ユニバーサル・ミュージック・ジャパンが2015年秋から3回にわたって発売した《ジャズの100枚》シリーズ。
プレイヤー、プレイ、エラ。いずれもよくバランスされたセレクト。日頃からこの100枚に触れていれば、ビギナーどころかもう立派なジャズ通、大御所になること請け合い。
ざっと見たところ、このシリーズではいわゆるモダン・ジャズと呼ばれているものが圧倒的に多い。1950年代後半からのほぼ50年間ということになろうか。
ジャズ発祥のアメリカでいうジャズはもっと年代に幅がある。ルイ・アームストロングが生まれたのが1900年だが、「ニューオリンズ・ジャズ(俗にニューオリ)」や「ディキシー・ランド・ジャズ(ディキシー)」と呼ばれるクラシック・ジャズも含め総称してジャズと呼んでいる 。
演奏の内容、例えば「スウィング・ジャズ」「メイン・ストリーム・ジャズ、」「クール・ジャズ」などと細かくジャンル分けで呼ぶ場合もある。こうした年代や演奏形態などを細かい分類で名付けるのは日本の特徴と言えそうだ。
従って、このシリーズをひと通り聴いたら、次は古い時代に遡って聴くことをお勧めします。
聴けば聴くほど味があります。どうぞ偏愛で聴いてください。ジャズに相応しい聴き方ですから。
今回をもってbiginnersシリーズを終えます。
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