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ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

脈々細胞

2025年04月14日 | 百伝。

昨日、みゃくみゃく様がやっと来たぞ。

大阪・関西万博が開催。

関西万博開幕のニュースを観ていました。

25年後の自分の健康状態、顔も、5分程度で解析できるというパビリオンもあるとの事。

25年後・・生きていないだろうなぁ。

20年前には、愛知県で愛・地球博開催。

あの頃は、おじいちゃん、おばあちゃん・・みんな生きていたなぁ。と、一緒に出かけた息子が思い出すようにポツリと一言。

関西万博の入場券を持っているので、単純に楽しむために多分行くかな?

20年後・・僕はどうせ生きていないだろうけど、だから思い出を残すためではないです。

赤と青が鮮烈なみゃくみゃく様・・何かと似ているなぁと考えていたら、フェリー百風の子供に映りました。

人間は、自分の楽しみ、気持ちよさ、快な気分を求めて動く生き物。

キャラクターの「みゃくみゃく様」の青い部分は、自在にかたちを変化させる「水」をイメージ。

赤い部分は、生命の象徴である「細胞」をイメージしているとの事です。

細胞も活発化する春・・美味しい空気を求めて、水に触れて、呼吸する楽しみ、砂浜を歩く、ちょっと百島まで出かけたくなりました。


コンセプトとビジョンの因。

2025年04月11日 | 百伝。

因島愛、広島カープ愛丸出しのポルノグラフィティの歌が、ラジオで聞こえてきます。

昨日、一昨日と、因島(尾道市)出身の作家の湊かなえさん、タレントの東ちずるさんがメディアで語っていました。

湊さん曰く、落ち込んだら一休さんの歌「気にしない、気にしない♪」と口ずさむとか!

東さん曰く、妖怪を使って社会風刺、政治は困っている人たちを助けるものだと断言。

昨年暮れに因島から通っていた高校の同級生と電話で話したけど、因島の人達・・こんなに面白かったかな?

彼の弟さんが、尾道市会議員として地元で頑張っているとか・・因島同様に百島の事も頼むぞ。

さて、気にかかるのは、お米の値段・・相変わらず高いです。

日本国には、地方国と東京国という2つの国が存在しています。

日本の食料自給率は約38%、東京は限りなく0%・・カナダは264%、オーストラリア224%、アメリカ130%、フランス127%(2013年度、農水省試算)等。

福井のコメ作りの農家さん曰く、最大の要因は、日本の人口減少以上にインバンドの海外からの観光客、外国労働者が増えて「ご飯の需要」が急伸しているとの事。

福井の農家にも、関東、関西の業者からの様々な問い合わせ、訪問があって3年契約の直接買いをオファー、打診されているとの事。

このような状況にもかかわらず、政府の備蓄米放出量が圧倒的の少ないと言います。

ただ生産者側としての農家は、赤字続きのコメ作りをやりたくないとの事。

消費者側としては、日本の主食となるお米、食料に消費税は必要ないのでは?

今日、日本政府は、コメの輸出量を5年後の2030年には現状の7倍以上に増やすことなどを盛り込んだ、新たな農業政策の基本計画を閣議決定したというニュース。

これで潤うのは、誰?

明後日から、大阪関西万博が開催。

コンセプトは、全世界80億人のアイデアを交換して、未来社会を「共創」、人類共通の課題解決に向け、先端技術など世界の英知を集めて、新たなアイデアを創造、発信する場に!

