太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

映画のタイトル

2020-10-25 14:00:59 | 勝手な映画感想
突然だけど、私は 俳優レイ・リオッタ が怖い。

レイ・リオッタ

彼の出演作で、1番よかったのは「フィールド オブ ドリームス」
とうの昔に死んだはずの野球選手、シューレス・ジョーの役。
ほとんど台詞といった台詞はないのに、その存在感が半端なかった。

この顔だから、善人よりは、悪役が多いのは仕方がない。
それにしても、彼が出てくる映画は、怖くて見られない。
どうしても見るときには、目を薄目にして、見る。
同じ理由で、ケビン・ベーコンも私は怖い。




ネットフリックスに登録している映画が減ってきたので、なにか見たい映画はなかったか考えていた。

ふと浮かんだのが、「ニューヨーク第8番街の奇跡」(正しいかな?)
かなり古いので、詳しい内容は忘れている。
住まいの立ち退きを急かされている住人が、宇宙人の助けを借りるというようなストーリーだ。
オーダーしようと思って、原題を調べてびっくり。

「Batteries not included」

電池は含まれていません、て・・・・・
なんでまたこんな。
内容を忘れているので、見れば、ああそういうことか、と思うのかもしれないが、
仮にこのままのタイトルで日本で公開したら、反応はかなり薄かったのではと思う。


ニコラス・ケイジ主演の「天使のくれた時間」もそうだ。
ビジネスで成功するために恋人と別れ、ウォール街で大成功している独身貴族の主人公が、
ふと出会った天使に、恋人と別れなかった場合のパラレルワールドを体験させられる、というファンタジー。
これも私は大好きで、DVDを買って繰り返し見る。
しかし、この原題が

「The Family Man」

何て言えばいいだろう、家庭的な男、か。
超リッチな独身貴族の人生と、子持ちの冴えない男の人生を比べて
子持ちの方がFamiliy Man なんだろうけど、
このタイトルじゃ、やっぱり「見たい!」という気持ちはそそられないかも。


ロビン・ウィリアムズの「奇蹟の輝き」
これも大好き。
二人の子供を同時に事故で亡くし、そのあと、自分も事故で死んでしまった主人公が、死後の世界に行く。
死後の世界の、現実離れした美しさ、その色使い、不思議さが印象的だ。
この原題は、

「What Dreams May Come」

けして悪かない。
悪くはないけど、ちょっと弱い。
奇蹟、それも、奇跡じゃなくてという言葉を入れることで、
私のようなファンタジー好きが飛び付く。


映画の邦題を考える人達って大変だけど、いい仕事してると思う。