夫の叔母の家で、食事をした。
料理上手の叔母は、いつもなにか新しいレシピを開発している。
この日は、タイ料理。
叔父はジョージア州の出身で(村の神童といわれ、マサチューセッツ工科大学卒)、数年前に叔父の両親がハワイに来た時に、
母親が作ってくれたデザートに、これでもかとコカ・コーラを入れたのをみて私は心底驚いた。
コカ・コーラが調味料になる!!
ジョージア州はコカ・コーラ発祥の地だからなのか。
南部のほうは、なんでも砂糖がたっぷり使われているからなのか。
ピーカンナッツという、見た目はアーモンド、味はクルミに似たナッツは
ジョージアでは盛んに食べられていて、
ピーカンナッツをキャラメルでまぶしたのを敷き詰めた上に、
さらに甘いシロップと砂糖をたっぷりかけて焼くパイは、前歯が溶けそうなほど甘い。
レモネードのグラスの底に砂糖が沈殿している、という話も大げさではないと思う。
そういえば、アイオワ州に住んでいた私の知人、クリーバーさんのお宅では
毎朝、牛乳の代わりにコカ・コーラが配達されていたという。
何十年も昔のことだから、今はもうコーラの配達はないかもしれないけど。
アメリカ人はコカ・コーラが好きだ。
隣家の奥さんは、カロリーを気にして毎日コカ・コーラ ゼロを飲んでいるが、
依然みっちりふくよかだ。
カロリーゼロというのは嘘だと思う。
私が子供の頃は、コカ・コーラを飲むと歯が溶ける、なんて言われたもんだ。
同じように言われた昭和生まれは多いんじゃないだろうか。
私はコカ・コーラよりは、ファンタや三ツ矢サイダーやプラッシー(お米屋さんで売っていたオレンジジュース。若い人は知らないだろなあ)が好きだった。
リボンシトロンなんていうジュースもあった。
大人になってからは、炭酸が苦手になって炭酸ジュースは飲まなくなった。
外は夕焼け
秒単位で色がどんどん変わってゆく
狭い日本にも郷土料理は数えきれないほどあるのだから、
広いアメリカに、ないわけがない。
今月、ジュディスに会った時、イギリスの郷土料理について聞いてみようと思う。