毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

ちょこっと力説 「あのね、梅干しってすごいんだよー」

2023年07月01日 19時25分40秒 | 紡ぐ暮らし
二ヶ月以上もほったらかしていたブログなのに、久々に更新したら さっそくお越し下さった皆さま、ほんとうにありがとうございます。

おかげさまでぐんとやる氣が出て、楽しみをひとつ取り戻した氣分です。

で さっそく昨日に引き続き 「紡ぐ暮らし」 カテゴリーのお話なのですが、せっせと梅仕事に励んでいた折も折、ネットで 「梅干しの消費量が減って 製造業者さんが苦境に立たされている」 というニュースを読みました。

若者を中心に、あの強い酸味が嫌い、苦手という人が増えているのだとか。

まあね。。。たしかに食生活も変わってきて、毎朝梅醤番茶を飲むとか、病氣になったらおかゆに梅干しとかいう習慣も薄れつつあるのでしょう。

貴秋だって、そうそう毎日梅干しを使うわけでもないしなぁ。

それでも梅干し作りをやめようと思わないのは、梅干しの強烈なパワーを思い知らされたある体験のおかげなのです。




2011年9月の紀伊半島大水害のとき、夕方5時ごろになって 集落内の道路がひたひたと冠水し始めたのを目にした貴秋は、念のためにご飯を炊いて、塩鮭と梅干しの二種類のお握りを作りました。

そうしたら 夜中近くに水が家すれすれまで上がってきて、急遽タッパーに詰めたお握りと ほか必要な物を持って 土砂降りの中お隣の小学校に避難することになり、さらに翌日 土石流の危険があるからと裏山に移動して、合羽着て傘をさしたまま数時間を過ごすことに。

そして夕方暗くなるのを前に もっと高いところにある中学校に移ることが決まって、この間ずっとお握りの入ったリュックを背負ったまま 雨の中を行ったり来たりしていたわけです。

で やっと警報解除までの落ち着き場所が決まってほっとした翌朝、みんなで食べる朝ご飯の足しにしてもらおうと お握りのタッパーを開けたら、なんと鮭のほうは 全体にうっすらとカビが生えているではありませんか。

湿っぽいリュックに入れたままあちこち持ち回ったのがいけなかったのか、なんともったいない・・・と悔しい思いで梅干しのほうを開けたら、同じ条件なのに こちらにはまったくカビが出ておらず、傷んでもいなかったのです。

なるほど、これが話に聞いていた梅の殺菌効果というものかと感心しきり、こちらは焼きお握りにして無事食べることができました。

以来、大雨台風の備えや蒸し暑い時期のお弁当には 梅干しのお握りが定番となっています。




梅の殺菌力について初めて教えてくれたのは、亡き母の一番下の妹である叔母。

別の姉の子で伊豆に住む甥っこが水泳の授業で海に行く際、カンカン照りの浜辺に長時間置きっぱなしになるお弁当のことを聞いた叔母は、姉に 「ご飯からおかずまで全体に 刷毛で白梅酢 (梅干し作りで 梅を塩で漬け込んで数日後に上がってくる液のこと) をさっと塗っておきなさい」 とアドバイスしたのだそうです。

そのとおりにしたら、他の子どもたちのお弁当はかなり傷んでしまったのに、甥の分はまったく悪くなることなく無事だったのだとか。

この話がずっと記憶に残っていたのですが、自分自身図らずも梅パワーを実証することになって、改めて梅の底力が身に沁みました。

この白梅酢については、女優でエッセイストの故 ・ 沢村貞子さんのご著書 「わたしの台所」 に 「白梅酢を小瓶にいっぱい残しておき、下痢のとき、盃に半分ほどのめば、まさに妙薬である」 という一節があり、これも試してみたら ほんとうにお腹の痛みがピタリと止まってすごい効き目なのです。

自作の梅干しを贈ったスポーツマンの友人からも 「激しい運動の後 これを食べると回復が早い」 と喜ばれたので、沢村さんの情報を添えて 白梅酢入りのをもう一瓶プレゼントしました。

白梅酢は 自分で梅を漬けるところからやらないと手に入らないので、心が動いた方は、今年は間に合わないかもだけれど、来年にでもぜひ。

大きい容器や漬物石がないとか 漬けてみたいけどたくさんはいらないとかいう方は、ジッパー袋と簡単な重しで少量を漬ける方法が 動画やレシピサイトにいくつも出ていますから、そちらをどうぞ。

ご自身でお作りにならない方 ・ 常食はされない方も、非常食としての梅干しは 困難の中で大きな力となってくれますから、少量でも常備しておかれることをお勧めします (梅干し屋の回し者ではありませんが) 。