未来社会の実験場だとの事・・素晴らしい文言です。

日本のエネルギー自給率は約10%・・ガソリン代も電気代も高いはずです。

そのまえに、地域創生、地方創生、日本国創生、再生しないとね。

厚生労働省が掲げる2035年の新しいビジョンです。

「日本の経済成長、財政再建、ひとりひとりが主役となれる健やかな社会を実現する」

コンセプトもビジョンも好いですが、意味不明です。


サクラ

2025年04月09日 | 百伝。

先週、橋を渡る際、久しぶりに階段を一段飛ばしで上がると、フラフラとバランスを崩して転倒しそうになりました。あぶない、危険なトライでした。

最近の国際ニュースはトランプとタリフばかり。

国内のメディアはサクラ情報、身内へのカード配りが得意の十八番。

フジテレビ、アナウンサー絡みの芸能人の性加害、お客様商売。

昨日のニュースは、タレントの広末涼子さんが看護師への傷害罪で逮捕。

原因は、高速道路での追突事故でパニック状態になっていたとか❗

同じ高知県出身のアンパンマン作者やなせたかし先生ならば、言うだろなぁ。

「助かって良かった。生きていて良かった」

人気取り商売の芸人、役者は、大変だなぁ。

芸能人にならなくて良かった。

人生舞台には「偽客(サクラ)」が必要かも知れません。


心豊かな百国

2025年04月04日 | 百伝。

今の日本において、年収200万円以下が2000万人以上だとの事。

年収1500万円以上を稼ぐ人は僅か約72万人程度だとの事。

日本国における現状の経済的社会格差の事実です。

昨日、アメリカ大統領トランプ氏が、相互関税を発表、アメリカ国の歴史上「解放の日」だと高々と宣言。

これで、アメリカは再び豊かな経済大国になるとの事。

狭心症にご用心。

子供の頃は、アメリカは大金持ちの国で、日本は貧乏だけど豊かな国だという感覚でした。

日本国に総中流意識が生まれて、金満国と意識したのは50年以上昔の昭和40年代頃でしょうか?

海外からウサギ小屋に住んで働き中毒だと揶揄されていましたが、貧乏の意識も変わったのでしょう。

アメリカよりも、日本の方が金満国だと感じたのは、昭和50年代頃~かな?

そんな途中の空白期間を挟んだ失われた30年・・今再び日本国は貧乏国になったという感覚がします。

非正規雇用、一人親世帯、高齢年金者、引きこもり、少子高齢化社会・・世界が羨む日本の未来は見えてきません。

衣食住、生活の最低必要条件の命に関わる絶対的貧困ではないけど、電気も水道も止まった、物価上昇、エンゲル係数が上昇、大企業の賃上げ昇給、中小零細企業との収入格差は広がるばかりです。

暮らす地域、国を基準に考える相対的貧困・・日本社会の政治問題です。

商品券10万円を配る高給取りの政界、メディアは、全く日本の真面目に生きる庶民に寄り添っていません。

老国日本の心不全です。

今朝の朝ドラ「あんぱん」を観て思い出しました。

昭和百年の今年、それでも昭和初期の大日本帝国は、今よりも遥かに貧富格差の大きい貧乏国だったのでしょう。

亡くなった父が言っていました。

「子供の頃、百島から大阪へ転校したら、着物姿はワシ一人で皆な洋服を着ていた。それから父親が病気で倒れて、百島へ転校して帰ったら、ワシだけが洋服で皆、着物姿だった」

その後、子供のまま船乗りになって中国大陸、南方へ渡り働いて、戦争体験を経て帰国した父は、それでも「自分は幸運だ」と言い続けていました。

自分を幸運だと信じる人は、学歴、能力よりも「幸運」「体力」を大事だと考えています。

「おまえは馬鹿なんだから身体を張って働くを第一に考えよ」がモットーでした。

母と違って、父は一度も「勉強しろ」と言ったこともありません。

コロコロと転職しても「働き場所があるだけで幸運だ」と言っていました。

その通り、人生は「運を動かすこと」だと思います。

しかし、「幸運、不運」と「貧乏感、富裕感」そして「達成感、疲労感」は、全く別物。

身体が資本、精神はストレッチ運動、健康が最大財産・・世界百国、間違いなしです。

適切な自律神経機能の活動、大事です。

誰もが心豊かな世界に生まれて死にゆく生涯でありたいものです。


手のひらを太陽に♪

2025年03月31日 | 百伝。

昨日は、ふくい桜マラソン大会日、冬に後戻りしたような冷たい雨の中で約1万5千人が参加開催。

寒い一日でしたが、数日前の25度を超えた夏日の黄砂と花粉が混じる暑い天候の下で走るよりも、マラソン日和だったかもしれません。

皆さん、寒い雨の中、楽しく走っていました。

昨日と打って変わって、今日の福井地方は、快晴。

桜は蕾のまま、お花見はもう少し先の状態です。

今日から始まった朝ドラ「あんぱん」、正義は逆転する・・初回のナレーションに期待できそうな面白さがあります。

今回の朝ドラのモデルは、アンパンマンを生み出したやなせたかしさんご夫婦。

世の中は正義論ばかり。

即ち、生きることは芸術、芸術は爆発だ・・と言ったのは太陽の塔の顔。

花は、太陽が無ければ咲きません。

あらゆる花の未来は、今日の種の中にあるとか。

種を播かないと、花は咲きません。

はて、桜もいいけど、この頃思うのは、花桃がいいなぁ。

桜満開、そして花桃満開の時季、楽しみです。

花桃の種を故郷百島で播きたくなりました。

思い出すのは、百島小学校6年生の時だったかなぁ?

尾道小中学校合唱コンクール?

尾道市公会堂で「手のひらを太陽を」を合唱しなかったかな?

