絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

順天堂病院精神医学研究所 夏 2  水彩

2009-06-30 05:40:17 | 絵画
研究所を少し違うか角度から描いてみました。前の絵よりも正面を狙ったものです。
4本の石柱で支えられた玄関は威容があります。
もとは病院だったと言うことですが、裁判所の建物と言ってもおかしくない威厳があります。正面左の建物は桜の枝に遮られて見ることが出来ません。
建物を描いて欲しいという注文ですからもう少し葉が落ちて建物が良く見渡せる頃が良いのだろうと思いながら昨日の分と合わせて二枚の絵を事務長さんにお見せしました。
理事長さんも見て下さって、二枚ともお買いあげ下さいました。
本格的に描く前の見本のつもりだったのですが、早速会議室に飾って頂きありがたいことでした。

順天堂病院精神医学研究所 夏 1  水彩

2009-06-29 05:30:41 | 絵画
順天堂病院精神医学研究所の方から研究所の建物は順天堂病院創立時代の物で越谷に移築した物だから、是非絵に描いて欲しいとの依頼を受けました。
頼まれた以上、良いものを描きたいと思い何枚か水彩でエスキースを作りました。それを基に油彩で大きなものを描くのです。
夏と秋に描いてみました。研究所の前には大きな桜の木が有り、建物を隠して居るので、建物をしっかり描くには葉の落ちた時期が良いのですが、このエスキースから秋の紅葉が散り始めた頃が一番絵として映えるのではないかと思いました。
4枚のエスキースを順にご覧頂きます。

水彩三題 

2009-06-28 07:43:11 | 絵画

これらの絵は以前monkey様のブログから拝借しておいた写真から描いた物です。
しっかりした写真のカメラアングルと色彩が助けになって私はただそのままを描けば見られる絵になると言う事です。
もしこの絵が売れたらmonkey様に半分は差し上げないとなりませんね。


海蔵寺


いわたばこ


ききょう



コートダジュール(ラ・シオタ海岸) 水彩

2009-06-27 05:41:27 | 絵画
地中海・コートダジュールは青い海という意味でしょうがいつ見ても素敵な色の海です。
この絵はラ・シオタのホテル・ロゼ・ティの部屋から描いた物です。
部屋代は日本と同じで海の見える部屋の方が高いのですが、毎年シーサイドの部屋を取っています。ホテルの隣にあるピザ屋で800円くらいのピザを買い部屋に持ち帰って一本1000円程のワインで夕食にするのがお決まりのコースです。日本から持参したインスタントみそ汁が加わることもあります。

薔薇 2 水彩・はがき

2009-06-25 05:49:43 | 絵画
今日も薔薇です。開きかけの花ですが、薄い臙脂の縁取りがノーブルな感じです。
薔薇にはそれぞれ名前が付けてあるそうですが、私には皆目分からないから色と形で見分ける程度です。薔薇の名前には新しい種類の薔薇を作出した人の思い入れが込められて居るから本当は名前で呼んであげるのが良いのでしょうね。

薔薇 1 水彩・はがき

2009-06-24 05:51:27 | 絵画
我が家の狭い庭にも薔薇が何本かあります。四季咲きの薔薇で今咲いているのは今期二度目の花たちです。薔薇の愛好家は選定して一枝に一輪だけ咲かせるそうですが、けちん坊の私は脇芽の蕾を摘むのが惜しくて全部咲かせてしまいます。遠くから眺めると巨大輪の薔薇が咲いているみたいで、「これでいいのだ!」と、ばかぼんパパみたいな台詞を呟いたりしています。

ソーリオ風景 7 水彩

2009-06-23 06:34:45 | 絵画
ソーリオの村落を抜けて村はずれに出るとこんな風景になりました。草原状の地形ですが、放牧が行われて居る様子はありません。背後はソーリオの村が俯瞰できます。
ソーリオには畑も無かったし牧畜もしていないとなると、ここの村人は何を仕事にしているのか不思議です。全員が観光産業に携わっているとは思えません。サンモリッツまで車で30分くらいですから町へ勤めに出ている人もいるのでしょう。
山林の仕事もあるのかも知れませんし、大きな草刈り鎌を研いでいる人も居たから畑や牧場はもっと離れた場所にあるのかも知れません。

