“スープもの” でもうひとつハマッたのが、マグロの水煮。
ツナ缶は オイル漬けよりもスープ煮を愛用していましたが、ある日ふと これも手作りできるのでは? と思いつき、レシピ検索したら これまた出てくる出てくる♪
さっそく 切り落としの大パックを買ってきて 試してみました。
作り方は鶏ハムとほぼ同じですが、漬け込む手間がいらないだけ簡単です。
鍋にマグロが十分浸るぐらいの水を入れ、塩、粒コショウ6~7粒、ローリエ2~3枚、さらにお好みで ローズマリーやタイムなどのハーブや にんにく、生姜、鷹の爪、にんじんの皮や玉ねぎのヘタ、太ねぎの青いところやセロリの葉っぱ、パセリの茎など 香りのいいものなら何でも、あとお酒か白ワインを少々に、貴秋は冷凍してあっただし取り後の昆布なんかも入れちゃいます。
で、それらをくつくつ煮出したところに マグロを投入。
マグロは事前に塩と酒少々を振りかけておくといいようですが、貴秋が試した限りでは パックから出したのをそのまま放り込んでも問題ナシです
あとはマグロに火が通るまで煮るだけ、マグロの大きさによって 時間を加減してください。
出来上がったら冷めるまでそのまま置いておき、3日以内に使い切れる分だけ残して あとは小分けして冷凍します。
この自家製ツナ、魚肉の美味しさもさることながら スープがまた絶品なんです。
魚臭さなどまったく感じさせない 品のいい味。
冷蔵庫に入れておくと、ぷるんとした煮こごりになります。
身のほうはピラフやパスタ、サラダなどさまざまな料理にせっせと使い、スープはコンソメやポタージュのベースにしたり、スープパスタや塩味パンケーキの生地に入れたりしますが、一番のお氣に入りはミルクリゾット。
マグロの旨みが利いているから 具は野菜だけで十分です。
玉ねぎ、にんじん、ピーマン、ナス、セロリなどの野菜と しいたけ、しめじ、えのき、舞茸などのきのこを粗みじんに切り、厚手の鍋にオリーブ油を熱して炒め、洗ってない米を加えてさらに炒めます。
米が透き通ってきたら ツナスープを米が浸るぐらいに入れ (足りなければ水を足す) 、塩こしょうと白ワイン少々を加えて ときどき軽く鍋底からかき混ぜながら強火にかけ、沸騰したら火を弱めて15~20分ほど煮ます。
水分が減ったら注ぎ足し、仕上がりちょっと前に牛乳または豆乳を入れて、米がお好みの柔らかさになったら 味を整えて出来上がり
上品なツナの旨みとミルクのまろやかさが溶けあった 舌にも胃にも優しいリゾット、パセリや粉チーズを振って召し上がれ
魚の水煮をもう一品。
旬のサンマが出回り始める頃 解凍サンマの安売りがありまして、4匹ほど買い求めました。
さっそく頭と内臓を取って 身を骨ごとぶつ切りにし、ひたひたより心持ち多めの水と塩、ツナのときよりやや多めの酒、にんにく ・ 生姜の薄切り、ローリエ2枚、鷹の爪1本を圧力鍋に入れて、サンマが骨まで柔らかくなるまで煮ます。
身のほうは パン粉焼きやサンマとキャベツのペペロンチーノに使いましたが、残ったスープでカレーうどんを作ったら、これまた絶品。
サンマの身の残りと 大根、にんじん、ねぎ、玉ねぎ、ニラ、もやし等お好みの野菜ときのこ類をスープで煮て、しょうゆと酒、みりんで濃い目の吸い物ぐらいに調味し、カレー粉 (余ったルーでもOK) を入れて、熱々の茹で麺にかけていただきます。
鯖とカレーの相性がいいのは知っていたので サンマでもきっといけると思って作った一品、いつもなら麺類の汁は残す父が 丼を見事に空にしてくれたのが 何よりの賛辞でした (^^)
これだけせっせとスープものを楽しめたのは、ひとつには たっぷり収穫できた庭のローリエのおかげ。
切られてしまった木の彦生えが あっというまに背丈を超えて生い茂ったのを 初夏に剪定したら 数百枚の葉に恵まれ、数日がかりで洗って拭いてより分けて、傷み氣味のものは服の防虫用に、きれいなものは押し花のようにペーパータオルと新聞紙に挟んで本で重石をかけ、平らに干し上がったものを一部は自家用に、残りは小分けしてジッパー袋に入れて 友人知人へのプレゼントに。
ちょうど梅雨時にさしかかってしまったので 完成までに2週間ほどかかりましたが、その成果を今ふんだんに使える幸せよ♪
スープものブーム、まだまだ続きそうです。