太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

シンパイシナイデ

2016-07-13 20:11:13 | 日記
転職して一定期間が過ぎて、医療保険を受け取った。

ハワイ州では、雇い主は週に20時間以上働く従業員に、医療保険を払う義務がある。

日本のように国民保険がないアメリカは、個人で医療保険に入らないと

医療にかかる全額を自分で払わなくてはならない。

盲腸の手術だけでも保険がないと軽く100万単位かかると言われている。

だから、医療保険をどうするかは大きな問題だ。

もちろん雇う方も、月に一人につき何万円もの負担を強いられるから頭が痛い。



これでやっと病院にかかれると喜んでいたら、

その保険は歯医者には適用できないタイプの保険だった。

つまり、歯医者にかかるときには自腹で全額負担するということだ。


保険会社もさまざまで、一番の大手はカバー率もいいが掛け金も高い。

雇い主も、なるべく掛け金が安い保険会社を探す。

その結果、歯医者はカバーできないということが起こるのだ。


前の職場では、大手の保険会社だったから、どこの病院でもカバーできたけれど

元・同僚の話だと、前の職場も今月から私と同じ保険になったという。

ということは、あのまま辞めなくても同じことだった。



来月早々に、歯医者にチェックアップの予約が入っている。

前回チェックアップしたときに、半年後の予約をしたからで、

まさかこんなことになるとは思わなかった。

こんな時、夫の父がリタイアしていなくて現役の歯医者だったら、

ちょちょいとうまくやってもらうのに。

まだ歯医者には義父の名前がついているけれど、実際に運営しているのは他の人だ。



「えー!!歯医者に使えない保険なんてぇーー!」

大騒ぎする私に、夫が言った。

「現金で払ってくればいいじゃん」

「だって高いよ、きっと」

「じゃ、キャンセルしたら?ボクなんか1年ぐらい行ってないけど問題ないよ」

「でも、虫歯があったら早期発見して早期治療すれば安く済むかもしれないし」

「じゃ、行けばー?」


ここでどんなにゴネたところで、その保険が歯医者をカバーしないことに変わりはない。

夫が言うことはいちいちもっともだ。

それでもまだグズグズ言っていたら、夫が言った。



「シンパイ シナイデ、ダイジョウブ、ダイジョウブ」(日本語で)


オマエが言うな!!

というのは心の声。

誰のせいで心が乱れてると思ってんのじゃ!

前みたいに毎月ちゃんとした収入があったら、私だって「現金で払えばいいや♪」 と思うワ!





結局、予約はそのままで行くことにした。

いくらかかるかな、とても楽しみです。







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