太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

FUTON

2016-08-21 16:08:02 | 日記
先日、アメリカ南部で大雨が降って、多くの人が避難した。

そのニュースを報じる新聞に、避難先のベッドが足りなくなって、

床で寝ざるを得ない人々がいて、

災害に備えてじゅうぶんな数のベッドを用意する必要がある、と書かれていた。



そんなの、ベッドにこだわらずに最初から床で寝ればいいだけのことじゃん



そう思ったのは、私が日本人だからだろうか。

緊急に避難している場所で、なんでベッドで寝ようと思うかね。

生まれた時からベッドで寝ている人達には、

床で寝るということは、それほど受け入れがたいことなんだろうか。


そういう意味でいえば、ハワイはちょっと違う。

普段はみんなベッドで寝ているが、

たとえばたくさんの人を家に泊めるようなときには、ゲストルームのベッドだけでは足りなくなる。

そうすると、ココの人達が「FUTON」と呼ぶものを床に敷いて、そこで寝てもらう。

この「FUTON」は日本人が思う布団ではなく、日本でいうと、三つ折できるマットレスである。

日本人はマットレスの上に敷き布団を敷くが、ここでは直接シーツを敷く。

我が家の屋根裏部屋に、FUTONが3組ほどあり、夫の両親の友人らが、よく借りに来る。



日本に帰省するときは実家に泊まって、和室に布団を敷いて寝る。

夫は布団で寝るのが好きで、「気持ちいいーーー」と喜ぶが、

ハワイに戻ってくれば、布団が恋しいとは言わない。

彼もまた、ベッドで育ったガイジンである。



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