♪ぼくらはみんな 生きている
生きているから 歌うんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから かなしいんだ
手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮(ちしお)
ミミズだって オケラだって
アメンボだって
みんな みんな生きているんだ
友だちなんだ

ぼくらはみんな 生きている
生きているから 笑うんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから うれしいんだ
手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮
トンボだって カエルだって
ミツバチだって
みんな みんな生きているんだ
友だちなんだ

ぼくらはみんな 生きている
生きているから おどるんだ
ぼくらはみんな 生きている
生きているから 愛するんだ
手のひらを太陽に すかしてみれば
まっかに流れる ぼくの血潮
スズメだって イナゴだって
カゲロウだって
みんな みんな生きているんだ
友だちなんだ

(作詞 やなせたかし)

国際幸福デー。

2025年03月20日 | 百伝。

去年1年前の今日は、東京有明アリーナで英国人ロッド・スチュアートの生ライブを観ていました。

1995年30年前の今日は、広島百島からの帰省中の高速道路上でカー・ラジオのNHKから重々しいニュースが流れていました。

3月20日は、世界中の人は幸福になることを願う、目指す、国際幸福デーなのにね。

次々と人が倒れている・・地下鉄サリン事件の発端となる不気味なニュースでした。

この災厄を、無差別殺人を、見せびらかしては悦に入っている狂気の沙汰の人間集団です。

さて、今日は3月20日、春分の日でもあります。

今朝早くから足羽山にあるお墓掃除・・車が無いまま年老いると墓地に参るのにも難行です。

・・墓じまいも考えないとね。

帰宅してテレビを点けると、NHKBS「妻亡きあとに~岐阜県郡上市に暮らす近藤正臣さん」の日常生活の映像が流れていました。

俳優の近藤正臣さん、8年ほど昔、奥様と二人でお気に入りの町、郡上市に移住したとの事。

1年半程前に奥様を亡くしても、郡上に一人暮らす83歳となる近藤正臣さんの「老い」と「孤独感」と人生観を垣間見ることができました。

「人は老いると、筋力が無くなり、物忘れが激しくなり、オシッコを漏らすようになります」と、実感を込めて語っていました。

それでも郡上は素敵な地域です・・確かに同感です。

郡上節に魅せられて他県から移住された女性たちも番組で紹介されていました。

郡上踊り・・春駒、春駒、いいなぁ。

僕の故郷百島での盆踊り、三地区で多少リズム感が異なったようですが、百島盆踊りの最後に締めくくるのが、「春駒」だったそうです。

近藤正臣さん、末永くお元気で暮らして欲しいものです。

「老い」は死ぬまで次々と続きます。

耳が遠くなり、目も不自由となり、さらにウンコを漏らす失禁状態、オムツ状態、足腰も劣化、車いす生活、更に飲み込みも難しくなる嚥下機能が低下・・だんだんと寝たきり状態に近づきます。

「老い」は、時を超えて容赦なく次々とやって来ます。

午後からテレビ番組「ヒルナンデス」を観ました。

いつもは観ていないけど、今日の特集は「広島県尾道旅」でした。

20歳の鈴木福くんが、尾道を紹介していました。

尾道への年間観光客の訪問者数、約400万人だとか? 本当かな?

それにしても、尾道のアーケード商店街通り、寂しかったなぁ。

50年昔の高校時代、尾道の平日夕方、週末のアーケード商店街、沢山の人がびっしりと歩いていたという記憶が残っています。

ある土曜日の午後、アーケードの商店街を歩いていると、日本第2位の売り上げ記録を残す当時の大ヒット曲「女のみち」を歌っていた「ぴんから兄弟」が、僕らの会話を聞きながらすぐ後ろを歩いていたことがありました。

ちなみに、日本第1位の売り上げ記録は、1975年発売の「泳げ!たいやきくん」です。

サラリーマン向けのいい詩です。

サラーリマンならば、上司から10万円の商品券を貰えるなんて、あり得るかな?

今日の午後からは福井駅周辺を散策・・観光客なのかな?

新幹線効果なのかな? 福井駅周辺は、大勢の人たちで、ごった返していました。

30年前、父も母も、叔父さんも、叔母さんも、みんな生きていたなぁ。

30年後、そして誰もいなくなるんだろうなぁ。

順番通りに逝くのが、いちばんの幸せです。

今日は、国際幸福デーでした。


百試千改

2025年03月18日 | 百伝。

来月の四月には、いよいよ大阪で関西万博が開催。

福井県もブースを出展しているとの事。

福井県は小中高の生徒全員に無料入場券を配布、ただし入場予約と交通費は自己負担負担、自費だとの事。

若狭地方の一部自治体には関西電力の支援もあって大阪まで無料バスを運行手配するとの事。

素晴らしいのか? はたまた問題なのか? よく分かりません。

関西万博、見学に行こうかな? どうしようかな?

