太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

女友達

2016-08-18 19:55:08 | 日記
友達と会って、ランチを食べ、お茶をし、時計を見たら4時間たっていた。

日曜日の今日、夫は急に友人の子供のベビーシッターを頼まれたので、

一緒にホノルルまで行って、ベビーシッターの間、友達に会うことにしたのである。

夫は、5時間近くも時間をつぶせるのかと不思議そうな顔をしたが、

女友達がどういうものか、男は知らない。



友達は多くないが、いつも友達に恵まれてきた。

インターネットのおかげで、日本にいる友達とも日本にいるように連絡がとれるし、

ハワイにいても、なんでも話せる、気のおけない友達が近くにいることは本当にありがたいことだと思っている。




友達としゃべって笑って、ふと思うことがある。

年齢だけ重ねて、私はずっと変わっていない、と。




二十代の頃は、仕事や恋愛や結婚の話題がメインで、

三十代も、それぞれの占める割合が変わるだけで、やはり仕事や恋愛や結婚で、

四十代もやはり、仕事と恋愛と結婚だった。

自分で起業している人も、子供を育てている人も、結婚をしない人も、何度も結婚する人もいる。

恋愛や結婚の形もさまざまで、

けれど、友達とは、それら環境をシェアしながらも、また別の部分で繋がっているように思う。




二十代の若い人達から見たら、文句なしに「おばさん」と言われる年齢になった。

職場の同僚には、私より若いのに孫がいる人もいる。

それなのに、私が今日友達と過ごした4時間あまりは、

恋愛の話はないにしても、仕事のこと、結婚生活のこと、美味しいもののこと、

ものの考え方のこと、深刻になりそうなことも笑いに換えて笑い合い、

それはまるで二十代、三十代の頃と変わらない。



私が若かった頃、自分より年上は、みんな年寄りにみえた。

高校生の時、教師は二十代でもとても大人にみえたし、

二十歳の時、28歳の先輩はずいぶん遠くに思えた。

25歳になっても尚、40歳の先輩は、もう完全に年寄りの部類だと思っていた。

若さというものは、そういうものなのだろうけれど、それはあんまりだったと今は思う。

あの当時、私が年寄りだと思っていた人達はどんなふうに友達と過ごしていただろう。

かれらもまた、私のように感じたりしていたのだろうか。




思えば、節目の年齢になるたびに必ず、

若い頃に想像していたその年齢と、実際の自分に大きな違和感を感じてきた。

私はきっと10年たっても、友達と愚痴を笑いに換えてふざけあったあとで、

同じ違和感を感じるのだろう。







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