私の作品をおいているギャラリーのひとつであるサンシャインは、うちの近所にある。
このパンデミックの間に、そこで私のオリジナル作品が3点と、キャンバスにコピーしたジークリーが1点売れた。
スペースがあいたので、いくつか手持ちの作品を持っていったら、
マネージャーのラティーシャが全部引き取って、その壁1面を全部私のスペースにしてくれた。
他のギャラリーはカハラにひとつ、ワイキキに2か所あるが
サンシャインは車で5分で行ける上、
ラティーシャが良さそうなフレームをつけてくれたりもするので、私はただ作品を持ち込むだけでいいのが便利だ。
他のギャラリーには、フレームワークはしないで販売するだけだから、
フレームを付けたければ自分で付ける必要がある。
シュートメにプレゼントするつもりの、シャワートゥリーが完成した。
シャワートゥリー
ひと月ほど前に、シュートメがカイルアで見かけた黄色いシャワートゥリーがそれはきれいだったと、繰り返し言っていた。
うちの庭に植えたのも、黄色いシャワートゥリーだ。
屋根裏に、いつか買った六角形のキャンバスがあったので、そこにシャワートゥリーを作ろうと思い立った。
シャワートゥリー
背景にする紙を決めるのに、1番時間がかかったかも。
コラージュは、絵の具で描くのとは違い、染めた紙の中からコレというものを選んで貼ってゆくから
自分で色を作り出すことができない。
メンターのスーザンはよく
「Read a paper!(紙を読むのよ)」
と言っていた。まさにその通り。
手染めの紙は、1枚の紙の上に何種類かの色が混ざっていたり、
紙の場所によって色の具合が違ったり、
1枚の紙でも、使う場所によって雰囲気は変わってしまう。
これという紙を選べたときの嬉しさ。
失敗したはずの紙が、後半になってグッとよくなったときの驚き。
紙を選ぶだけで何時間もかかることがあるし、作るのにも時間がかかる。
欲しい色を作って筆で描くほうがどんなに楽かと思うけれど、
難しいからこそ、おもしろい。
午前中に、仕上げを表面に施した。
乾けば、今夜のディナーのときに渡そうと思う。