コロナ陽性に感染して以来、なかなか万全な体調に戻りません。

喉に痰が絡んで咳が続いています。

健康なときは、気合、気力、心が体を動かしていると感じると思うのに、病気になると、身体の器官が気になります・・心臓、血管、消化器、大腸等々、どこかの内臓器官の調子が悪いのではないかとね。

こうなると、この世は拷問だらけだと嘆いた哲学者エミール・シオランの言葉が輝いてきます。

「ただひとつの、本物の不運、それはこの世に生まれ出るという不運だ」

「人間は、地球の癌だ」

先日の土曜日、NHKのテレビアニメ「チ。~地球の運動について~」が終わりました。

翌日の日曜日からNHKドラマ「どうせ死ぬならパリで死のう」が始まりました。

反出生主義を唱えるシオランの絶望名言が盛り沢山、登場します。

ここ数日間テレビを点けると、大谷さんのドジャーズ vs. カブス・・MLBの開幕戦東京シリーズの報道ばかりが目立ちます。

今日明日の次の明後日、日本サッカー代表 vs. バーレーン戦、楽しみです。

「サピエンス全史」の著者、歴史学者Y.N.ハラリ氏も来日中。

彼曰く、「ホモ・サピエンスは、神や宗教の他にも、貨幣・国家・法律・正義などの「虚構」を生み出した。それらの虚構を共有することにより、見知らぬ人同士でも協力し合うことができ、何万もの住民からなる都市や、何百万もの民を支配する帝国が形成されたのである。」

そして近未来、「AIとバイオテクノロジーとビッグデータの融合により、社会は変化する。大勢の(無用者)が生まれ、データを制する者が富や権力を制し、人間の心は全てアルゴリズムで把握されるであろう。」

人生は公平ではありませんが、それも人生。

生きている間は、楽しい奇跡を信じないとね。

奇跡と巡り会うのは、外に出かけてみないとね。

百試千改、広島銘菓を頂戴しました。

美味です。


溺れるな、泳げ!

2025年03月09日 | 百伝。

丸5日間、ベッドの中で自宅療養、コロナ陽性、感染してしまいました。

明日から外出できそうです。

2020年から2022年の間、コロナ禍の際には、利用者さん、職員からも誰一人コロナ感染者を出さなかった鉄壁の徹底感染予防で奇跡の職場だと言われていたのに、時間が過ぎて緊張感も緩んだのでしょう。

看護師さんから利用者さんへと職場で感染発生。

生まれて初めてのコロナ感染体験をしてしまいました。

拒絶感が半端ではなかったです。

前日まで美味しく食べたモノを急に思い出しては吐き気。

さらに懐かしさで買ったばかり1975年~1979年のベストヒット2枚組のCD・・前日まで懐かしく聴いていたのに全てのメロディーが頭の中で巡るたびに頭痛、CDのカバーデザインを見て思い出すだけでも悪寒が走りました。

一機加速で悪寒、嘔吐、発熱、下痢、頭痛、失禁、とにかく5感(味覚、聴覚、視覚、触覚、嗅覚)がマヒしている体調になっていました。

3分間、空気を吸い込めなかったならば、ご臨終。

内科医で受診検査の結果が陽性反応、入院も考えましたが、万が一夜間帯に喉が渇いて痰で息が詰まることを考えると、まだ生きたい気持ちが少しは残っていたようです。

多量の薬を頂いて服用、オムツを自ら巻いて着用して、ベッドの中に潜り込んでいました。

食欲無し、ラジオの音、スマホの着信音も拒絶、小さな電灯も消す、ニオイは無臭、そうなる要因は、説明しにくいけど、どこからか来る拒絶感です。

発汗作用が生じてからは本来の自分を取り戻してくる感覚になりました。

現在、コロナの潜伏期間は 2〜4日程度、長くても7日以内 だとの事。

体重が一日1キロづつ、一気に5キロ減少しました。

コロナ後遺症・・よく分からないけど、もしもコロナウィルスが何かに対する拒絶因子を備えているならば、多分、命の燃焼エネルギーを極力冬眠状態にさせようとしているのか?

