一泊出張で、京都、奈良、大阪、滋賀に出かける。
近鉄に乗ったのは、高校の修学旅行以来か。
大和西大寺駅で下車。時間調整を利用して、車で平城遷都1300年記念事業の地域を回る。明年1年間が遷都祭。どこも突貫工事と思いきや、のどかな田園や里山風景。
なにやら中国風?(モバイル撮影)
朱雀門と大極殿の間を近鉄が横切っているのには驚いた。北京の故宮でいうなら、天安門と太和殿の間を鉄道が貫通しているのだ。やがて路線地を変更するとは近鉄の弁だが、大地を掘れば遺跡が出てくる彼の地では、そう容易ではあるまい。
建設中の大極殿(記念事業協会のサイトから)
どこの名所旧跡を訪ねても、商売っ気がないのが奈良。豪華な京都観光の合間にちょっと観る。「日帰り奈良」と呼ばれる所以だ。ホテルが少ないのもそれが理由とか。
左上から右下に走る近鉄線
そういえば、5月に上野で観た阿修羅展が、遷都1300年記念だったことを思い出した。多くの友人に薦めたが、観た人は異口同音に感動を口にしていたっけ。