『異邦人』(動画)
註:"ドーナツ盤"カテゴリーについて
70年代のシンガーソングライター久保田早紀の作品。彼女はこの曲でニューミュージックの伝説的存在となった。
三洋電機のテレビのCMソングとして社を挙げてのプロモーションの展開の結果、2か月後にはヒットチャートの1位、その翌月には月のチャートの1位となった。
シングルレコードの総売り上げは144万枚。
久保田早紀は、突然のビッグ・ヒットに戸惑うとともに、その後の芸能界生活に馴染めず、5年後に引退をする。
80年に洗礼を受けていた彼女は、85年結婚、今はキリスト教のミュージック・ミッショナリーとして教会やコンサートなどで活動を展開している。
作詞作曲:久保田早紀 年:1979年
子供たちが空に向かい両手をひろげ
鳥や雲や夢までも つかもうとしている
その姿は きのうまでの何も知らない私
あなたに この指が届くと信じていた
空と大地が ふれ合う彼方
過去からの旅人を 呼んでいる道
あなたにとって私 ただの通りすがり
ちょっとふり向いてみただけの 異邦人
市場へ行く人の波に 身体を預け
石だたみの街角を ゆらゆらとさまよう
祈りの声 ひづめの音 歌うようなざわめき
私を置きざりに 過ぎてゆく白い朝
時間旅行が心の傷を
なぜかしら埋めてゆく 不思議な道
サヨナラだけの手紙 迷い続けて書き
あとは哀しみをもて余す 異邦人
あとは哀しみをもて余す 異邦人