昇給

夫が、二度目の昇給をした。

働き始めて１ヶ月で、４００円余り上がったことになる。

夫は、楽しそうに、ではないにしても、

元気に仕事にいっている。

プロフェッショナルな仕事じゃないとか

それでも前の仕事の年棒には満たないとか

私の心の四隅に、意地悪くまだくすぶっているものはあるにはあるが、

素直に昇給を喜べる自分もいる。


中間管理職の板ばさみストレスで、

肉体的には疲れていないが、心が疲れきっていた以前と、

心は疲れていないが、肉体的に疲れている今と比べたら、

夫には今のほうがずっといいように思う。

夫がこの状態に満足しているのではないのもわかっていて、

でも、心が疲れる仕事に戻るのはどんなもんだろう、と思ったりもする。


こんなふうに思考を続けていくと、

どんどん思考が作り出すストーリーにからめとられていって

起きてもいないことが、さも起きているかのように思えてくるから要注意。

そしてそれは間違いなく、ネガティブな展開。

思考は実は悲劇が大好きなんだ。




こんなときこそ、ニャンコ先生。

仕事やめたんだ？ふーん。

アイスクリームの会社にいくの？へえー。

昇給したって？そうなんだー。

そんなふうになりたい。先生、教えてー！







袋に入ってうっとりニャンコ先生２




つかの間の外を楽しむニャンコ先生１




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