毎日がしあわせ日和

ほんとうの自分に戻れば戻るほど 毎日がしあわせ日和

「絶望的世界」 は思い込みの産物、目を覚ませばできることがいくらもある

2022年08月06日 12時45分01秒 | 貴秋の視点、すなわち偏見
これ、けっこう有名な引っかけ問題じゃないかと思うんですが。

「急坂で 荷車を前引き後押ししている二人連れがいた。

 前で引っ張っている人に 『後ろで押しているのはあなたのお子さんですか?』 と尋ねると、『はいそうです』 と答えた。

 次に後ろで押している人に 『前で引っ張っているのはあなたのお父さんですか?』 と尋ねると、『いいえ違います』 と答えた。

 これはどういうことか」

で 答えは 「前にいるのがお母さんだった」 となるわけですが、この問いに 「え~ なんでなんで? どうなってるの?」 と悩む人は、荷車を引っ張る = 力仕事 = 男性 といった思い込みに囚われている、と。

わかってみれば なんてことないように思えますが、実際の暮らしの中で 私たちが出口の見えない袋小路に閉じ込められていると感じて青ざめるときの意識も、これと同じようなもの。

答えを聞けば 「な~んだ」 と思うようなことでも、まったく氣づかずに 思い込みの条件付けをしちゃってるせいで、その条件の外にある 簡単な答えが目に入らず焦りまくる。

そんな思い込みの囲いから 囚われた意識を抜け出させてくれるのが、引きの視点を持つこと、すなわち潜在意識の力を借りることなんですね。

ちなみに、貴秋が初めて冒頭の問題と出会ったのは 二十代のころじゃなかったかと思いますが、いちおうは答えられたものの ひとしきり悩みました。

カチコチだったんです、アタマ (笑)




が、感覚フォーカスのおかげで そんなカチコチアタマが少しすつ柔らかくなってみれば、世界がなんと違って見えることよ。

以前の貴秋なら 間違いなく 「プーチンってなんてひどいヤツ、ロシアの皆さんさっさと目を覚ましなさいよ!」 とカッカして、反戦活動でもなんでもやっていたところです。

でもいまは、国対国という線引きは、「搾取する富裕層」 対 「搾取される庶民」 という構図を覆い隠すために意図して仕掛けられた目くらましに過ぎないと映ります。

ここが明るみに出てしまえば、それ以上自分たちの地位や利権を保持するなんてできっこないし、それどころか怒れる民衆に積年の恨みをどうぶつけられるかわかったものではありませんから、決して悟られることのないよう 事あるごとに 「国別対抗」 の意識を徹底して民衆に刷り込み、ときにはわざとそれっぽい事件を演出してみせたりもして、大昔からの催眠を強化し続けてきたわけです。

が、「行き」 の道が 「かえり」 に転じたおかげで、せっかくの催眠がじわじわ解け出してきてしまった。

そうなると、上。。。。もう富裕層だの支配者層だの権力者だのとあれこれ言うのはメンドクサイので 「上」 と引っくくっちゃいますが、上の人たちも一枚岩ではないので 内輪揉めだって起こるし、ウイルスだって病原菌だって地球だって独自の意識や意志を持っていますから そうそう人間の思惑通り動いてはくれないし、混乱する人間たちの意識を反映して 氣候も自然もどんどんバランスを欠いていくし、このまま顕在意識オンリーでその場しのぎの手ばかり打つ人たちに頼りっぱなしでは、遠からず “人類丸ごと八方塞がり” みたいなことになって 滅亡を待つほかなくなるのは目に見えています。

当然そのあたりを察知して、一刻も早くなんとかせねばと懸命に動いている人たちも大勢いるのですが、ここに立ちはだかるのが 「悪が滅べば 平和になる」 という昔ながらの思い込み。

為政者たちの間違いを指摘し無策を非難する、署名活動やデモを行い圧力をかける、これまでとは違う政策を打ち出す党に投票する、ときにはSNSを駆使しての犯罪まがいの行為まで、氣持ちはわかるのですが、どうかここで 「敵を倒して恒久的平和が訪れた」 ことなど 人類史上でただの一度もなかったという事実を思い出していただきたい。

ある主張や勢力を支持すれば 必ず反対の主張や勢力が現れるのが、この二極世界のお約束。

ですから、民衆が一枚岩になれるのは、「すべての民衆にとっての敵」を特定し、その相手に対抗すべく結束したときだけ、上の人たちが自分たちの存在を必死で表に出さないようにしているのは この事態を避けるためです。

が、たとえそこで闘いに勝って力を奪い返したとしても、次に主権の座に就く者を巡って 再び分裂が起こるのは必定、争いが止んで平和が訪れるなんて 千年待っても起こりません。

そうこうしているうちに環境破壊が進み、私たちはどうあがいても引き返せない地点に到達してしまうことになるのです。




そんな剣呑な “正義の味方” 的思い込みの枠を抜け出すと、「戦って勝つ」 のではなく 「戦いから降りる」 というこれまでになかった選択肢が姿を現します。

それは どこかよそから唐突にやってきたように思えるかもしれませんが、実は最初から私たちの中にあった答えであり、ただ 思い込みに遮られて見えなかっただけ。

世界情勢を報じるニュースに暗澹となり、袋小路に閉じ込められたような氣持ちになったときは、どうか思い出してください、答えも出口も自分の中に必ずある、ただ見えなくなっているだけなのだと。

意識のありようを変えれば、そもそも袋小路など最初からなかったことに きっと氣づかれることでしょう。















2 コメント

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Unknown (tatamiya1030)
2022-08-14 11:50:47
ありがとうございます。
気付きがありました。
tatamiyaさん♪ (貴秋)
2022-08-15 07:19:04
tatamiyaさんこんにちは、いつもご訪問下さり、きょうはコメントまで、ありがとうございます。
大切なことに氣付かれたんですね、すごい!
機が熟したらシェアしていただければうれしいです。

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