潜伏期間50年と言われる狂牛病のように脳みそがスポンジ状態になって死ぬよりは、まだマシかも。

死ぬときに死なないと、あとに引き延ばしても、人生、苦しい後悔だらけになる、という教訓もあります。

が、泳ぎを止めたら死ぬというマグロではないけど、あっさりと一生涯を終えるたいやきくんがいいかなぁ。

この5日間、耳から離れなかった「およげ!たいやきくん」・・いい歌詞だなぁ。

1975年発売から50年、今尚、日本一のオリコンシングル売り上げ第1位を維持しているから仰天です。

寿司が食べたくなるくらい元気がでてきました。

一兵卒として、老いても死ぬまで働くのが「矜持ある生き方」だと考えています。


百年ラジオ

2025年03月04日 | 百伝。

一昨日3月2日深夜、福井県若狭の神宮寺から「お香水」を奈良の東大寺に向けて「お水送り」の伝統行事が行われました。

地下水脈を通じて10日後、東大寺二月堂にある井戸(若狭井)から、お香水を汲み取られます。

3月12日深夜に舞台上で大きな松明が振り回される「お松明(おたいまつ)」、毎年全国ニュースとして映像が流される「奈良東大寺のお水取り」の圧巻な光景です。

春の到来を告げる「お水取り」の仏教行事です。

一方、昨夜の若狭神宮寺からの「お水送り」の伝統行事は、日本のほとんどの方々には知られていない神秘的な行事です。

昨日、三月三日は寒い一日でした。

昨日は、福井県内の県立高校の卒業式。

僕が高校を卒業したのは、ちょうど50年昔の1975年(昭和50年)3月、広島県の私立の男子工業高校。

山陽新幹線が岡山から博多まで延伸、東京まで乗り換え無しで行けるようになった年でもありました。

思い出せば、あの年の流行歌は「なごり雪」「木綿のハンカチーフ」「我がよき友よ」「俺たちの旅」「時代」が大ヒット。

あの年、賞金狙いで稼ぐために書いたラジオへの投稿。

僕が、ラジオへ投稿し始めた、そのきっかけとなった出来事を思い出しました。

当時、広島県内にはラジオ界で絶大な人気を誇った柏村武昭さんというラジオパーソナリティがいました。

ひと回り年上の申年生まれの30歳の柏村さん、全国ラジオDJ大会でグランプリ優勝をして、東京進出・・同年4月から全国放送のオールナイトニッポンのパーソナリティを担当、地方局から初めての大抜擢、大出世です。

その後の柏村さん、フリーのタレントへ、テレビへ進出、政界へも進出、夢破れても、今も広島でご健在なのかな?

あれから50年・・・早稲田にある予備校に入学すると、当時、申年の30歳、文化放送のラジオアナみのもんたさんが何故か予備校へ取材放送でよく来られていました。

全国的にはまだまだ無名の若きアナウンサーでしたが、一歩先を行った柏村武昭さんとは異なるリズム感で間がよくて、会話が実に面白かったです。

落合恵子さん、土居まさるさん、小島一慶さん、思い出すと数々のラジオパーソナリティの方々、ラジオ業界の熾烈な生き残りの人気競争社会。

そんな世界で、あれから、アレよアレよと上昇活躍、テレビ界視聴率の覇王とまで呼ばれる人物となった「みのもんた」さん。

ご冥福を祈ります。合掌

今年は昭和百年。

ラジオ放送が始まって百年だとの事。

あれから50年、これから50年。

聴こえてくるのは、過去と未来。

♪時間よ 止まれ 
♪生命の めまいの中で

合わせて百年。


心不全な政治家

2025年02月26日 | 百伝。

昨日は、瀬戸内海の百島にも雪がちらほらと舞い降りていたとのこと。

今日からは春の足音が近づいて聞こえて来るようですが、北陸地方の雪景色、冬が遠ざかると思うと少し寂しくなるという想いもあります。

この頃の世界は、皇帝気取りの国家指導者、政治家が多いようです。

トランプ皇帝、プーチン皇帝、習近平皇帝、あと諸々・・帝国主義にあと戻りするかのような不健康な様相です。

国家か、国民か・・民主主義も人道主義よりも、「朕は国家也が第一主義」なのでしょう。

一昨日、日曜日21時のNHKスペシャル「臨界世界 ウクライナ女性兵士 狂気と絶望の戦争」を観終えたあとに観た23時NHK再放送ドラマ「坂の上の雲」・・何だろうな?

明治維新後、伊予松山出身の軍人秋山兄弟と正岡子規の主人公が颯爽と生きた明治の群像ドラマ。

原作の司馬遼太郎さん・・明治の小国日本が大国ロシア帝国に立ち向かう日露戦争・・大日本帝国への突き進む武士道のような道標、つまり軍備増強と外交交渉を美化し過ぎていない?

僕らの世代までぐらいかな?

