太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

リオ

2016-08-13 19:51:50 | 日記
いろいろと言われていたリオのオリンピックが始まった。



夫の父が、好意で我が家のテレビをケーブルテレビに繋げてくれたおかげで

夫はすっかりテレビっ子だ。

どういう仕組みか知らないが、すべての番組、コマーシャルにまで英語の字幕が付くので、

私も一緒にテレビっ子の仲間入りだ。

私一人の時にテレビを見ることはないのだけれど、夫が勝手にカチャカチャ変える番組を、

私はほかの何かをしながら見ている。


なかなか興味深い番組がある。

私が好きなのはヒストリーチャンネルで、はるか昔から宇宙人が人間の文明を助けてきた、

という仮説で、世界中を証拠を探してゆくというもの。


夫が好きなのは、「48」という番組で、アメリカで起きた殺人事件の捜査をドキュメントで追う。

事件が起きてから48時間にどこまで捜査を進められるかが、事件解決の鍵らしい。


変わったのもある。

初対面の男女が、全裸で21日間サバイバルする。

持ってゆける道具はひとつだけで、ほとんどの人はナイフを選ぶ。

過酷な自然、飢え、怪我、極限の状態での21日間は想像を絶する長さだ。

しかし、なぜ全裸なのかがわからない・・・

パンツぐらいはけばいいのに。



日本の番組もある。

Japan's Local secret という番組で

日本国内の都道府県の、その地域だけの食べ方や文化などを紹介する。

どうも10年ぐらい昔のものを繰り返し放送しているようなのだ。

その中で、静岡県を取り上げていて、静岡出身の芸能人が

「静岡人は、足をくじくことを ぐらす と言います」

と言うと、その場にいる人達が一斉に

「えーーー!」

と言うのと同時に私も、

「えーーー!」と叫び、

「ぐらす って言わないなら、なんて言うのさ!」

と言っていた。

くじく、とか、ひねる、という言葉もあるけれど、それは会話では使わない。

「足、ぐらしちゃっただよー」

と言う。(この「ただよー」は典型的な静岡弁である)

こんな具合に、その土地の人だけが常識だと思っていることを知るのは、

なかなかにおもしろい。




そうだ、オリンピックの話だった。


オリンピックはおもしろい。

この場に出ることだって大変なことなのに、こんな大きな本舞台で世界新の記録を叩き出せる人達。

リタイアしたけれど、目的を見失ってつまづき、再びオリンピックに戻ってきた人。

当然ながらアメリカ寄りの見方だから、日本の選手のことがわからないのが残念だ。


しかし、しばらく見ていると、私の癖がでてくる。

体操の選手の化粧が、ちと濃すぎやしないか。

小柄な彼女達が濃い化粧をすると、子供が化粧をしているようなバランスの悪さがあって気持ちが悪い。

水泳の男性選手は、永久脱毛をしているんだろうか、それとも毎日剃っているのだろうか。

陸上選手の長い金のネックレスが、足を踏みだすたびに口元にまで跳ね上がり、邪魔で仕方がない。

「そんなもん、はずしてこいや!」

思わず声に出して言うと、みかねた夫が言う。

「ねえ、競技を見てる?」


オリンピックは好きだが、これじゃあオヤジだ。

と自分でも思う。

思うが、今も、女子体操選手の脇の下が気になってしまうのだから、しかたがない。





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