2009年国際サッカー連盟の最優秀選手にメッシが選ばれた。
これで、クラブ・ワールドカップで優勝したFCバルセロナが09年に獲得したタイトルは6冠となった。
07年スペイン国王杯準決勝で、5人抜きのドリブルでゴールを決め、”マラドーナ2世”と呼ばれて以来、彼のスーパープレイは世界のファンを魅了し続けてきた。北京オリンピックでは2ゴール1アシストで、アルゼンチンの金メダル獲得の原動力になったことは、記憶に新しい。
スピード、流れるようなドリブル、精度の高いパスとシュート、大舞台ほど物怖じしないメンタル面の強さ。彼のプレースタイルである。
5歳で祖国アルゼンチンでサッカーを始めた彼は、11t歳の時に成長ホルモンの分泌異常のため、今以上の身体成長は無理だと診断 される。膨大な治療費が要る。ために名門クラブのリーベル・プレートはその治療費が工面出来ず、結局彼の獲得を断念せざるを得なかった。
13歳。FCバルセロナの入団テストで彼の才能と将来性を見抜いたチームのカルロス・レシャック監督は、メッシの家族のスペイン移住と治療の専念を薦め、そのためのすべての費用の負担も申し出る。この時の身長143cm。
ユースチームでの治療とトレーニングの結果、身長が169cmとなって、今日の栄光に繋がるのである。
彼は、恩義あるFCバルセロナで終生プレイすることを誓っているとの報道がある。そこにトップ・アスリートの心がある。華麗な栄光の陰に秘められた事実を知ることで、ゲームがより面白くなる。
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