1973年(昭和48年)、高校時代修学旅行で栃木県日光の華厳の滝へ、話題となったのは、ちょうど70年昔の1903年(明治36年)あの滝から飛び降り自殺をした当時16歳の学生、飛び級で入学した旧制一高(東大)の藤村操。

彼が飛び降りる前に樹木に書き刻んだの辞世の句「巌頭の感」です。

悠々たる哉天壤、
遼々たる哉古今、
五尺の小躯を以て此大をはからむとす、
ホレーショの哲学竟(つい)に何等のオーソリチィーを價するものぞ、
萬有の眞相は唯だ一言にして悉す、曰く「不可解」。

我この恨を懐いて煩悶、終に死を決するに至る。
既に巌頭に立つに及んで、
胸中何等の不安あるなし。
始めて知る、
大なる悲觀は大なる樂觀に一致するを。

あの修学旅行から50年以上過ぎましたが、16歳という同年代でこんな辞世の句を書けるものか?と感心したものです。

今、読み返すと、大なる幼い感がします。

当時、英語の授業で藤村操を教えていたのが、夏目金之助(のちの漱石)です。

夏目漱石の前任の英語教師が小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)、大人気の授業だったとか、一方その後任となった癇癪持ちの夏目漱石の授業は面白くもなく大変不人気な先生だったとのこと。

藤村操の自殺の原因は、先生であった夏目漱石からの叱責、葛藤、衝突も要因だと言われています。

夏目漱石は、この教え子の自殺事件で精神衰弱が再発、余計に悪化したとの事。

個人主義を深く考えていた漱石、漱石ファンの僕としては、藤村操の自殺の原因は哲学でも人間関係でも何でもない、単純な失恋だと考えます。

1903年は、日露戦争の前年にあたります。

この明治の勇ましき軍国時代風潮の反面として「この世は不可解なり」と自殺するのは未来を悲観した富裕層のインテリ哲学青年が多かったようです。

現代のイジメ、過労、貧困で自殺する若者とは社会感覚が異なっていたのかもしれません。

現在、日本の引きこもり人口は、約160万人・・社会とは? 国家とは? 何ぞや?

無茶苦茶に美人だ。

滅茶苦茶に美国だ。

その中には、どれぐらいの社会主義者、共産主義者、国粋主義者、無政府主義者、宗教信者等々がいるのだろうか?

2400年昔、プラトンが考えていた社会論、国家論、正義論。

「この世は不公平、不平等、不条理なり」故に、理想論が生まれる。

悲観と楽観は一致しません。

皇国日本の未来を担う政治家には、健康的な哲学を備えて欲しいものです。

国家も国民も心不全になりませんように。


時は人を待たず、今を生きる

2025年02月17日 | 百伝。

明日から再び、北陸地方は寒波、大雪が降り続くという天気予報。

2週連続で身内の葬儀が続きました。

今回は、敦賀まで参りました。

身内だけの小さな家族葬予定でしたが、葬儀場が空いていないとの事でお通夜まで二日待ち。

その間にお一人様に連絡すると、亡くなった事がワァと広がり、参列者が来る来る・・とんでもない賑やかな忙しい葬儀となりました。

東京から来た義弟の話では、先日の身内に不幸があり、東京では火葬場が空いていないので、死後から葬儀まで1週間待ったとの事。

現在は、多死時代だそうです。

「生きている醍醐味は、嫌いなことで成功するよりも、好きな事で失敗したい」と誰かが言っていました。

身体が動くうちが元気な人生です。

身体を動かさず頭の中でグルルルルと考え込んでいるのは寝たきり人生と同じ。

時間はどんどん過ぎてしまいます。

後悔したまま死ぬのかも知れません。

一緒に笑える人がいることが、何よりの幸せです。

泣いた後には、笑顔が待っている。

時は人を待たず、今を生きる。


東京サラダボウル

2025年02月07日 | 百伝。

北陸地方、雪が降り積もる日々です。

大雪暴風の日、身内の葬儀に参列して参りました。

ほんの数日前、お見舞いに行った時には、お元気だったのにあっという間に逝ってしまいました。

斎場とお寺の行き来、外界は真っ白なホワイトアウト。

一瞬、あの世を覗いたような白一色の世界でした。

帰宅後、NHKドラマ「東京サラダボウル」を観ていました。

秀逸なドラマです。

頭髪を緑色に染めた主人公の女性警察官は、楽しく生きているよりも面白く生きているのかなぁ?

人生のすべてが、実験ドラマなのかもしれません。

在留ベトナム人、中国人の目線で「日本社会」を見つめているのも一考の価値があります。

地方密林の人間関係が煩わしい若者は、何でもアリ(働き蟻)の東京ジャングルへ行くはずです。

大蛇や熊などの猛獣に襲われても、恥じることはないです。

例え、戦いに怯えても負けても、恥じる必要はありません。

恥じるべきは、人間の尊厳を奪い取る人間の顔した猛獣、そして社会体制なのです。

人間は、生まれた環境と死に方は選べません。

だからこそ、生き方は、ある程度自由に面白く生きないとね。

自分を好きにならないとね!