ソーリオ風景 6 水彩

2009-06-22 05:22:18 | 絵画
ソーリオの朝は遠くの山に霧が掛かって幻想的な風景になりました。霧は濃くなったり薄れたりして山が見え隠れして見飽きない光景でした。やがて霧は麓にも降りてきてソーリオは霧に包まれ、ホテルのテラスで飲むモーニングコーヒーの香が馥郁と私の身のまわりを包んでくれました。ブランディーの香だったらもっと良かったのですが、その後、運転することを考えて控えることにしました。

ソーリオ風景 5 水彩

2009-06-21 00:54:41 | 絵画
またまた同じような絵で気が引けますが、コピーしているわけではなくちゃんと別に描いているのですからお許しください。
左下に掲示板があるので前のとは違うことがお解りいただけると思います。
掲示板にはフランス語の表示がいろいろ貼ってあります。内容は分かりませんが、何かイベントのお知らせ(ポスター)のようでした。
前景に掲示板や建物があり小道が奥に通っています。中景には道に沿って家が並んでいます。そして遠景には雄大な山塊が聳えています。こうした構図だと私のような下手な絵描きでも奥行きのある絵が描きやすいからつい同じような絵でも描き続けてしまいたくなるのです。仏の顔も三度まで、だそうですが顔の皮の厚さではかなりな物の私ですが五度目ともなるとやはり気が引けます。と言いながらも次回もソーリオ風景の予定です。あきれ果てた、という方は二・三日間を置いてご高覧下さい。

ソーリオ(スイス)風景 4 水彩

2009-06-20 05:51:11 | 絵画
ソーリオが昔の儘を保っていると言っても必要な物はしっかり新しい物も取り入れています。
電気が引かれているのは当然ですが、消火栓もちゃんと備えられていました。
絵の右下の部分にあるのがその消火栓です。日本と違って全体が赤ではなく頭だけ赤くしているのもお洒落です。
ソーリオは木造の建物が大部分ですから火事への備えは大切な事です。これからも長く生き残って欲しいですからね。

ソーリオ(スイス)風景 3 水彩

2009-06-19 05:51:53 | 絵画
ここは前回の場所より少し後ろに引いたところからの景色です。変わり映えしないとお小言を戴きそうですが、左の部分が面白いので敢えて掲載しました。
古いを売りものにしているソーリオとしては当然ですが、木材と石を多用しているので落ち着いた趣です。
どこかの国の観光地が、鉄やプラスティックス、新建材果てはネオンまで使って居るのとは大違いです。
monkey様がコメントで、ここは天国の入口だとお教え下さいましたが、まさにそんな感じの場所です。私はまだ天国にも地獄にも行きたいとは思いませんが、入口までなら又訪れて見たいと思っています。

ソーリオ(スイス)風景 2 水彩

2009-06-18 08:27:58 | 絵画
この場所は前回のポイントから下に降りてホテルの入り口近くから見たものです。
ソーリオの見所はこの山の遠景と、ソーリオ集落の手つかずの古い家並みです。
妻籠のように極端に手を加えて観光客のおもねた古い街並みを再現したものではなく、手つかずというところが魅力です。

スイス風景 4 水彩

2009-06-16 08:08:15 | 絵画
氷河から溶け出した少し白濁した水が流れる小川に古びた石橋が架かり、背景には洒落た家屋が建ち並び、絵に描いてくれと言わんばかりの構図です。
構図の良さに寄りかかって何も考えずにただ有りの儘に描いてしまったという絵です。もう一ひねりしたらもっと良い絵になったのでしょうが、私の力量では先ずこんな所です。これに遠景にアルプスでもあってくれたら言うこと無しですが、それでは絵葉書になってしまいます。
画竜点睛に欠ける、と言う程度が絵の構図には丁度良いのかも知れません。