太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

のほほん

2016-07-04 19:22:40 | 日記
ふと、自分のブログのタイトルを見たら

サブタイトルに「南の島ハワイの、のほほんな日々」と書いてある。

「なぁにが のほほん だよ!」

自分で自分に毒づいてみる。


今、ちょっと我が家は大変なことになっている。

先日、夫が仕事を辞めた。

とてもいい条件の仕事だったから「どひゃーーーーーッ!!!」と思った。

しかし、起きてしまった現実に対して文句を言っても仕方がないので、

それは夫の問題として、私は私のことを楽しくやるだけである。


というか、それしかない。


私はなぜこの現実を見させられているんだろうと考えようとして、やめた。

おいおいそれはわかることだ。


「Look its bright side」とこちらの人はよく言う。

物事の良い面を見よう、ということだ。

確かに、悪い面にフォーカスすると、野垂れ死にするところまで思考は転がってゆくから

この状況の良い面をみてみる。


・夫は健康で、次の仕事を探している

・住む所はあるので、大きな支払いの心配はない

・私は仕事をもっていて、毎月定収入がある


こうしてみると、たいしたことじゃないように思えてくる。

ほんの少しだけど。気休めだけど。



私の絵をギャラリーで売る話が来たのと同じ時期にそうなったので、

私は四の五の言うまもなく、半ば背中を突き飛ばされるような感じで次のコマに進んだ。

絵が売れれば副収入になるし、自分以外の人の絵が売れれば、コミッションも入ってくる。

どのぐらいの収入になるのか見当もつかないが、行動を起こさないことには始まらない。

職場で絵を買ってくれる人達がいて、少し自信もついてきたけれど、

もし夫が仕事を辞めていなかったら、週に1日といってもワイキキまで行くのを渋ったかもしれない。


夫はとてもいい人間で、結婚してほんとうによかったと毎日思っているが、

こんなふうに「どひゃーーー!!」と私が叫ぶようなことを、時々やらかす。

そのたび、私は、自分にとって最善のことが起きているのだと呪文のように唱えつつ、

一応大騒ぎしたあとで、腹をくくってその波に乗っかってきた。

そしていつも何とかなってきた。


「ひろこちゃんて(私の本名ね)、いつもびっくりさせられるけど

不思議となんとかなってくんだよねぇ」


昔、妹が言った。

夫と出会う前も、私には「どひゃー!!」ということがたびたび起きてきた。

私は窮地に陥ると、いつも妹の言葉を思い出し、そうだったよなあ、と自分を安心させている。



私の本質は、「大風呂敷」なのだそうだ。

あれもこれもできると言って、いつもちょっと面倒なことを選んでしまう。

ただそれは本質であって、生身の私はそのたびにエライ目にあってきた。

以前、エンジェルリーディングに恋愛成就で通っていた仲間の一人が、

自分もガイジンの優しい人と結婚したいとセラピストに言ったら、即座にセラピストは言った。



「あなたは設備の整った幼稚園でなら楽しく遊べる人、

ひろこさんはなーんにもない砂漠でも楽しーーく遊べちゃう人なの」


それを聞いた仲間は言った。

「なんかすごく納得しちゃった。銀行に勤めたのも、結婚相手は公務員がいいのも安心だからだもん」

私だって設備の整った幼稚園で遊びたいぞ。

砂漠なんかで遊びたくない。

銀行に勤めて公務員と結婚する人生にもあこがれる。

そのあとでセラピストがこわーーいことを言った。



「だから願い事をするときは、『ひろこの幸せを中心に』という枕詞を絶対に忘れないで。

だってあなたはたとえホームレスでも楽しくできちゃう人だから♪」



私の本質のやりたいようにやらせていたら、生身の私にとってとんでもないことになってしまう。

南の島ハワイの、のほほんな日々は、いつやってくるのか。



というわけで、

今私の本質は手を叩いて喜んでいるであろう。

まったくもって腹立たしい限りである。







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