クリフォード・ブラウン・エマーシー・イヤーズ
CD Club 5月新譜
モダン・ジャズの創始者バードことチャーリー・パーカーをして「信じられない。お前さんのプレイは確かに聴いたけど。それでも信じられない」と言わしめたクリフォード・ブラウン。
1956年6月26日に自動車事故で命を落とした。フィラデルフィアから次の仕事のシカゴに向かう途中だった。25歳。
彼を追悼してベニー・ゴルソンが作曲した「アイ・リメンバー・クリフォード」は、いまでも多くのジャズメンに愛され、演奏され続けている。
ジャズ・プレイヤーとしての活躍はわずか5年間。この間のリーダー・アルバムは15枚。
その中の5枚から選ばれたのが、このアルバムの24曲である。いずれもマックス・ローチとのユニット である。
《 DISC 1 》
1.Jordu
2.The Blues Walk
3.Joy Spring
4.Parisian Thoroughfare
5.Sweet Clifford
6.Mildama
7.Jacqui
8.Swingin'
9.Lands End
10.George's Dillemma
11.Time
《 DISC 2 》
1.Delilah
2.Darn That Dream
3.I Get A Kick Out Of You
5.Take The 'A' Train
6.Yesterdays
7.What's New
4.Cherokee
8.Memories Of You
9.Smoke Gets In Your Eyes
10.Stardust
11.What Is This Thing Called Love
12.Love Is A Many Splendored Thing
13.I'll Rememgber Aprill
①『クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ』 ②『ブラウン&ローチ・イン・コーポレイテッド』③『スタディ・イン・ブラウン』 ④「クリフォード・ブラウン・ウィズ・ストリングス』 ⑤クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ・アット・ベイズン・ストリート』
こ5枚のアルバムは、どれも最高の出来栄え、とりわけ、『ウィズ・ストリングス』は、クラシック仕立てという意味で一度耳にしたら忘れられない心に残る名盤である。
CDClubは、モダン・ジャズの巨人たちを、こうした2枚組みでリリースしてきており、有難い限りだが、ブラウニーはもっと早く出せばいいのに。彼による新作品はあり得ないのだから。
イラスト:和田 誠
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