貴秋の母は、戦争の他 火事や水害にも遭って 三度も住み家をなくした人なので、台風が来るなんていうと、ろうそくや懐中電灯を用意し、風呂桶に水を張り、大皿一杯のお握りを作るのが常でしたから、貴秋も同じようにしています。

正直 紀伊半島大水害のときも、まさかほんとうにあれほどの被害が出るとは思わず、ただ習慣で備えただけでした。

いまでも台風の時など 「どうせたいしたことにはならないだろうけど。。。」 と思いながらも、ご飯を余分に炊いては梅干しを入れてせっせと握っています。

で 実際何事もなく過ぎ去ると、冷たくなったお握りをごま油で焼き、お醤油を刷毛で塗ってこんがり香ばしく焼き上げ、味噌汁や卵焼きなどを添えて お祝いのピクニックご飯にするのがお決まり。

これを毎回やっていると、梅干しのお握り = 被害に遭わずに済む無事の象徴 という刷り込みができてくるんですね (まあ一度だけは遭ってしまったけど、あのときだって命も家財も無事だったし) 。

台風が近づき 次第に激しくなる雨風が不安を誘う台所でお握り作りをしていると、手の中のお握りが いつものように台風一過の安堵の食卓に並ぶ光景がふと目に浮かび、じゃあおかずには何を作ろうかななんて考えていると、不穏な空氣の中でもちょっと楽しい氣分になってくる、その楽しい氣分が イメージ通りの現実を創造する原動力になってくれるのですから、貴秋にとっての梅干しは、食品としても象徴としても 災害時のお守りともいうべき存在なのです。

















平凡でありふれた暮らしが何よりの宝物

2023年06月30日 12時36分11秒 | 紡ぐ暮らし
「 貴秋の視点、すなわち偏見」 カテゴリー以外の記事なんて何年ぶりでしょう。

またしばらく更新が滞ってしまいましたが、きょうはちょこっと近況ご報告。

5月6月は、内観やネットの時間以外は家事に打ち込んでおりました。

衣類や寝具や冷暖房器具の入れ替えに手入れ、庭木の剪定に草取りに夏野菜の苗の移植、などすることはいくらもあり、そして6月はなんといっても梅仕事。

今年は久々に張り切りましたよ~。

すでにジャムと甘露煮が冷蔵庫に収まり、シロップは火を入れて発酵を止めれば出来上がり、梅味噌と今年初挑戦のはちみつ梅干しも順調にエキスが出てきて、あとシロップを漉したあとの梅の実もジャムにしちゃおうっと♪

南紀にいた頃のように 1kg190円の南高梅なんていうのはさすがにお目にかかれませんが、それでもスーパーの地元野菜売り場にきれいでお安い梅がずらりと並んで、とてもじゃないが素通りできません。

最近は クックパッドやYouTube動画にバラエティに富んだレシピが一杯出ているので、あれこれ眺めながら 「次は何を仕込もうかなぁ」 と思案するのが まあ楽しかったこと。

作業の間中 梅の爽やかな香りが部屋一杯に漂うのも、お楽しみのひとつ。

漬け込んだあとの変化も氣になって仕方なく、「氷砂糖が溶けるまで 一日最低一回は瓶を揺すること」 の梅シロップなど、横を通るたびにエキスの上がり具合を確かめずにおれなくて、毎日十回以上は揺すっていたと思います。

さらに完成品を瓶詰めして冷蔵庫に収めたあとも、ついつい何度ものぞき込みたくなってしまうのですから 困ったものです (^^ゞ




「A GHOST STORY」 効果、まだ続いています。

肉体を持ち、形ある世界でさまざまな体験ができる素晴らしさを忘れまい、と。

以前は 自分も自分の属する環境も好きになれなくて、一刻も早くそこから抜け出したい一心で 感覚フォーカスに励んでおり、意識の焦点は常に いま ・ ここではなく はるか彼方の理想に結ばれていました。

まあそれもあながち間違いではなかったかと。。。。「嫌い」という感情に氣持ちが貼りついたまま 嫌いな世界を再創造し続けるよりずっと効果がありましたから。

でも、努力の甲斐あって 明るく前向きに物事を見られる時間が増えたからには、視線をいま ・ ここに戻さなくては。

鼻先にぶら下がったニンジンを追いかけるような生き方ばかりしていたら、せっかく前とは違うポジティブな体験ができるようになったというのに、そのチャンスを逃してしまう。

いま ・ ここを楽しく生きられるようになるための感覚フォーカスだったはずが 本末転倒になりかけていたところで出会ったのが、「A GHOST STORY」 という忘れがたい映画だったのです。

