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ふたりの最期の7日間

2020-01-07 18:47:03 | 日記

冷たい雨が降る日。風邪を治すには暖かくし休むしかない。夕べから暖かくして(暖房費をケチらず)過ごした。ひどかった鼻水は止まった。昨夜はなかな寝付かれず、TVを見ていた。NHKNのストーリーズ「ふたりの“最期の7日間”」をみた。長年連れ添った妻が(70歳)でがんになり、それを看取った夫が妻のことを忘れたくない(忘れられたくない)という思いで新聞に投稿した詩が話題になったはなしだ。

「神様 おねがい この病院から抜け出して7日間の元気な自由をください」という詩だ。その願いはどれも日常生活で特別のことではなかった。長年連れ添ったご夫婦には子育てや親の介護などどの家庭にもあるような問題があったろう。それでも最期に日常に戻りたいというのは、仲の良いゆたかなご夫婦だったのだろう。7日目に夫婦二人で部屋で話して静かに過ごしたい ということが、深く心に残った。その詩は作曲されて歌になったり本になったりした。

そうなって改めて奥さんの想いと向かい合ったという。遺品の整理から奥さんのメモが出てくる。「抗がん剤は受けたくないが、夫そばに一日でもいたいから受ける決意をした」という妻の夫への愛情が出てくる。風邪をひいて寝ている私は暗くならずに、最後はすがすがしさと生きる力をもらった。それは夫が奥さんとの思いで場所にカメラを持って出かけだしたことだろう。

残念ながら、私は夫と連れ添うことができなかった。でも、生きていく上で、ともに歩む人たちと過ごす「最期の7日間」を作っておこうと思った。日常はないが、出かけた場所の写真をみるのでもいい。生きることが浄化されるような気持になった。まだ、2日間くらいしかできていないが。

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