太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

怪しいメール

2020-10-21 10:13:58 | 日記
夫の叔母ロビンからメールが来た。
ロビンはシュートメの末の妹で、インディアナ州に住んでいる。
文面は、こうだ。


『ハーイ、シロ。

このメールが届いているといいんだけど。お願いがあるのよ』


ロビンとはテキストでやり取りはしても、メールはあまり使わない。
珍しいなと思い、返信した。

『届いてるよ』

しばらくして、その返信が来た。


『よかった。

実はGoogle Play Cardを私の姪にあげたいんだけど、

私は心臓の手術があって遠い場所にいるので買えないの。

だからお金は返すから、あなたの近くで買ってもらえないかしら』


私は夫に言った。

「ロビンが心臓を患っているなんて知らなかったよ。
Google Play Cardってなに?」

「なに言ってんの?ロビンとおととい電話で話したけど、ぴんぴんしてたよ」

「そのカードを姪にあげたいんだってさ、でも手術があるので買えないから、
私に買ってくれってさ」


「あなたがロビンのじゃんか・・・・・」


あ。


そういわれてみたら、そうだ。


4人姉妹のうち、子供がいるのはシュートメとロビンだけ。
シュートメには息子が二人で、ロビンの旦那にはきょうだいがいない。



シュートメに確認したら、シュートメのところにもロビンから

『ハーイ!電話ちょうだい』

という内容のメールが来ていて、
ロビンはこんなメールをよこしたりしないわ、と不信に思い、削除したという。
ロビンのパソコンがハッキングされたのだ。
私はすぐにロビンのメールをブロックした。


なんだか、空き巣に入られたような嫌ーな気分だ。


しかし、姪にあげたいプレゼントを、その姪に頼むなんてお粗末じゃないか?

昔、友人の実家に「オレオレ詐欺」の電話がかかってきたとき
「あ、オレだけど」
「誰?」
「オレだよ、オレ」
「あ、ゆういち?」
「そう、ゆういちだよ」
「うちにはそんな名前の家族はいませんよッ!」
母親はそう言って電話を叩き切った、という痛快な話を思い出す。


昨年、実家の母と姉までもが、危うくオレオレ詐欺に騙されるところだった。
(その記事はコチラ

こんなメールを受け取ってしまうのは、私に隙があったから。
そう思って、心のお掃除をし、キモチを引き締める。