理想や目標を未来に置くのはいいけれど、そこにたどり着くまで確実に生きていられる保証はないわけで、はるか彼方に目を据えてばかりで足元を忘れていたら、自身の物語が突然断ち切られたとき 人生をろくろく味わってこなかったことが悔やまれて、あのゴーストのように未練や執着で先に進めなくなってしまうでしょう。

日常生活の中で、あまりにも当たり前になり過ぎて ついつい上の空でやってしまう (歯を磨くとか お皿を洗うとか) ことも多々ありますが、この先も自動反応のままでいくか、そんな些細な行動さえ大切な体験の機会と捉えるかで 人生の質が大きく違ってくるのですね。

後になって 「なんであのときもっと楽しんでおかなかったのだろう」 なんて思いはしたくないと、どんなささやかな体験も逃さぬよう意識していると、もっと華やかな未来への通過点としか見ていなかった いまのこのささやかで平凡な暮らしが、かけがえのない貴重な一時一時であることに氣づかされます。

以前から暮らしを紡ぐことが大好きではありましたが、その濃度がぐっと増して、未来の理想を忘れはしないが あまり氣にかけなくなりました。

おかげで 梅干しや梅シロップの出来栄えは上々、ゴーヤやミニトマトもすくすくと育ち、毎日のご飯もおいしければ ネットやクラフトに向かう時間も十分取れて、豊かな毎日を過ごさせていただいております。

未来のより大きな自由も豊かさも安らぎも、結局は いま ・ ここから始まり育っていくもの、何氣ないいま ・ ここを しっかり感じ切ることが、 理想を実現する一番の早道なのだと、「A GHOST STORY」 に教えられました。

















スープもの、ときどきローリエ ・ きょうも台所は絶好の遊び場

2017年11月14日 18時39分55秒 | 紡ぐ暮らし


“スープもの” でもうひとつハマッたのが、マグロの水煮。

ツナ缶は オイル漬けよりもスープ煮を愛用していましたが、ある日ふと これも手作りできるのでは? と思いつき、レシピ検索したら これまた出てくる出てくる♪

さっそく 切り落としの大パックを買ってきて 試してみました。

作り方は鶏ハムとほぼ同じですが、漬け込む手間がいらないだけ簡単です。

鍋にマグロが十分浸るぐらいの水を入れ、塩、粒コショウ6~7粒、ローリエ2~3枚、さらにお好みで ローズマリーやタイムなどのハーブや にんにく、生姜、鷹の爪、にんじんの皮や玉ねぎのヘタ、太ねぎの青いところやセロリの葉っぱ、パセリの茎など 香りのいいものなら何でも、あとお酒か白ワインを少々に、貴秋は冷凍してあっただし取り後の昆布なんかも入れちゃいます。

で、それらをくつくつ煮出したところに マグロを投入。

マグロは事前に塩と酒少々を振りかけておくといいようですが、貴秋が試した限りでは パックから出したのをそのまま放り込んでも問題ナシです

あとはマグロに火が通るまで煮るだけ、マグロの大きさによって 時間を加減してください。

出来上がったら冷めるまでそのまま置いておき、3日以内に使い切れる分だけ残して あとは小分けして冷凍します。




この自家製ツナ、魚肉の美味しさもさることながら スープがまた絶品なんです。

魚臭さなどまったく感じさせない 品のいい味。

冷蔵庫に入れておくと、ぷるんとした煮こごりになります。

身のほうはピラフやパスタ、サラダなどさまざまな料理にせっせと使い、スープはコンソメやポタージュのベースにしたり、スープパスタや塩味パンケーキの生地に入れたりしますが、一番のお氣に入りはミルクリゾット。

マグロの旨みが利いているから 具は野菜だけで十分です。

玉ねぎ、にんじん、ピーマン、ナス、セロリなどの野菜と しいたけ、しめじ、えのき、舞茸などのきのこを粗みじんに切り、厚手の鍋にオリーブ油を熱して炒め、洗ってない米を加えてさらに炒めます。

米が透き通ってきたら ツナスープを米が浸るぐらいに入れ (足りなければ水を足す) 、塩こしょうと白ワイン少々を加えて ときどき軽く鍋底からかき混ぜながら強火にかけ、沸騰したら火を弱めて15~20分ほど煮ます。

