Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

大同寺(2018年4月1日参拝)

2018年05月09日 | 数珠巡礼
粟鹿神社から1.2キロ、僅か5分で大同寺に到着。

こちらは臨済宗のお寺で相当な古刹です。

また境内に咲く紅枝垂れ桜が特に凄いんです。
楽しみです。



所在地:兵庫県朝来市山東町早田417
宗派:臨済宗妙心寺派
御本尊:聖観世音菩薩
創建:大同2年(807)
開山:不明
札所:数珠巡礼


【縁起】
醫王山大同寺は今から1200年前に仏教寺院として開創されました。

当時年号から寺名を付けるということは、
時代背景から見ても大変珍しいことであったとされています。

天台宗として始まり、当初は五重の塔や、
不動明王信仰があったと伝えられています。

そのような中でも山号の由縁となった薬師如来像は今も現存し、
当寺にてお祀りをしております。

薬草栽培もされ、悲田院のように人々の治療に当っていたようです。

その後、寺は一時衰退の一途を辿るものの、
南北朝時代の月庵宗光禅師によって禅宗寺院として開山、復興されました。

その時、山名宗全でよく知られる山名家の厚い帰依を受け、
大いに発展するところとなります。

しかし整然と完備された伽藍も、応仁の乱、夜久野ヶ原の戦いにて焼失。

その後、1700年頃に入ってから今の臨済宗妙心寺派となり、
伽藍もその頃の再建で現在の姿となっています。


【桜】






粟鹿川に流れ込む川沿いに桜並木がありました。

この地域も川沿いに桜を植える風習があるんですね。


【寺号標】


ここに数台分の無料駐車場がありました。


【桜】



【参道】


普段なら上の駐車場まで車で行くのだが、
両側に咲く桜を観ながら山門まで徒歩で行くことにした。


【西国三十三ヶ所ミニ霊場】



【桜】






桜を見てるだけで心が和み癒されますね。(^^

【観音菩薩】



【境内】



【涅槃仏】


涅槃仏の前にも車は停めれますし、
さらに上にも停めれるスペースはあります。

かなりの台数が停めれますね。


【石段】



【猫】


人懐っこい野良猫でした。(^^


【山門】


延宝6年(1678)建立されたもの。

渋すぎる山門の奥にはピンクの桜が見えます。


【境内】




予想以上に綺麗な枝垂れ桜に感嘆の声があがる。

しかし、向かって左側の枝垂れ桜は雪の重みの為に折れたそうで、
今年のライトアップは中止になったとのこと。


【紅枝垂れ桜】








はぁ~溜息が出るほど美しい。

後ろに控える開山堂も立派なものです。


【開山堂】




禅宗特有の仏殿かと思っていましたが、
こちらは開山堂とのこと。

嬉しいことに堂内に入れました。(^^


【釈迦三尊像】



【格天井】



【達磨大師】



【月庵宋光禅師】


この方が再興された月庵宋光禅師です。


【法堂】




こちらも中に入ってお参り出来ました。(^^


【内陣】




御本尊の薬師如来や地蔵菩薩等が祀られていました。


【紅枝垂れ桜】











【鎮守社】



【鐘楼堂】



【境内】






境内はどこから見ても美しい桜ばかり。

質素倹約をモットーにしているような禅宗寺院には、
華やか過ぎる桜は不釣り合いなのかも知れない。

しかし、だからこそ、
僅かな期間に咲く桜は一時の安らぎとして、
強く人の心に訴えるものがあります。


【御朱印】


書置きをいただきました。