夕食を終えてレストランを出ると外は雨でした。
駅前のタクシー乗り場には列が出来ています。
その列の中に和服を着た婦人を見つけました。
私も海外旅行に浴衣位は持参することがありますが、
正装するのは動きにくいし目立つのもいやですから
普段着慣れたもので通しています。
とすると、この婦人は普段から和服を着慣れているのでしょうか?
お仲間と思われる他のお二人は洋装です。
店内はご覧の通り、庶民的な雰囲気です。
お値段もオペラ周辺の店よりかなりリーズナブルです。
ワインは宿に戻ってからの楽しみにして、ビールで我慢です。
ノルマンディー産の大ぶりの牡蠣は美味しいです。
これはオニオンスープ、パンとチーズがしっかり入っていて、お腹にたまります。
ガラ・デ・リヨン駅前の海鮮レストランは私のお気に入りの店です。
牡蠣を中心にした貝類の品揃えが豊富です。
牡蠣はこのように箱に入って運ばれます。
産地の違い、サイズ別に様々な品揃えです。
フランスの牡蠣は一時ウイルスに感染して絶滅しかかった時、
日本から種が運ばれて生き返ったのだそうです。
牡蠣以外の貝もありますが、それらも生食するのです。
以前、貝類のミックスを注文したら、ハマグリもその他の貝も生で出てきました。
ハマグリは日本ではあまり生で食べません。
一口食べたらおかしな味がしたので牡蠣以外の貝には手を着けませんでした。
貝にあたると酷い中毒になるらしいです。
旅先で危険は犯せませんからね。
母から聞いた話ですが、私の父親は貝にあたり以後貝類は食べられなくなったそうです。
エビもいろいろ置いています。
生け簀にはオマールエビもはさみをテーピングされた入って居ました。
現在では世界一青い薔薇、と言うのを買い求め、
丹精してやっと一輪開花しました。
青い薔薇は出来ないと言われていたから、
この程度で世界一青いと言うjことらしいです。
だまされたような気持ちもしないではありませんが、
現在では、と言う断り書きが付いていたのですから
来年以降はもっと青い薔薇が出来ているかも知れません。
青さはもの足りませんが、凛とした雰囲気を持っていて良い薔薇です。
リヨン駅はフランス南部に向かう列車の始発駅です。
パリでは東京駅のような全ての線が集中していません。
ガラ・デ・ノード、ガラ・デ・エスト、サン・ラ・ザール等々、
各地方向けの駅がばらばらに存在します。
乗り継ぎには地下鉄かRと言う路線を乗り継ぐので不便です。
せめて山手線のように各始発駅を結ぶ線があると良いのですが、、、
駅構内に入るのに改札はありません。
切符をこの機械へ自分で通してから列車に乗ります。
乗らない人は何もしなくても良いのです。
この機械を通さないで乗車し検察に捕まると不正乗車と見なされ
高額のペナルティーを払わなければなりません。
又乗り越しはこれも不正と見なされます。
欧州では駅の出入りに過札はないから無賃乗車は簡単にできますが、
見つかるとべらぼうに高い罰金が待っています。
ガラ・デ・リヨンの二階には高級レストランがあります。
以前入りましたが、中の装飾は見事だし、料理も美味しいです。
当然お値段も嵩みますから、今回はパスしました。
駅ナカにキティーちゃんが売られていました。
パリの地下輝は路線がまだ増え続けています。
古い路線は通路が狭かったりして、使いにくいのもありますが、
新しい線は近代的で芸術的な設備になっています。
車内の混雑はこの程度、日本のような押し合いへし合いというのはあまりありません。
乗り残しが出来そうな混雑時には「日本式で行こうぜ!」と声が掛かったりするそうです。
ブラックベリーが咲き始めました。
ベリー類は順番に開花して熟していくので長い間楽しめます。
一度に収穫できないから手間が掛かるという見方も出来ますが、
商売では無いのですから急ぐことはありません。
ラズベリーは収穫期間はもっと長いです、6月から12月頃まで
ポツjリポツjリと薄いピンクの実をつけるのです。
ルーブル宮殿に増築を重ねてルーブル美術館は出来ています。
当然、昔の建物を壊したり再利用したりして建て増しが行われたのですが、
地下に一部にローマ時代の遺跡が残してありました。
展示館内にもこのような場所がありますが、
地下のアーケイドにもローマが顔を覗かせています。
地上のガラスのピラミッドの地下部分も逆三角形になっています。
中庭部分に彫刻展示の一部が見えます。
アーケイドに来た人へのサービスですね?
この地下街でコーヒーブレイクです。
スイーツも置いてありましたが、私は我慢して食べませんでした。
ルーブル美術館には入らずに地下街に行きました。
案内標識にあるとおりいろいろ揃っています。
車に邪魔されることもないし入っているお店もちゃんとした店ですから
安心して買い物が出来ます。
ルーブルの全体像の模型がありました。
去年は無かったと思います。
これなら全体像がよく分かります。
オペラからコンコルド広場方向にぶらぶら歩きです。
入り口に掛かっている鍵のデザインがなかなかです。
パリはあまり治安が良いとはいえないから扉に付いている
古いタイプの鍵では心許ないと言うことなのでしょう。
パリのおまわりさんは最新式のコルト拳銃を携帯しています。
日本のおまわりさんは未だに米軍の払い下げだったリボルバー回転拳銃です。
軍用ですから大型で殺傷能力が高いのです。
重たいし危ないからそろそろもっと小型の拳銃に代えて欲しいです。
出来ればロンドンのおまわりさんのように
ゴムの警棒だけと言うのも良いと思います。
数年前にパリの三越は撤退し、別の場所にユニクロが開店しました。
三越の客は日本人観光客が大半でしたが、
ユニクロではフランス人客がほとんどです。
私もユニクロ製品をパリで買う気はないので入り口で覗いただけです。