水分が減ったら注ぎ足し、仕上がりちょっと前に牛乳または豆乳を入れて、米がお好みの柔らかさになったら 味を整えて出来上がり

上品なツナの旨みとミルクのまろやかさが溶けあった 舌にも胃にも優しいリゾット、パセリや粉チーズを振って召し上がれ




魚の水煮をもう一品。

旬のサンマが出回り始める頃 解凍サンマの安売りがありまして、4匹ほど買い求めました。

さっそく頭と内臓を取って 身を骨ごとぶつ切りにし、ひたひたより心持ち多めの水と塩、ツナのときよりやや多めの酒、にんにく ・ 生姜の薄切り、ローリエ2枚、鷹の爪1本を圧力鍋に入れて、サンマが骨まで柔らかくなるまで煮ます。

身のほうは パン粉焼きやサンマとキャベツのペペロンチーノに使いましたが、残ったスープでカレーうどんを作ったら、これまた絶品。

サンマの身の残りと 大根、にんじん、ねぎ、玉ねぎ、ニラ、もやし等お好みの野菜ときのこ類をスープで煮て、しょうゆと酒、みりんで濃い目の吸い物ぐらいに調味し、カレー粉 (余ったルーでもOK) を入れて、熱々の茹で麺にかけていただきます。

鯖とカレーの相性がいいのは知っていたので サンマでもきっといけると思って作った一品、いつもなら麺類の汁は残す父が 丼を見事に空にしてくれたのが 何よりの賛辞でした (^^)




これだけせっせとスープものを楽しめたのは、ひとつには たっぷり収穫できた庭のローリエのおかげ。

切られてしまった木の彦生えが あっというまに背丈を超えて生い茂ったのを 初夏に剪定したら 数百枚の葉に恵まれ、数日がかりで洗って拭いてより分けて、傷み氣味のものは服の防虫用に、きれいなものは押し花のようにペーパータオルと新聞紙に挟んで本で重石をかけ、平らに干し上がったものを一部は自家用に、残りは小分けしてジッパー袋に入れて 友人知人へのプレゼントに。

ちょうど梅雨時にさしかかってしまったので 完成までに2週間ほどかかりましたが、その成果を今ふんだんに使える幸せよ♪

スープものブーム、まだまだ続きそうです。





















緑茶とスープ ・ きょうも台所は絶好の遊び場

2017年11月13日 16時03分13秒 | 紡ぐ暮らし


桜やハナミズキの葉が紅葉し、山茶花 ・ 乙女椿がどっさり蕾をつけ、ヒイラギの花は満開で庭中えも言われぬ香りに満ちて。。。。季節は淡々と着実に巡っています。

ご無沙汰しておりました m(__)m

以前からご訪問くださっている方は、このブログが滞っているときは おおかたまたブログ主の内側であれやこれや進行中なんだろうと見当をつけてくださっていると思うのですが、今回もまったくそのとおり。

いろいろあり過ぎて 何からどう書けばいいものやら・・・・・

なのできょうはちょっと内面の話から離れて、ここしばらくの台所模様を。

その後マンデラ ・ エフェクトは音沙汰なしで、相変わらずカメラが使えないのが残念ですが (^_^;)




この初夏から秋にかけてハマっていたのが、緑茶料理とスープもの。

超男性的思考で台所のさまざまな方面の合理化を図った父、苦手な茶殻の処理を省こうと 茶葉を粉末にすることを思いつき、タイミングよく頂いたギフトカタログで緑茶ミルを見つけて手に入れたまではよかったんですが、定期購入の茶葉が消費量と釣り合わず溜まる一方という事情については なぜか合理精神が働かないようで知らん顔

かくなる上は 料理で一挙に大量消費するほかあるまいと乗り出した貴秋、「緑茶」 「料理」 でレシピを検索したら出てくる出てくる、おかげでこの夏は緑茶料理三昧でしたが、中でも氣に入ったのは 緑茶と青魚の取り合わせ。

緑茶の香りとほろ苦さが 青魚のクセをカバーし、実にいい塩梅。

緑茶粉を塩焼きにかけたり、ムニエルの粉に混ぜたり、パン粉焼きのパン粉に合わせたり、サケの冷製のタルタルソースを緑茶風味にしたのも 目先が変わって美味でした

また 緑茶塩もお氣に入りの一品。

粗塩を炒ってすり鉢で細かく摺り (すり鉢好きは相変わらず)、粉末緑茶と合わせて小ビンに入れ 冷蔵庫で保存します。

天ぷらや焼きナス、焼きしいたけ、冷やっこ、ふかしたじゃがいもや里芋などにぱらりとかけて、さらにパスタやスープのアクセントにもなるし、ピラフやリゾット、白ご飯にちょこっと振るのもよし。

