太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

面の皮

2016-07-11 20:47:43 | 日記
私は自分のことを、人の目を気にする小心者だと思っているが、

意外と面の皮が厚いところもあることに気づいた。

それは、誰かに非難されても平気でいられるということ。

ただ、それが私の知らない人であることが条件だ。

知っている人から、何かネガティブなことを言われることには弱い。

滅法、弱い。

そんなふうに言わなくてもいいのに、などクヨクヨする。

ところが、見知らぬ人なら、まったく平気なのだ。


たとえば、今朝のことだ。

ワイパーもきかないような大雨が降っていた。

私が車を運転していて、信号機が青になったので左折しようとした。(日本だと右折ね)

対向車が右折(日本だと左折)しようとしていて、

対向車が優先なのはアメリカも同じだから待っていたら、その車が止まったまま。

私はその車が私を先に行かせてくれるのかと思い、左折しかけたところに

横断歩道を傘もささずに渡っている人を発見し、手前で止まった。

対向車は、私ではなく、その人が渡るのを待っていたのである。


その人が渡ったあと、私は対向車が曲がるのを待っていた。

すると、その車の運転席の窓があいて、迫力満点の女性が私に向かって怒鳴っている。

もちろん何を言っているのか聞こえないし、聞こえてもわからないだろう。

たぶん、ビッチだとかバカ呼ばわりしているんだろうけれど、

こういうとき、私に向かって放たれた悪意は、私まで届かない。

私が思うのは、

「あらまぁ醜い顔・・・・オンナゴジラだ」

私の前を走る車の走り方で、その女性がブンブン怒っているのがわかる。

私は朝の通勤時の日課で、アファメーションを唱えていたから、ルームミラーで見たら

まるで歌を歌っているように見えただろう。

それがその女性を余計に怒らせているようなのだ。


私に放った悪意は、そのまんま自分のところに戻ってきたというふうで、

途中でその車はどこかを曲がって行ってしまった。

そんなに怒るほどのことを私はしたとは思わないし、

こんな程度のことで朝から怒って、気の毒なことだと思う。




こんな具合で、見知らぬ人からの攻撃に、私の面の皮はとても厚くできている。

特に車に乗っている時には抜群に厚い。

20年以上勤めた父の会社で、いろんなクレームに慣れてしまったからかもしれないし、

年をとってずうずうしくなったのかもしれない。

ただ、重ねて言うが、知人だと私の面の皮は1ミリぐらいになって、

いつまでも気にしたりしているのである。









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りんご+ピーナツバター

2016-07-11 20:47:06 | 食べ物とか
ピーナツバターは、ハワイに住むようになって身近になった食べ物の一つである。

日本にも昔からピーナツバターはある。

小学校の給食のパンについてきたのも、いちごジャムか、ピーナツバターだった。

でも一般家庭に必ずピーナツバターがあったかというと、そうではないと思うし、

ピーナツバターを使った市販のお菓子も、あまりなかったと思う。


ところが、アメリカはピーナツバターが大好きだ。

ピーナツバター味のアイスクリーム、クッキー、チョコとピーナツバターのコンビのお菓子「リセス」は

息の長い人気商品である。

子供のランチボックスには、ピーナツバターを塗ったパンとリンゴというのが定番らしいし、

夫の父も、ランチのときや簡単に済ませたい夕食のときに、ピーナツバターを塗ったパンを食べる。



私もピーナツバターは好きだ。

中でも1番好きな食べ方は、リンゴに付けて食べる

最初にそれを聞いたときは、「げ」と思った。

合うわけがないと思ったし、試してみる気もなかった。

ところが、美味しいピーナツバターに出会って、ふと思い出してやってみたら、ハマった。



ピーナツバターといっても、安いものを買うと、ものすごく甘い。

それこそ、給食についてきたのは、もっとも安価な、ほとんどが砂糖のような代物であろう。

しかし、思い切りジャンクなものも、体によさそうなものも両極端に取り揃えているアメリカでは、

ちゃんと代価を払えば、いいものが手に入る。

買う時に、リーディンググラスを持っていって、ラベルをしっかりと読む。

ピーナツバターだけで、10種類以上あり、

それに加えて、カシューナッツバター、アーモンドバター、ひまわりの種バター、まだまだある。

この国の人は、ナッツをペースト状にするのが好きとみた。


材料に、砂糖が入っているものはやめる。

砂糖がいっさい入っていなくて、ピーナツがオーガニックなら尚よし。

蓋を開けてみて、オイルとピーナツペーストが分かれていたら、もっとよし。

しっかり混ざっているものは、トランスなんとかという(覚えきれない悲しさ)添加物が入っているらしい。

10センチぐらいの高さの容器入りで、1000円するかしないかぐらい。

どこのスーパーにもあるような安いものは300円ぐらいだから、それに比べれば高価だけれど、

食べてみれば、その味に納得する。

1度に大量消費するものでもなし、このぐらいの贅沢はよしとする。



りんごとピーナツバターの話をしたら、友人が、どんな味かと聞く。

それは、どんなって・・・・

りんごにピーナツバターを塗った味としかいいようがない。

それでもいうなら、しゃきしゃきとしたリンゴの甘みと酸味に、ピーナツバターの柔らかい風味が

絶妙にマッチする。

砂糖なしのピーナツバターを見つけたら、ぜひ試してみる価値はある。






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