太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

気がつけば

2016-07-12 17:57:16 | 日記
7月になっていた。

今日は休みで、昼間はコラージュのワークショップがあった。

3時から9時までワイキキのギャラリーに行く予定だったが、お昼ごろにオーナーから連絡があり

ギャラリーがあるホテルが水浸しになっているので、今日は店を閉めるしかなく、

来なくてもいいという。

心の中で「やったー!」と叫び、夫にその旨を電話した。

夫は両親と3人でメキシカンレストランでランチを食べたらしい。

仕事を辞めて3週間。夫は毎日楽しそうだ。

前に仕事が見つからなかった時、持病のウツが出て、

あまり笑わなくなり、表情が乏しくなり、

朝、ソファで目の焦点が合わないままボーっとしているのを見たら、こっちが滅入る。

それを気にしないふりをして、普通にしているのはもっと滅入るものだ。


それを思えば、楽しそうにしているのはいいことだ。

塞いでいようが笑っていようが、無職ということに変わりはないのだ。



思えば私も、ずいぶんこなれてきたもんだ。

私なりに、起きてしまった現実と戦わないワークをした結果、

戦うことで自分を苦しめるのはアホらしいと納得し、降参した。


しかし、こんなワークは何度もやってきた。

望まない現実は、ある日突然やってきて、

そのたびに私のエゴは大騒ぎし、内観し、結局は波に乗っかってきた。

私は私がどうすればいいかを知っていて、それでも一連のことを、

つまり大騒ぎして、友達にほざき、内観して、ワークして、

というお決まりのコースを毎回通らないと、そこまで行けない。


それでもめんどくさい工程を経て、一旦、降参するところまでいくと、

私は、私がどうやったら心やすらかでいられるかを気にしていればいい、という所に進む。

私は私のためだけに今を生きればいい。

嬉しかったり、がっかりしたり、驚いたり、感動したり、感謝したり、

私の毎日はそういうものでできている。

自分の気持ちに関心をもって過ごしていると、

未来のことや、起きてしまったこと、起きなかったことを繰り返し考える時間はもったいない。



今日も、夫が元気で楽しそうでよかった。

私も元気で楽しくてよかった。

猫はかわいいし、天気はいいし、友達もいる。

銀行にいくばくかのお金はあるし、借金もない。

なんだ、無職なだけじゃん。

いやー、ここまでくるのに3週間かかったぞ。






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