あと、じゃがいものポタージュを緑茶風味にしてキンキンに冷やしたのも おいしかったなぁ。




加えて スイーツとなると、さらにアイデアが広がります。

緑茶ケーキに緑茶クッキーはもとより、緑茶ゼリーに緑茶ババロア、緑茶団子に緑茶わらびもち、緑茶寒天を入れたみつ豆なんかも作ったっけ。

亡き母が溜め込んでいた大量の粉寒天も合わせて消費できて助かりました (^^)v

そうそう、ほんのり甘味をつけた緑茶ミルクもお勧めですよ♪




“スープもの” とは、ポタージュスープやコンソメスープのことではなく、肉や魚を茹でてとれるスープ、すなわち茹で汁のこと。

ハムやソーセージが好きな父に 添加物入りのものは極力食べさせたくなくて、中性脂肪値ダウンも兼ねてせっせと作ったのが 鶏胸肉を使った鶏ハムや鶏チャーシュー。

この鶏ハムの肉を茹でた後のスープが 肉のうまみと香草や香味野菜の香りが溶け込んだ絶品で、これを漉してとっておき 後からポタージュのベースにしたり リゾットに使ったりしていましたが、あるときふと思いついたのが 最初からハムとスープの二品をいっぺんに作っちゃうアイデア。

胸肉 (中性脂肪対策で 皮は除いて別に使います) は 前の晩に塩、さとう、酒といっしょにビニールに入れて 軽く揉んでおきます。

翌日、肉が十分浸かるほどの水に ローリエの葉数枚と粒コショウ数粒、白ワイン少々、玉ねぎのスライス、皮をむいて1センチぐらいの輪切りにしたにんじんを加えて火にかけ、沸騰したら 寝かせていた胸肉をタコ糸で縛ってロール状にしたものを漬け汁ごと入れ、中火~中弱火で15分ほど茹でます。

茹で上がった肉は取り出して冷まし、残ったスープから ローリエと粒コショウを取り除き サツマイモの輪切りを加えて煮ます。

イモが柔らかくなったら火を止め、冷めたところで野菜ごとミキサーやブレンダーにかけてピューレ状にし、牛乳や生クリームを加え 好みの味をつけて出来上がり。

鶏ハムは、肉を柔らかくするために漬け込むときにさとうを入れるので、スープがほんのり甘くなります。

その甘味を生かそうと思いついたのが、にんじんやサツマイモ、玉ねぎなど甘味の濃い野菜を使ったポタージュ。

塩は控えめにして 盛り付けたときに真ん中に 飾りを兼ねてシナモンやクローブをぱらりと落とすのが貴秋流、熱々も冷やしたのも美味しいです。

パセリやミントをあしらうと スープのサーモンピンクに映えておしゃれですよ♪

鶏ハムのほうには マヨネーズに粒マスタードとしょうゆを混ぜたソースを添えるのがお氣に入りです




。。。。と こんなことを書いてたら あっというまに2000字超えちゃった (^^ゞ

スープの話がもうちょっとあるので、いったん切りますね☆





















行き来

2016年10月09日 11時26分11秒 | 紡ぐ暮らし


きょうは雨。

予報ではきのうからと聞いていたけれど 一日ずれたようで、きのうはなんとも氣持ちのいい秋晴れでした (*^^*)



きのうの空





              

                                                              

  

                                      



ゴーヤは 葉は枯れ始めながらも まだ美しい花を次々咲かせ





バジルもまだまだ艶やか元氣





パセリは私と青虫とで分けっこ(笑)



あちらの食欲は底なしで 残り少ない葉を丸坊主にされそうだったので、すでに丸坊主になりかけていたクチナシのほうへお引越ししてもらいました



クチナシは大丈夫、先住さんたちがいなくなり 新芽がどんどん出てきてるもの(^^)





オリヅルランの葉にお客さま♪



慌てて撮ったので ピントが合ってませんが (^^ゞ






ここで何度もリンクを貼らせてもらっている 津留晃一さんのメッセージ集

コピー原稿のファイルも作って持ち歩き 何度読み返したかしれませんが、飲み込めていないところも見落としているものも まだまだどっさりあるようで (*^-^*)ゞ

3~4日前、それまでまったく氣に留めていなかったこの一節が 突然意識に食い込んできました。


“ 欲しくない現実を渡された時、即座にその不快感の中で静かに座り「この現実を招き寄せた私の源にある考え方はなんでしょうか」と問いかけてください。この時、頭を使わないで下さい。頭が動き始めたら即座にまた同じ質問を繰り返し、質問そのものに意識を集中して下さい。この時、一貫して自分のハートを感じていて下さい。集中がとぎれそうになったときも同じ質問をハートに向けて発して下さい。5分から10分でその問題は消え去り、あなたのハートは喜びを感じ始めていることでしょう。そうしたら、もうあなたにはその種の同じ問題は決して起こらなくなります。”     (「思考のメカニズム」 より)


なんでこれまでトライしてみようとしなかったんだろう?