一番長く付き合っているのが、自分という乗り物です。

一度、二度、あの世に行って帰って来ましたが・・。

あの世の入り口は真っ白く、その向こう側は、真っ黒、漆黒の世界でした。

今年2025年、日本の75歳以上は2100万人を超えて、日本の人口の5分の1が後期高齢者が占める事になります。

草に真っ白な塩を振りかければ、サラダになります。

卵を割らないと、オムレツは作れないと言います。

自分の終活料理を本格的に始めようと決めました。


2025 節分

2025年02月02日 | 百伝。
  • 今日は、節分。

鬼は外、豆まきをしなくてもいい姓が、渡辺氏と坂田氏だとか‥聞いた事が有るような無いような話です。

遠い昔、ご先祖様が鬼退治をしたからだとか、池上彰さんが番組でお話をしていました。

鬼は外、福は内・・母の実家は渡辺だけど、豆まきをしていたような微かな記憶があるけどね?!

子供の頃は、海辺の海岸、砂浜を歩くのは日常の風景でしたが、今は、海辺の砂浜を歩くのは非日常の憧憬世界となりました。

昨日は、久しぶりの1時間弱、高齢者の利用者さんを前にレク体操講習を担当しました。

レクをしながら年々劣化してゆく自分自身の健康度、柔軟、平衡感覚レベルのバロメーターを測れます。

身体、動かさないとね。

先日、同年代の経済アナリスト森永卓郎さんが亡くなりました。

お悔み申し上げます。

昔は、東大出のエロ男、オタク男だと思っていましたが、発想は面白かったです。

以前、美男にはイケメン税を導入、見た目がよくない人物には減税をすれば、すこしでも少子化対策になるのではという森永さんのユニークな提案もありました。

年収300万円で生き抜く、そんな著書で億を稼いだ森永卓郎さん。

数年前、森永さんが地元福井のテレビ局で、地元企業の戦略を語るローカル番組を担当したものがありました。

実に真面目に語っており、金を稼ぐのは自分で働くか、他人から盗む強奪方法しかない、投資で稼ぐのはギャンブルと同じ虚業だと、そのような意味合いを話していました。

合掌

ある日の病院食。

一日一生ならば、~1秒の詩~。

はじめまして。ありがとう。がんばって。おめでとう。ごめんなさい。さようなら。

パリの市役所のプレートに刻まれている言葉があるそうです。

鼻を押し、耳を揉み、舌を出して、口を嗽する・・朝の大事な健康となる日課だと話していたのは、生島ヒロシさんの「一日一生ならばの話」・・数年前、生島ヒロシさんの財布の話のような経済セミナー、講演会に参加した時に聞いた記憶です。

「TBS 生島ヒロシのおはよう一直線」の最終回となる1月27日の当日に、森永卓郎さんが人生最後の前日に電話出演したとの事。

番組終了後、TBS側からパワハラ、セクハラで降板を伝えられた生島ヒロシさん、7000回目前にして残念な事です。

誰が福なのか? 鬼なのか?

何とも言えない話です。


桃李満門

2025年01月28日 | 百伝。

福井県を含めた中部圏の消費市場は、各県のスーパー、ドラッグストアが乱立して、今日はどこで買い物をしようか?と、毎日迷う日々です。

最近の買い物の支払い方法は、時代の流れに乗り殆どがスマホ使用、そうなると自動的に二重取りのポイ活となります。

ところが、九州、西日本を地盤とするコスモスというドラッグストアが本格的に北陸地方に進出してきました。

先日、僕がよく通う買い物圏で2店がオープン、大激戦となっています。

コスモスの商品の値札は全て税込み、ポイントカード無し、現金支払いのみの全国展開です。

ネット決済、ポイ活の時代に逆行しているのに、勢いがあります。

世界には約200程の国があり、商売は国内外全てがデジタル化したネットワークで繋がるビジネス社会の時代です。

ちょっと驚きました。

コスモスの現金商売、どこまでランニングできるのかな?

資本主義、自由経済、消費市場での多様性のある公平な企業経営競争、歓迎します。

ただ、利益分配においては、資本家(経営者)と労働者(従業員)との格差拡大は、反対です。

かつての贅沢品は、今や必需品の消費社会。

消費主義は、ロマン主義と似ていると誰かか言っていました。

現代人は、ロマンという体験を求めているのでしょう。

お金に賞味期限を! 

お金に使用期限を!

