絵入り随筆 エッセィ・つぶやき

自作の油絵・水彩画、デジタル写真等を入れて、季節の移ろい、雑感などを書いていきます。

サージおじいちゃんの笑顔   写真

2008-09-19 00:04:31 | 交友
サージさんがおじいちゃんになったと言うメールをもらいました。
孫の誕生は9月中旬頃と分かっていたので心待ちにしていたのです。
母親(サージさんの一人娘)のエロディーと初めて会ったのは彼女が高校生の時でした。美人で気だても良い子でした。サージさんはエロディーにメロメロで彼女が「パパ~ン」なんて甘え声を出すと、相好を崩してしまい側から見ていても微笑ましい親子でした。
そのエロディーが高校卒業後、ツーロンの看護学校に進学し看護婦になったのです。看護学校時代にステディーだった彼との間に産まれたのがこの赤ちゃん達です。二卵性双生児で男の子と女の子です。産まれる前から男の子と女の子の双子だと言うことは私にも知らせてもらって居ました。母子ともに健在で私も嬉しいです。
この双子ちゃん達に会いに明日成田を発ちます。台風の進路が気になりますが、私は天候には恵まれる星の下に産まれているのできっと無事に出国できると思います。そんなわけでブログの更新は当分お休みです。10月初旬には又旅便りをお届け致しますのでご高覧下さい。
では・・・チャオ!・・・








水彩 サージさんのささやかなお住まい F3

2008-09-18 09:11:29 | 絵画
私が親友サージさんのささやかなマイホームです。門もフェンスも部材を買ってきての手作りです。
庭木も挿し芽から育てた夾竹桃などが植わっています。家の地下部分は倉庫と彼の工作室になっています。裏手にはこれまた彼が手作りしたプールがあり、コンピューター制御の浄水装置とお掃除ロボットが活躍しています。
愛犬コルトは去年死んだので、私が訪問してもコルトのお出迎えはもうありません。
彼の家は日本人の私から見たら豪邸の部類に入りますが、フランスの標準では、ごく普通の庶民の住宅というレベルです。
日本が豊かだ、なんて言うのは幻想です。狭い家の中に家電製品、合板の家具、衣類、飾り物、調理器具やバリエーションに飛んだ食器類、などの諸々があふれていてそれが豊かさの象徴だと自己満足しているだけの豊かさなんです。
500年前の家、家と同じ歴史を持っている家具、夏には1ヶ月もバカンスを楽しむ余裕・・・そんな暮らしは日本では平安貴族くらいしか味わったことはないのでは無いでしょうか?
日本を逃げ出したくなってきました。

水彩 コロブリエール村風景 ⑤ F2 編集

2008-09-17 06:05:58 | 絵画

コロブリエール村の主要産業の根幹となっている栗林です。
かなり年輪を重ねた大木です。日本で私が栗拾いに出かける栗農園の木はこんな大木ではありません。若木の方が実の付きも良いし採集しやすいから、勤勉な日本の栗農家は手入れを怠らないのでしょう。万事におおらかなフランスの農家では育つに任せて出来た実を拾っているのだと思います。
栗の木は栗の実を人間に与えてくれるだけではなく、材木としても有用です。建築材としては堅木で耐久性に優れているし、強度も強いのです。鉄道の枕木にはこの栗の木が使われていました。キノコの栽培にも役立ちます。栗茸も出来るし、椎茸菌を植え込めば椎茸も出来ます。
栗の実が美味しいのは人間だけでなく熊も大好きだし、栗蜂はマメに卵を植え付けて幼虫のゆりかごにします。お店で立派な栗を買ってきてしばらく放置しておくと必ず中にウジ虫(蜂の幼虫)が湧いてきます。何時何処で卵を植え付けるのか不思議です。

水彩 コロブリエール風景 ④ F2

2008-09-16 06:08:03 | 絵画
この石橋も3度目の登場です。しつこい性格だから同じものを何枚も描くのか、ものぐさな性格だからほかを探索する手間を惜しんで同じものを描くのか、自分でも良くわからないのですが、昔から同じ山へ何回も登りに行くし、スキーにも最初の頃は湯沢にばかり行っていたしその後はもっぱら志賀高原に通い詰め、宿の人とは親戚みたいなお付き合いになったりしましたから、三つ子の魂百まで、といったところなのでしょう。
といっても三歳からスキーに行ってたわけではないし、今もまだ百歳には少し間があります。
橋は二百年も経っているそうですから、風格があり絵心を掻き立てられるというのも何回も登場する大きな理由です。