美しい秋景色の中で ずっと氣がかりだったことを さっそく試してみました☆


   “ 世界の美しさ ・ 和やかさにもっともっと浸り切りたいのに、あいだに入り込んで遮るものがあります。

     純粋に心地よさだけを味わうことを邪魔しているのは 私のどんな想念でしょうか?”


その後 なにがどう作用したのか、景色を愛でようと 草取りしようと 洗濯物をたたもうと 食事の支度をしようと、ときにはかすかに ときにはくっきりつきまとっていた不安の影が 見えなくなりました。

お、効き目あった?

というわけで また別のテーマでお試し続行中、貴秋の日常は 相変わらずこんなふうに 五感の世界と五感を超えた世界を行き来しながら どこまでも続いてゆくようです。
























ことしも夏のお楽しみ♪

2016年07月17日 12時50分19秒 | 紡ぐ暮らし


蒸し暑い日が続きますね。




こちら 2~3年前に縫ったタンクトップ、先日とんぼ返りでわが家に戻ったとき持ってきた 夏物衣類から♪




茶箱にしまわれていたものをそのまま持ってきちゃったので、派手についているシワは見て見ぬフリでお願いします


何事にもスローで 電動ミシンのスピードについていけない私、服もカーテンも 最近は全部手縫い (^^ゞ






ちょっと不ぞろいな縫い目もご愛嬌、音楽など聴きつつ のんびりチクチクやりながら、だんだんと服の形が出来上がってゆくのをワクワク眺めるのは、なんとも楽しかったなぁ

ふと氣に入って買っておいた布地が こんなふうに完成品になるのって、最高の氣分\(^o^)/

素肌にこれ一枚さらりと着られて、洗濯だってザブザブできて、以来 夏が来るたび愛用の二着です♪




これは、ミニトマトのブランデービネガー漬け♪



プランターと植木鉢のミニトマトが 見事に成長して 毎日たくさんの実を恵んでくれるので、以前わが家のご近所のおばあちゃまから教えていただいたレシピで作ってみました。

といっても、分量の指定は特になく 立ち話で伺った作り方もうろ覚え、おすそ分けいただいた完成品の記憶を頼りに作ったので、教わったとおりかどうかアヤシイものですが (^_^;)


湯剥きしたミニトマトを、酢と水と砂糖を合わせて煮立たせて冷まし ブランデーを加えたものに漬ける、それだけ。

以前お味見させてもらったものは、トマトというより ブドウみたいなフルーティなお味で とてもおいしかったのですが、今回は甘味が少々足りず、ブランデーが心持ち多かったような・・・・・次はもう少しバランスを変えて作り直してみましょう。

暑さで疲れた胃にも舌にもさわやかなマリネ、寒天や白玉のお団子など入れて アップルミントも飾って 漬け汁ごとおやつにしてもいいかもね☆




毎年言ってる氣がしますが、夏には夏のお楽しみ、暑いからこそありがたく味わえる涼しさ冷たさがあるわけで、いまだ梅雨明け訪れぬ このもわっ むぅっとした氣候も できる限り楽しみながら、からだを大切にして乗り切ろうと思います (^^)


























春の庭と 実験続きの台所

2016年04月06日 11時45分44秒 | 紡ぐ暮らし


晴れ \(^o^)/

きのうは朝から晴天を思わせておきながら じきに薄曇りになってしまい すっきりしなかったので、きょうの日ざしのうれしいこと♪


とはいえ、やはりうっすら雲がかかっていて



これはきょうも からりと力強い青空というわけにはいかないかな?




きのうは 写真を用意しながら ブログアップできなかったので、きょうは2日分の写真を取り混ぜて。


もうほとんどの花が 茶色くカサカサの婆さまとなってしまったけれど、それでも 枝をかき分けると まだプリンセスもご健在









そしてうれしいことに



チューリップ! (*^▽^*)


こちらはきのう




そしてきょう





さらに



。。。。。え~っとこの子たち、この庭の一員となってから 数十年経つというのに、いまだに あやめなのか しょうぶなのか かきつばたなのかわからないんですが ( ̄∇ ̄;)

