松江に行くことになった。羽田空港で待つこと1時間。その間、着陸滑走路を眺める。
JR並みに約2分間隔で航空機が次々到着しているのには驚いた。
点灯した飛行機が、滑走路の上空に一直線上に並んで、順番を待ち次々に降下してくる。
管制官のストレスたるや大変なものだろう、と勝手に気遣ったりして。
到着は出雲縁結び空港、そこから路線バスで松江駅へ。所要時間約30分。
松江の駅前はなかなかにお洒落で清潔。ウィークデーの昼間は、日本全国どこでも、県庁所在地ですらスカスカ。
時計の下では、若者二人が、ラジカセを傍らに置きダンスの練習中。
ちょっと乗ってみたくなる路線バス。
ホテルはルートイン松江。快適というわけにはいかなかった。というより酷かったと言うべきか。ライティング・デスクの下、冷蔵庫の後ろの蛸足配線のソケットがはずれ、通電しないのには参った。勿論自力で挿入し何とか復旧したが。
ベッドもおかしい。普通は逆。窓の反対側に頭が来るはず。この経験は初めて。何かの都合で部屋のリフォームをしたことは想像に難く無い。
しかしながら、翌朝、食事前に歩いた周辺の景観と風情は実に素晴らしいものだった。
新大橋から中海を望む。
ホテルのすぐ裏。路地というには正々堂々過ぎるが、火灯し頃にはさぞや賑やかになることだろう。絶滅危惧種の日本の風景といえる。
時間を貰って、国宝の松江城に足を伸ばす。素晴らしい。1時間とは実に残念。周辺施設の小泉八雲記念館と武家屋敷は横目で前を通るありさま。
( ↑ 絵葉書ではありません)
復路の広島空港。出発便が整備中で再三遅れるアナウンス。で結局最後は欠航となる。
乗客のほとんどのビジネスマンたちは、ガイドに従って次便振替手続きに回る。そこでお詫びに戴いたのが空港内しか使えないANAの飲食券。
売店のおばさんに聞いたら、「何を買ってもいい」という。そこで朝刊の広告でみた『文春』七月号。
『戦後七十年を動かした「政治家の名言」』特集。880円。得をした感。
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