Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

金剛寺(2018年10月8日参拝)

2018年10月28日 | 洛陽四十八願所巡り
昨日は興福寺で法要に参加させていただき大満足。

今日は浄土宗寺院大公開に参加している金剛寺というお寺へ向かう。

近くに青蓮院門跡や粟田神社といった有名寺社が近くにあり、
金剛寺は三条通り沿いにあるということで、
近隣の有料駐車場に車を停めてお寺を探す。

しかし地味なお寺のようで、
お寺の前を気づかずに通り過ぎるという。(^^;

おかしいなと思いつつ、
道を戻ると発見した次第。(笑)



所在地:京都市東山区三条通白川橋東入五軒町124
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:天平年間
開基:行基菩薩
札所:洛陽四十八願所巡り


【縁起】
当寺は山号を一切経山とする浄土宗の寺院である。

奈良時代、天平年間に行基菩薩が東岩倉山の一切経谷に創建した、
阿弥陀堂に起源を持ち上の堂とも称した。  

伝えでは行基菩薩は丈六の阿弥陀如来像を彫ったとされる。

応仁の乱で東岩倉山一帯は戦場となり当寺は荒廃したが、
焼けた御堂から首だけになった阿弥陀如来像を信者たちが見つけだし、
それを粟田の地に遷し、仮堂(粟田惣堂)を建て蔣を敷き、
その上に阿弥陀如来の頭部像を祀ったところから、
今も蹴上には小物座町という地名が残る。

以降、地元の住民たちによって御堂は守られ信仰されてきたが、
慶長7年(1602)に岌然上人が青蓮院門跡の許可を得て、
現在の地に堂を移し寺を再興した。 

正徳3年(1713)に御本尊が修復、
享保15年(1730)には本堂が建立され現在に至る。

また当寺は洛陽四十八願所巡りの第二十七番の札所であり、
慶長年間の頃から朱印に行基菩薩御作出陣の弥陀安置という印を捺している。  


【山門】


山門を見てもやはり小さなお寺のようです。

金剛寺のFACEBOOKを見ると、
1台分の拝観用駐車場があるということだが、
確かに山門奥に軽自動車が停まっているのが見える。

境内に停めてるのはお寺関係者(住職)の自動車だろうし、
あの狭い境内が駐車場では無いと思う。

ましてやあの狭い山門を普通自動車がくぐるのは厳しいわ。(^^;

どこかに駐車場を確保してるんでしょうね。


【境内】


意外と大きい本堂と庫裏です。

もっと狭い境内で小さな本堂かと思ってた。


【観音堂】





【地蔵菩薩】



【本堂】


本堂に上がらせていただくと、
御本尊が余りに立派で驚いた。


【出陣の弥陀】






これほどとは。

行儀菩薩作の真贋を問うのはナンセンスだと思う程、
素晴らしい御本尊がお出迎えです。

感動です。

過去にもこのような経験がありましたが、
無名な幾つものお寺に丈六の御本尊がいらっしゃる。

さすが京都と言わざるを得ない。


【諸仏】






脇壇には何体もの仏様や高僧が安置されていました。


【善導大師・法然上人】





【屏風】



【掛軸】








龍虎図。




六字名号。


【庭園】



【木魚念仏】


御住職と共に木魚を叩いて般若心経を唱えた。

今まで木魚は本堂で一回ポンと叩いたことはありますが、
ここまでガッツリ叩いたのは初めてで、
とても良い経験をさせてもらいました。(^^


【出陣の弥陀】




最後に御本尊を見納め。

またお会いしたいものです。


【御朱印】


書置き対応のみでした。