太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

まじぴか

2016-08-10 19:38:17 | 日記
ひと月ほど前になるが、仕事から帰った私のために、ドアをあけてくれた夫の顔を見て驚いた。

額と鼻、頬全体と唇の下が真っ赤だ。

炎天下のハワイのビーチで、サンスクリーンを塗らずに半日寝ていたか。

それにしては他の部分は焼けていない。

「ど、どうした?」

「きれいにしようと思ったんだけど、強すぎた」

「なにで?」

「スポンジ」

「どのスポンジ?」

「やわらかいやつ」


夫は、お肌の手入れにこだわりがある。

化粧水のようなものは嫌いで一切つけないが、

毛穴をきれいにするとか、肌を清潔にすることに心を砕いているのだ。

洗顔するときに使う電動ブラシも、私はめんどくさくて使わないけれど夫は毎日使っているし、

クリニークの拭き取り用のトナーを買ってきたのも夫だ。

(これは私も使っていて、けっこういいと思う。肌がやわらかくなったような気がする)


その夫が、もっときれいにしようと思って、スポンジで顔をこすったら

強くこすりすぎたと言うのだ。


うちにスポンジなんかあったかな。と、ふと思ったことは思った。

バスルームではスポンジのかわりにタオルを使っている。

でも細かいことは気にしないのが私だ。


シュートメが、

「食器用のスポンジの、硬いほうでこすったんじゃないの?」

と言うと、夫は

「まさかー。そんなことするわけないよ」

と笑った。



先日、一緒に日本食スーパーに行った時、日用品コーナーで夫が私を手招きする。

「実はこれで顔をこすったんだ」

指差すものは何かというと・・・・





姉が日本から送ってくれた荷物の中に入っていた。

キッチンの下に入れてあったのを、見つけたんだ。


「ええー!!これで?」


「だって柔らかかったから・・・・」


確かに柔らかい。

でもこれはわが身を削って汚れを落とすつわもの。

人体には使用しないでください、と書いてあるけど、日本語が読めなきゃ無理だ。




無職で家にいた頃だからよかった。

2日ほどは真っ赤で、3日目ぐらいからおさまってきた。

そんなとき、アイスクリームカンパニーの面接が明日、ということになった。

赤味はおさまったが、日焼け後のように薄い皮がポロポロしている。

「ねえ、バカみたいじゃない?」

そんなこと聞かれても困る。

採用されたからよかったじゃないか。





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