水彩 コロブリエール村俯瞰 ④ F2

2008-09-15 06:57:22 | 絵画
コロブリエール村は閑静なところばかりだと思っていたらなんとこんなに密集して家が建っている場所がありました。
私の悪い癖で「何でだろう?」と考えてしまいます。村の人に聞けば一発で答えが返ってくるでしょうが、例によって又一人で悩んでみることにします。
コロブリエール村にはかってコルクの加工産業が栄えていました。コルクの加工は多くの人手に頼って行われていて、今のようにオートメーションで機械が主役ではなかったはずです。
そこで村には労働者が多く集まってきたことでしょう。彼らは工場主の用意した寮か社宅に居住して職住接近の暮らしだったことだと思われます。
やがてコルク産業が廃れ、寮や社宅はそのまま今に引き継がれて、田舎には珍しい密集住宅地となっているのだと思います。
絵ではかなり密集して見えますが、そばに行けば一軒一軒はかなり間隔が開いていると思います。日本の建て売り住宅だったら密集度はもっと凄まじいですからね。
私のあて推量、当たっているかなぁ?

水彩 コロブリエール村俯瞰 ③ F2

2008-09-14 00:28:55 | 絵画
コロブリエール村の俯瞰風景も3回目ともなると、書くネタも尽きてしまいます。でも折角描いた絵ですから強引にupさせていただきました。
見てくださればお分かり戴けると言うほどの内容の有る絵ではありませんから、何かキャプションを付けなければと思いつつも何も浮かんでこない発想力の貧しさには我ながら愛想が尽きるというものです。  (・・・と暫し呻吟の末・・・)
この黄金色の景色、日本なら稲穂が稔って頭を垂れ刈り取りのコンバイン待ちという情景ですが、ここは南フランスです。田圃も稲穂も有るはずは有りません。ここはやはりブドウ畑でブドウの房の摘み取りも終わり葉が紅葉しているのでしょう。私はフランスの田舎をほっつき歩いていますが、未だかって麦畑を見たのはオーベル・シュル・オワーズでゴッホが描いたカラスの飛ぶ麦畑以外には出会っていません。ブドウ畑、牛の牧場、鵞鳥の飼育場(フォアグラを作る)花畑などはよく見ますが、何故か麦畑には出会わないのです。芥子を栽培するのとは違うから秘密にする必要はないのですから不思議な現象です。(やれやれ何とかキャプションを付けられました。)

水彩 コロブリエール村俯瞰風景 ② F2

2008-09-13 00:05:38 | 絵画

コロブリエール村の俯瞰その2です。こちらは遠景に芝生に見える場所があったり小振りのお城風の建物があったり背後の山は栗の木があるのかも知れないなどと想像を働かせながらの写生でした。
小さな村を一日かけてほっつき回るという趣向もなかなかのものでした。英語とフランス語との頓珍漢な会話があったりするのも楽しいです。
こうゆうときに威力を発揮するのがボディランゲージです。電話では成立しない意思疎通の大事な手段です。

水彩 コロブリエール村俯瞰 ① F2

2008-09-12 00:01:02 | 絵画
コロブリエール村の俯瞰風景を順次ご覧に入れます。
これはその①です。雑な絵で申し訳ありませんが、緑の木立の中に家が点在しています。これらの家のすべてが栗に依存して暮らしているという事ではないでしょうが、山の中でたつきをたててゆくには厳しいものがあると思います。
日本でもかなり辺鄙な場所にも家があって人が暮らしています。近くに会社や店があるわけではないから勤め人ではないはずで山だから田畑も作れないし、山林も材木は外材に押されて売れないというから、何で暮らしを立てているのか全く想像もつきません。
コロブリエール村でも、それぞれが何かの仕事をして収入を得ているわけですが、その何かが見当つかないのです。人間って、逞しいですよね。

