太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

バスマットボヘミアン

2022-07-09 15:17:39 | 日記
私はたいしてこだわりがあるほうではないと思うが、こだわるものもある。
そのひとつが、バスマット。

毛足の長い、化繊の玄関マット的なものが最も苦手。
足を乗せると、前に使った人の水分が グジュッ と足の裏に戻って来るのがなんともいえず嫌なのだ。
実家にいたときに使っていたのが、毛足こそ短いものの、化繊の似たようなもので、
私はタオルで足の裏を拭いてから、マットを踏まないように跨いでいた。
こういうマットは、たいてい裏に滑り止めのゴムがついていたりして、洗っても乾燥機に入れられない。
日本のように、太陽でからからに乾かせればいいが、ここではガレージに吊るすしかなく、ちゃんと乾かない気がする。

竹マット。
これは前の結婚時代に使ったことがある。
竹なので、踏んでも グジュッ という感じはない。けれど、水分がマットの裏側に抜け、床が湿る。
だから竹マットの下に水分を吸う何かを敷くという、本末転倒なことになる。むろん、毎回拭いて吊るしておくような、ちゃんとした主婦がいればその限りではないが、ズボラの国からズボラを広めにやってきたような私である。
それに化繊のマットはまだ洗えるだけいいが、竹マットは洗えない。


水分を吸う石、のようなもの。
名前を失念したが、コースターに使われるような、水分を吸う石(のようなもの)でできたバスマットがある。
テレビのコマーシャルで見て、これはいいかも、と心が動いた。
濡れた足を乗せると、一瞬足の形に濡れて、すぐに吸収されて表面がサラサラに戻る。
職場の昼休みに、ふとその話をしたところ、同僚の一人が言った。

「あれ、ダメよ。母親の家で使ってたけど」

確かに水分を吸って常に表面はサラサラなのだけれど、使っているうちに足を置く部分の色が変わってくるというのだ。
シャワーを浴びたあとのきれいな足のはずが、なぜか油足の跡のように変色してきたらしい。
こすっても洗剤を使っても落ちないので、捨てたという。


タオル地のマット。
これが1番気に入っているもの。
家を建てる前に使っていたのがそれで、それは今もあるのだが、色が合わない。
我が家のバスルームの壁が紫なので、小物は別の色目を使いたくないのだ。
紫のタオル地のバスマットを探し続けたものの、出会えず。
その間、使わなくなった紫のバスタオルを畳んで使っていた。これを縫ってバスマットにしようとも思ったけど、縫うと、縫った部分が厚くなり、乾きにくくなる。
諦めかけた頃、ターゲットで購入したのが、今使っているバスマット。



これはタオルとして売られていた。



両端にフリンジがついていて、大きさも手ごろ、紫じゃないけど、床のタイルと同色だから良し。
ペラペラなのがいい。使わないときは、ガラス扉の取っ手にひっかけておく。
他のタオルと一緒にがんがん洗って、乾燥機に放り込んで乾かせる。
私のバスマットボヘミアンはこれにて終了。