今朝、一斉に報道されたチョットいい話。
70年前に絶えたと思われていたレッドリストの絶滅種の魚が、実は、生きて捕獲されたという出来事。
周辺の開発と農業の振興のため、田沢湖(秋田県)が酸性湖となったため、固有種のクニマスも絶滅したと思われいた。それがなんと山梨県の西湖に生息していたというのである。地元ではクロマスという異名をとっていた。
死滅を恐れて、当時、10万粒の卵を各地に放流したものが、繁殖を繰り返して今に至って、その懐かしき姿をあらわした。しかもお腹に卵をもった個体もいたというから驚きである。
彼らクニマス自身は、使命感も悲壮感もなく、ただ本能のままに自然のまま生きてきたに過ぎないだろうが、世の中の移り変わりを見てきた、いや変えてきた我ら人間には、信じられない珍事ではある。
なにはともあれ、殺伐世相の昨今、心あたたまるチョットいい話ではないか。生きる力は素晴らしい!!。
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