処遊楽

人生は泣き笑い。山あり谷あり海もある。愛して憎んで会って別れて我が人生。
力一杯生きよう。
衆生所遊楽。

瞳の奥の秘密

2010-09-04 21:40:39 | 映画

原題:EL SECRETO DE SUS OJOS
英題:THE SECRET IN THEIR EYES
制作:アルゼンチン、スペイン

   

本年度のアカデミー賞最優秀外国映画賞受賞作。

チラシのコピー
「1974年、ブエノスアイレスを震撼させたある殺人事件。裁判所を引退した男は、その忘れ難い事件を小説にする。未解決の謎を解き、25年もの秘められた愛と向き合うために」

おすぎの短評
「これぞ映画、まさに映画。時を超越し、サスペンスに溢れ、愛の深さに胸を打たれ、人間を正しく見つめる。脚本良し、監督良し、演技陣文句なし。今、観なければ一生悔いを残す秀作です」

   

落ち着いてしっとりした大人の映画。事件をめぐるサスペンスの展開も上手く、大人の愛の行方もさらっとして結末が嬉しい。

ラストでは、人間というものがこれほどの憎しみをもてるものなのか、そして愛はこれほど持続できるものなのかという思いが迫って来る。

ウィーク・デイの午後。140の観客席は8割方が埋まる。60歳以上らしき婦人が圧倒的に多いのには驚いた。熱中症対策は、確かに映画館は妙案ではあるが・・・。

大した宣伝も無く、日本ではレアの国の映画、しかもB級。でも、この人たちは、嗅覚と言うか映画のセンスがある。よくあるガサガサ・ゴソゴソ・ペチャクチャのおばさんたちとは違う。
こうした映画で生活の時間を満たす熟年や初老の人たちが増えている。素晴らしい。

オフィシャル・サイト


<キーワード>映画 アルゼンチン 瞳 おすぎ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする