夕方5時ごろから買い物に出かける。玄関に灯りをともして出かける。ちょうど、買い物を終えて帰る頃が琵琶湖のほうの空の夕焼けがうつくしい。宵の明星が輝いていて、伊吹山の方角には月が見える。月は東に日は西に となる。ちょっと心細く夜道を家路につくと、門灯が迎えてくれる。それがうれしく5時ごろに出かける。
今日からはNPOの経理処理をしなくてはならず、家に缶詰めになる。今日は天気が良くあたたかいので、湖北へ出かけたかった。まず、朝ドラがいけなかった。習っている陶芸の先生は、お嬢さんがお二人いて、お二人に全部食器を焼いて嫁がせたという。なんともうらやましい話だった。もう少し早く陶芸に出会えて、娘がいたら、全部とは言えないかもしれないが食器を焼いてあげたかった。我が家もやりたいとは思うが、できるようになるころは手先がきかないかもしれない。それよりも予感が当たって、八郎さんは弟子の三津さんにほっとしているようだ。できすぎる奥さんの心遣いは重いようだ。思わず「これだよ、これ!」我が家もそうだった。私はできすぎたわけではないが、たまたま夫のできなかった算数の問題が解けたところから、夫の嫉妬が始まった。そして、目がくりっとしていて三津さんと似ている爛漫な15歳以上年下の算数苦手で英語が得意の彼女に惹かれた。なんでこんなことを朝ドラで思い出さなくてはならないのか・・・。
元夫は塾の経営能力はすぐれていたし、企画もいつも当たっていた。ノートの取り方や学習の仕方は私は長い間使わせてもらった。特に英語の教え方はうまかった。「つまらないことで嫉妬なんかせんといて」なのだが、どうもそういうものではないようだ。夫を助けて塾などやらずに、遊んでいたほうがよかったのかもしれない。いや、いずれにしても若いかわいい子がよかったのだろう。
『一に忍耐、二に忍耐、三に忍耐、四は自分の世界を持つことよ。』有名なサイエンティストの奥様が教えてくれた。ご夫婦で科学者で奥様は子育てをしながらご主人を助け、自分の研究もされた方だ。年はそんなに変わらなかったが、お母さんのような人だった。「自分の世界・・」今は彼女の言葉がよくわかる。でも、まずは忍耐やで。