そうなると、分配せざるを得ない世界に少しは変わるはず。

出来る限り、公平な分配をしないと、世界は永遠に「楽しくない世界」です。

最近、テレビ、映画で俳優松坂桃李さんをよく観かけます。

TBSの日曜劇場は「御上先生」・・文科省の東大卒のエリート官僚が派遣高校教師となり、上級国民予備軍となるエリートの受験競争、日本教育再生に立ち向かうドラマです。

主演は、松坂桃李さん。

「熱血教師のドラマ番組が放映される年は、学校は荒れる」と御上先生は言っていました。

「実際の日本の教育現場には先生は約25万人、その中にドラマに出てくるような熱血先生はどれぐらい存在するのか? 生徒たちは現実の教育現場の教室に失望するからだ」という理由です。

学校、先生に何を期待するのかな? 

生まれ育ち、家庭環境、学歴、職歴、経歴、その中で大事なのは、生き抜く力、稼ぐ力、笑いあえる力、出し抜く力、助け合う力、求め求められる力、そんな体験。

映画では「雪の花」・・江戸時代幕末の福井藩の無名の町医者笠原良策が、天然痘(疱瘡)の種痘(予防接種)を日本で先駆けて行い、福井藩のみならず日本中を救ったという実話に基づく映画です。

主演は、これまた松坂桃李さん。

映画よりも実話の方が、遥かに深い物語があります。

人生はパワー、気力、ユーモア、少々の使えるお金です。

江戸時代末期の天保年間、日本国中で天然痘が蔓延していました。

1836年(天保7年)、福井藩だけでも人口の3分の1にあたる約6万人が天然痘で亡くなったという記録があります。

そんな悲惨な状況で天然痘予防に精魂果たしたのが、江戸時代末期の福井藩の無名の町医者笠原良策でした。

彼の尽力が無ければ、命のバトンが途切れて、今生きる我々の命が存在していないかもしれないのです。

面白いのは、当時の福井には、独楽吟の和歌、国学者橘曙覧という清貧の人物が暮らしていました。

清貧を貫くには、強い信念と度胸も必要です。

幕末の天才志士、橋本左内を政治の世界に導いたのも橘曙覧。

笠原良策と橘曙覧も、若い頃から交流があり、持ちつ持たれつつの友人関係だったようです。

「楽しみ~」で始まり、「時」で終わる橘曙覧の独楽吟52首から2首。

「たのしみは 銭なくなりて わびをるに人の来りて 銭くれしとき」

「たのしみは 心をおかぬ 友どちと笑ひかたりて 腹をよるとき」

彼らこそ、真のエリートだったのかもしれません。

桜梅、桃李満門


楽しい日本 田舎饅頭

2025年01月25日 | 百伝。

昨日の石破首相の施政方針演説。 

「楽しい日本」を「令和の日本列島改造」と位置づけ進めていく考えを打ち出していました。

その為には、「地方創生」が肝心要だとの事。

かつての国家が主導した「強い日本」、財界が提唱した「豊かな日本」に加えて、肝腎要の政策核心「楽しい日本 地方創生2.0」を強力に進めるとの事。

最近、残念ながら政治のニュースよりも、フジテレビに関わるニュースばかりで辟易気味。

1980年代「楽しくなければテレビじゃない」とスローガンを掲げていたフジテレビ8チャンネル。

最近は、末広がりどころか、八方塞がりのフジテレビ。

亡八の人生は悲しいもの、強くて、豊かで、楽しい、人生プラン・・その通りです。

高齢者で、貧しくて、寂しい、孤立無援のままの人生を終えたくないものです。

地方創生? 

大概、祭りのあと。

百島の家で生涯を終えた父親が生前、神戸と長崎で生涯を終えた兄弟に「故郷を離れて寂しい人生だったかも」と呟いていたのを思い出しました。

叔父さんたちは、楽しい生活を実感していたのかなぁ?

父が亡くなり親戚中の叔父叔母が亡くなり、独り暮らしになった母が生前、よく言ったものです。

「話し相手が誰もいなくなるという事が、こうも寂しいとは」

昨今、毎年約160万人が亡くなり、そのうち孤独死(孤立死)者数は増加中で昨年は約7万人・・注意すべきは生涯独身者ではなく、元既婚者で独り身になった方が多いとの事。

最後は、人間は一人逝くのは命の道理。

世代が変わり、高齢者となった今、これからは心の置き所が大事となります。

百万都市広島に暮らす長兄、日本の首都東京に暮らす次兄・・実際、人生を振り返れば、楽しい生活だったのかな? 

これからは、どうなるだろうなぁ? 

老後、故郷で子供の頃のように、元気である限り兄弟一緒に仲良く楽しく暮らすのが可能であれば、地方創生も理解できます。

楽しい感覚のあとは「祭りのあと」ような寂しい気持ちになるのが、田舎生活です。

「楽しい日本」、難問です。

昨日、大好物の田舎饅頭を頂戴しました。

子供の頃、家族皆で食べた田舎饅頭を思い出しました。感謝