うっすら色づいた頃、紅葉が終わって冬が訪れる気配のある景色なんていう方が絵に描きやすいです。

 

*18日間行ってきた個展も今日が最終日となりました。

 この間、多くの方々にご来場頂き、ご指導と励ましを頂きました。午後5時、無事に幕を閉じました。

 有り難いことです。

 


2015油彩画個展出品  「田母沢秋景」  栃木県日光市

2015-09-17 17:23:27 | 絵画

田母沢は細い流れの川ですが、戦時中今の天皇が疎開した田母沢御用邸があったので名を知られています。

現在の御用邸跡地は日光博物館と東大の植物園になっていてどちらも入場料を払いさえすれば入ることが出来ます。

この写生地は単に田母沢の河原で描いているので入場料も要りません。


庭の花たち

2015-09-16 05:28:58 | 趣味

我が家の新参者の柚子が実をつけながらなんと上の枝では花を咲かせているのです。

うちの蜂たちは働き者だから季節外れの柚子の花もしかかり見つけて蜜を吸ったことでしょう。

気になるのは柚子の花は一花だけ、自分の花粉で結実出来るのか?と言う事です。

下はビールの苦みのもと、ホップの花です。ピンぼけですが・・・・

その下は、早咲きのキンモクセイです。

未だ花がちらほらしか咲いていません。