東芝がHD-DVD事業からの撤退を発表、かつてのベーターvsVHSの決着が13年を要したのに較べわずか2年。日ごとに、その決断に評価が高まっている。
朝日新聞の2月24日付の囲み記事“補助線”で安井孝之編集委員が、その決断の人・東芝の西田厚聡社長について書いている。題して『撤退戦略を読み解く 問われるトップの決断』
この記事によって西田氏について心動かされた幾つかの点がある。記事を引用して挙げてみる。
一、「約300人の記者やアナリストの前に立ったのは西田厚聡社長、ただひとり だった。(中略)すべての質疑を西田社長が1人でこなした。社長の脇を幹部が固める、他の多くの記者会見とは様子が異なっていた」
一、「西田社長は会見で『(社内で)いろいろな議論があるのは当たり前であり、そういう議論を経た上で最終決定をした』と語った。撤退戦略は最終的にはトップが決断せざるを得ないものだ」
一、「撤退と合わせて、次世代DVDの次の記録媒体とも期待されているNANDフラッシュメモリーの新工場を建設すると発表したことで、撤退のマイナスイメージを和らげた」
一、「西田社長は毎朝、6時半から8時までの1時間半を1人、社長室で過ごす。その間、じっくりと経営戦略を考えるという」
西田社長は、早大から丸山真男を慕って東大に入り直し、イラン人留学生と学生結婚。東芝には31歳で入社。同社のノートパソコン事業の立ち上げに努力。社長になってからは原子力発電事業でウエスティングハウスを一兆円で買収したり半導体に特化した投資を次から次えと打ち出したりしている。なかなかの経営者であることを知った。非凡な人である。今更、自身の不明を恥じている。東芝には土光敏夫氏のDNAがしっかり引き継がれているのかしら。頼もしい。
折から、自国の国民を守れず、自らの責任逃れにあたふたしている平和ボケの自衛官たち。西田社長に鍛えなおして貰いたい。
朝日新聞の2月24日付の囲み記事“補助線”で安井孝之編集委員が、その決断の人・東芝の西田厚聡社長について書いている。題して『撤退戦略を読み解く 問われるトップの決断』
この記事によって西田氏について心動かされた幾つかの点がある。記事を引用して挙げてみる。
一、「約300人の記者やアナリストの前に立ったのは西田厚聡社長、ただひとり だった。(中略)すべての質疑を西田社長が1人でこなした。社長の脇を幹部が固める、他の多くの記者会見とは様子が異なっていた」
一、「西田社長は会見で『(社内で)いろいろな議論があるのは当たり前であり、そういう議論を経た上で最終決定をした』と語った。撤退戦略は最終的にはトップが決断せざるを得ないものだ」
一、「撤退と合わせて、次世代DVDの次の記録媒体とも期待されているNANDフラッシュメモリーの新工場を建設すると発表したことで、撤退のマイナスイメージを和らげた」
一、「西田社長は毎朝、6時半から8時までの1時間半を1人、社長室で過ごす。その間、じっくりと経営戦略を考えるという」
西田社長は、早大から丸山真男を慕って東大に入り直し、イラン人留学生と学生結婚。東芝には31歳で入社。同社のノートパソコン事業の立ち上げに努力。社長になってからは原子力発電事業でウエスティングハウスを一兆円で買収したり半導体に特化した投資を次から次えと打ち出したりしている。なかなかの経営者であることを知った。非凡な人である。今更、自身の不明を恥じている。東芝には土光敏夫氏のDNAがしっかり引き継がれているのかしら。頼もしい。
折から、自国の国民を守れず、自らの責任逃れにあたふたしている平和ボケの自衛官たち。西田社長に鍛えなおして貰いたい。
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