そのときそのときで 適当に呼んでいて、ほかの家族も ああ あれね、とわかるものだから、誰もちゃんと調べようとしないままきちゃって

ともかく、これのつぼみもぐんぐんふくらんで、

きのう




きょう



花びらがのぞいてる~♪



さらにさらに、



レンギョウのひこばえがこんなに増えて、




これは沈丁花




こっちはゆすらうめ


いのちって ほんとうにすごい。

たとえブロック塀が持ち上げられて傾こうとも、もう一度この子たちの花が見られたらうれしいなぁ


お日さまを浴びて 春の庭に立つだけで、身の内に力がみなぎるのを感じます (^^)






ところ変わって 家の中。



自家製ヨーグルトがだいぶ減ったので、




次のを仕込みました♪

今回も大成功~

横着して、ビンの中身を3分の2ほどタッパーに移し、残りの上から牛乳を注ぎ込んでかき混ぜ、消毒もせずに作ってしまったけれど、父が毎回清潔なスプーンを使ってくれたおかげか、今のところ問題なし。

ちなみに、上のほうの写真で ヨーグルトの横に写っているのは、これまた自家製のバナナジャム。

先日のすだちママレードを ヨーグルトのお供にしてもらったのですが、ふと 「あれおいしい?」 と父に尋ねたら、「う~ん。。。。」

ヨーグルト ・ ママレード共に酸っぱいのがちょっと。。。。ということらしい (- -;) オコチャマデスカ

で、急きょ酸味のないジャムをということで、ちょうど家にあったバナナで作りました。

見た目は地味でいまひとつですが、味はいいらしい

第二便には バナナ三本に対してリンゴのすりおろしを半個分混ぜてみましたが、存在感ナッシング、次回はもっとたっぷり入れてみようっと☆




こんな具合に、相変わらず穏やかな毎日です・・・・・少なくとも外側はね

























作ってみた!

2016年03月31日 08時41分11秒 | 紡ぐ暮らし


父の朝食の “三種の神器” は、納豆、きな粉、ヨーグルト。

っていうか、これでほぼ全部 (笑)

納豆&卵かけご飯と きな粉入り牛乳と ジャムまたはフルーツソースときどきあんこ添えヨーグルト、が 毎朝の定番メニューなのです。

以前は味噌汁もあって その具材で変化をつけていましたが、今はそれもいらんということになり、朝食については私の出る幕なし。

私は基本朝食いらないヒトなので、ご飯の支度が二食分でいいことになって大助かり




ただひとつ、少々面倒なのがヨーグルト。

朝食の支度はいらないけれど、この三品を切らさずにおくのは 買い物係の使命、納豆は冷凍できるからまとめ買い、きな粉も問題なしですが、ヨーグルトは賞味期限がある (しかも短い) ので そうそう買い置きもできず、かといって ヨーグルトだけのために買い物に行くというのも煩わしい。

で 不意に思いついたのです、そうだ、自分で作っちゃえばいい




作るといっても、市販のヨーグルトから種菌をもらって培養するだけ、レシピ検索すれば いろいろな方法が山ほど出てきます。

なるべく手間のかからないやり方をと あれこれ比較検討し、とりあえず 消毒した空きビンに ヨーグルト80gと牛乳500cc (冷たいままでOK) を入れてよく混ぜ、大き目の鍋に湯を沸かして 鍋底に細かい泡が現れたら火を止め (これでだいたい50~60度ぐらいになるのだそうです) 、ビンを入れて 一晩放置 というのを試してみました。

ここで 他のレシピからのアイデアを流用し、買い物用にいつも車に積んでいる発砲スチロール箱を持ってきて、鍋ごと入れて 保温力を高めます。




で、翌朝。

ドキドキワクワクしながら 箱を開け、ビンの中をのぞいてみたら、



バッチリ固まってた~、大成功 \(^o^)/

少しすくってお味見したら ちゃ~んとヨーグルトの味、貴秋朝から大はしゃぎ

これだから 台所仕事はやめられないのです




そのうち納豆も作ってたりして






ちなみに、ヨーグルトにあんこと聞いて驚かれた方、私も最初半信半疑だったけれど、これけっこういけますよ☆

よろしかったらお試しくださいね (⌒∇⌒)ノ





















春分わくわく、家事わくわく o(^-^)o

2016年03月20日 14時47分54秒 | 紡ぐ暮らし


おとといのクリスマス ・ キャロルの記事で、「杉下右京」 を思いっきり間違えて 「片山右京」 と打ったことに氣づき、すぐ訂正したはいいが、はて 片山右京さんってどなただったっけ? と そこからしばし呻吟し続けた貴秋です ( ̄∇ ̄*)ゞ

そうそうF1、なつかしいなぁ♪

ひところ 深夜えんえん見てたんだよね。。。。途中で寝ちゃって はっと氣づいたら 表彰台でシャンパンシャワーなんてこともしばしばだったけど (^_^;)