水彩 コロブリエール風景 ③ F2

2008-09-11 00:14:59 | 絵画
フランスのレストランには良くお年寄りが一人で居るのを見かけます。
伴侶を亡くした方かも知れませんがそうゆう暗い惨めっぽい感じはありません。
ちょっとお洒落なお召し物でアラカルトの料理を一・二点注文しキープしてあるワインをゆっくり味わっていたりします。老後の人生を楽しんでいる様が見て取れます。後期老齢者なんていう雰囲気は微塵もありません。
フランスの老齢年金は現役時代の給与のおよそ60%が支給されます。日本だと30%程度ですから二倍の格差があります。国会議員のお手盛り共済年金並にして欲しいものですが、たとえ政権党が変わってもだめでしょうね。
このレストランもまだ午前の早い時間なのに結構流行っていました。

水彩 コロブリエール風景 ② F2

2008-09-10 00:02:33 | 絵画
ヴィユ橋の手前からコロブリエール村を見たところです。右手に大きな建物があります。この村にはそぐわない大きさで倉庫か工場のようですが、詳細は不明です。
左に見える木立は栗の木ではありません。鈴掛のようです。
フランスには鈴掛の大木が並木を作っている場所がよくあります。エクサンプロバンスの町の鈴掛並木は有名ですが、街道にも町中にも一抱えもある大きな鈴掛がどっしり構えています。秋が深まると5センチほどの丸い実が鈴のようにぶら下がるから鈴掛というのだろうと思います。私も越谷の公園で拾い集めて銀色、金色、赤や緑の色を付けてツリー飾りに使います。

水彩 コロブリエール風景 ①  F2

2008-09-09 00:00:02 | 絵画
コロブリエール村はツーロン(フランス海軍の本部所在地、軍港として有名)の北20km程の内陸部にある村です。
昔はコルク産業で栄えていたそうですが、今は栗で村興しをしています。この村産のマロングラッセは日本にも入ってきています。
この石橋を通って村の中心部に入ります。橋は200年前に出来たものですが、頑丈今でも車が通ってもびくともしません。
橋の名前はヴィユ橋、通行料は要りません。なかなか味のある形ですからこのシリーズで何回か登場します。

水彩 au-du-Castrellet  ② F3

2008-09-08 00:04:14 | 絵画
Castrelletの入り口辺りの景色です。
域内は道が狭いから車は中心部には入れないし、外周部も一方通行になっています。遠景に見える山は石灰岩の塊で出来ています。一度SERGE さんに連れられて登った(車でです)事がありますが、ゴツゴツ・荒涼といった印象でした。
セザンヌが描いたサント・ヴィクトワール山もこんな石灰岩の山です。
描きたくなるような山ではないのですが、セザンヌの手に掛かるとご覧のような見事な光景に変化します。彼のサント・ヴィクトワール山に対する思い入れと筆捌きがあばたをえくぼに変えたのかも知れません。


水彩 au-du-Castrellet  ① F3

2008-09-07 00:53:14 | 絵画
南フランスのLaCiotat
に定宿があり、友人Sergeさんのお住まいも近いのです。彼は私たちを何回かこのau-du-Castrellet に案内してくれました。此処はかなり古い鷹の巣街です。小高い丘の上に密集して集落が出来ています。外敵から身を守る知恵で南仏にはあちこちに鷹の巣街があります。エズとかゴルドーが有名ですが、此処もなかなかのもので日本人には会った事はありませんが、フランス人の観光客で賑わっています。

水彩 オートルート風景 ② S27 F3

2008-09-06 00:02:09 | 絵画
此処はスイスとイタリアの国境周辺です。旅の順序から言うと後戻りですが、モンブランの麓をトンネルで国境越え出来る便利な道です。
数年前、トンネル内で車両火災が起き長期間通行止めになったそうですが、トンネル内での火災は恐ろしいです。
先般首都高でタンクローリーが横転して火災が起き、いまだに復旧していません。
首都高では霞ヶ関トンネル・東京湾トンネルはタンクローリーは通行禁止になっているのですから、それを首都高全域に適用するべきではないでしょうか?