今も あのT-SQUAREのテーマ曲 “TRUTH” が 脳裏によみがえります♪




ここ数日ぐんぐん暖かくなってきたと思ったら、もう春分の日なんですね。

これからまた日がどんどん長くなるし きょうもいいお天氣だしで、わくわくだなぁ、うれしいなぁ

お中日には間に合いそうもないけれど、これからあんこを煮て、明日はおはぎを作りましょう♪




あんこが遅れた理由は、他にいろいろと作るものがあったから。

台所の戸棚を整理していて、しまいっぱなしになっていたものを あれこれ見つけました。

これも そのひとつ、黒豆。



入っていた場所からみて どうも母存命中からあったらしい ( ̄∇ ̄;)

そこそこの量でしたが、全部いっぺんに茹でちゃいました。

一部はお正月のリベンジで 甘煮に、あとは レシピをいくつか見つけたから 料理に使いましょう。

古い豆だからか なかなか柔らかくならなかったけれど、粘りに粘って何度も火を通した甲斐あって、甘煮は お正月のときのよりふっくら煮えましたよ



そう!

実家の台所はオール電化なのですが、どうしてもストーブクッキングに未練があって、わが家から持ってきちゃったのです、石油ストーブ♪



狭いスペースに無理やり置いてます

調理に使いすぎて 吹きこぼれの焦げ付きが落ちなくなっていますが、暖をとりながら 鍋のぐつぐついう音や 漂う香りも楽しめる、やっぱり寒い季節はこれが一番 (^_-)-☆

ここ2日ほど 氣温が上がったおかげで出番なしですが、まだ寒い日もありそうだから 残った灯油も使い切れるでしょう。




夕べ作ったのはこれ。



庭で採れたからと大量に頂いたすだち、鍋物に焼き物にとせっせと使わせてもらい、それでもなお残った10個ほどを ママレードにしました♪

すっきり清々しい風味が素敵です。

ユズ茶の代わりにココアに入れてみたら、これまた美味




はい 完成、すっごくいい氣分






私の日常の二本柱、内観と家仕事。

内から思い込みやわだかまりが消えるほど、外側の暮らしも楽しめるし、冴えたアイデアが浮かんだりもする。

満足な仕事ができるほど、いい氣分でいられるし、自分に自信もつく。

内と外ふたつでひとつもの、両面そろってこそのわが人生という氣がします (*^^*)



























他者と暮らすという課題

2016年03月02日 05時54分37秒 | 紡ぐ暮らし


おはようございます♪

けさは5時に 自然と目が覚めました。

まだ暗くて かなり寒い。。。。零度下回ってるかも。。。。

ならば この寒さを楽しみましょう、こんな冴え冴えと冷たい空氣も もうあとちょっとしか味わえないでしょうから。




熱~いコーヒーに、豆乳少々と きび糖ひとつまみ

実家では やはりストレスが多いのか きび糖の量がだんだん増えてきていましたが、わが家に戻ると すっと通常仕様に(^^)v

食べる量もぐぐんと減って、空腹を覚える時間の長いのさえ 心地いい♪




ひとり暮らしって つくづくいいものです。

自分の時間は 100%自分の自由、氣のおもむくままに やりたい放題 好き放題

家の中の 物の種類も量も配置も すべて自分好み、感じる空氣さえ 自身のエネルギーそのもので 違和感いっさいなし

自由万歳の貴秋には、このうえない開放感が たまりません \(^o^)/




その一方で、そろそろ 他者と氣持ちよく暮らすことも学ばなければ、と感じるのも、また事実。

誰かといっしょにいて ストレスを感じるとき、カチンカチンとくるとき、その引っかかり ・ 心中のトゲトゲは、私の中にあるのです。

トゲトゲの由来はさておき、今それをどうするかは、私の自由で 私の責任。

そのまま放置して カチンカチンと腹を立て続けるのも、私の自由選択で 私の責任。

これが自由な選択だと感じられなかったときは、人と暮らすのは しみじみ苦痛だったけれど、今は 共同生活のメリットのほうを楽しむゆとりも出てきました。

まあ、相手が 私の思い込みインセプション大元の片割れたる父ですから、けっこうハードル高いんですが、その分課題もわかりやすく、これをクリアできれば 大きく一歩前進だな、と

貴重な時間を過ごしているのかもしれません。




さぁて、もうひとしきり 自由時間を満喫したら、ワクワクの山越えドライブといきましょうか。

きょうは きのう以上にいいお天氣が望めそう、楽しみです