百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

天災のあと

2011年03月31日 | 百伝。
小生のネット知人である兵庫県姫路市にある播州ハム(株)社長の堀田さんのブログ記事に目が留まりました。

阪神大震災の際、ボランティア活動を通した体験を踏まえて、今回の東北太平洋大震災後のボランティア活動、経済活動のあり方等々・・感想を述べられています。

小生、とても好いアドバイスだと感じました。

下記に堀田さんのブログ全文記事を紹介させていただきます。

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「

播州ハムのほりほり@堀田周郎です。 

この度の東日本大震災により、お亡くなりになられた方々に 心よりお悔やみ申し上げますとともに、被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

私は1995年・阪神淡路大震災の時に約1ヶ月半、神戸市の長田区役所と連絡調整をしながら
救援物資の運搬や、炊き出し部隊の派遣調整のボランティア活動をさせて頂いた経験はあるのですが、阪神淡路大震災をはるかに上回る今回の状況に言葉で言い表せない強いショックを受けています。

今回は通常のメールマガジンとは異なりますが(つたない経験ですが)当時を思い出しながら
私なりに今、感じていること少し書いてみたいと思います。

----------------------------------------------------------

        ◇-◆◇-◆ 目次 ◇-◆◇-◆

       ・情報の真偽確認について

       ・義援金・救援物資について

       ・ボランティアについて

       ・物資の買い占めについて

       ・通常の経済活動を行う必要性

----------------------------------------------------------

 ■情報の真偽確認について

阪神淡路大震災では、パソコン通信が被災地からの刻々と変化する現地からの情報発信に大活躍しました。
 
今回の震災ではツイッターやSNSが大活躍していますがそれに伴い、デマやチェーンメール、義援金詐欺も問題になっています。

情報は鵜呑みにすることなく「ネタ元はどこか?」「事実は確認されているか?」「一時情報か否か?」という確認作業が大切だと思います。

そのような状況の中、福島原発の放射能漏れ問題は非常に気になるところです。

この件に関して、楽観論は禁物ですが、誤った情報により、必要以上に不安がるのもいけないと思います。

例えば、これまでにも、ヨウ素剤の買い占め騒動につながる情報や、昆布がヨウ素剤の代わりになる?といった情報、中には「うがい薬を水で薄めて飲むと良い」といった危険な情報までありました。

・ヨウ素剤は、大量の体内放射性被曝が問題となる局面で使われる"非常用"の薬です。
 現時点でヨウ素を特別に摂取する必要はなく、逆にヨウ素摂取過剰による副作用の危
 険性があります。

  ・被曝時には"緊急"に"大量"のヨウ素摂取が必要で昆布では間に合いません。

  ・うがい薬を飲むのは論外です。


また、放射能汚染を心配する余り、問題のない地域の農産物や海産物にまで大きな風評
被害がでないか心配でたまりません。

  ・放射線量はテレビで報道されている通りその"量"が問題となります。


とは言うものの、政府から十分な情報提供されていない不安感もぬぐい切れません。

幸い、インターネット時代の今日は、海外メディアの情報も簡単に入手することができます。

いたずらに恐怖心だけを増幅するのではなく"正しい""最新"の情報を得て、適切な行動をする事が肝心だと思います。

 ■義援金・救援物資について

阪神淡路大震災の際、被災地のニーズは「水、食料、毛布」→「女性用下着、使い捨てオムツ」→「トイレ」→「自転車」→「風呂」と刻々と替わっていったのを記憶しています。

  ・テレビで流れている情報はすでに古く、その時はリアルタイムの情報発信ツール
   としてパソコン通信が大活躍しました。


また当時、救援物資は何でも引き受けていたのですが、中には「洗濯していない下着」「神様のお告げがあった怪我の治る水」といったものまであり、仕分け作業をしていて困惑した思い出があります。

実際に必要な救援物資を送るというのは難しいので、やはり、義援金が一番ありがたいかと思います。

・義援金は、行政やマスコミ、赤十字など身元のはっきりとしている団体を通じて行っ
 て下さい。
  
・物資で送る場合は、必ず呼びかけ団体の指示にしたがって下さい。

・食料は、受け入れ先と連絡調整が取れていないと無駄になる可能性が高いです。

・古着は換金した後、義援金として送る手もあります。

・信頼のおけるNPO団体を身近にご存じの方は団体の活動資金としてまとまった金額を 提供する方法もあるかと思います。

 ■ボランティアについて

ボランティアは、自分たちの判断で行動すると逆に迷惑になることが多いので注意が必要です。
  
食べ物や水、ガソリン、そして寝泊まりするところに関しては最低でも自己完結する必要があります。

・現地にはトイレがない場合も多いので行くだけで迷惑になるケースがあります。

ボランティアに参加する場合は、準備と覚悟を持って、必ず呼びかけ団体の指示に従うよう、お願いいたします。

 ■物資の買い占めについて

物がなくなるとついまとめ買いをしがちですが、その物資(今なら水やガソリン)を、より必要としている人の元へ届くように、今は、みんなが少しずつ我慢をする時期かと思います。

また、今回を機会に無駄なエネルギーの使い方を見直す必要があるかと思います。

 
 ■通常の経済活動を行う必要性

  (上記文章と矛盾する箇所もありますが)

避難所の人たちの苦労を想像すると、被災していない人間が普通の生活をしている事に罪悪感を感じてしまい、つい消費活動を押さえてしまいがちになります。

・関西地区でも宴会等のキャンセルが続出しています。


それが正しいと、阪神淡路大震災の際、私たちも、しばらくはそう信じていました。

しかし、それは結果的に復興を遅らせることになる事に、後日、気がつきました。

一日も早い復興のためにも、通常の経済活動を行い、その上で"継続的"に義援金を含めた支援活動を行っていくのが、正しい方向性だと今は思っています。

 ■最後に今回の大震災を通じて
  
改めて日本人の素晴らしさに気づかされました。
  
きっと復活できると心から信じています。

一日も早い復興の為に、自分が何ができるかを、毎日問い続け、微力ながらできることから実践していきたいと思います。

」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

  堀田さん、ありがとうございました。

百島診療所

2011年03月28日 | 百伝。
百島に5年ぶりの診療所がオープンするとのこと。

昨日、百島診療所の開所式があったとのこと。

とても好いニュースです。

診療所の関係者の皆様方並びに百島関係者のすべての皆様に!

多くの大いなる幸、福、好い時間が訪づれますように!

強い気持ちと微笑みの力で、祈り願います。

ほうれんそう

2011年03月23日 | 千伝。
福島県界隈を中心とする農産物に放射線物質が含まれているという報道・・新しい単位ベクレルが出てきた。

何か、もっと解り易い放射線のベクレルやらシーベルト単位の換算、安心度、危険度を説明すべきではと思うのである。

因みに、ネット検索で仕入れた情報であるが、下記に連絡する。

1キログラム当たり2000ベクレルの放射性ヨード131が、福島県のホウレン草から検出されたとの報道・・胸のX線写真1枚分に近いらしい。

人間は、自然界から、年間平均約2・4ミリ・シーベルトを浴びているという。

尚、ラジウム温泉で有名な三朝温泉(鳥取県)や玉川温泉(秋田県)などは、5ミリ・シーベルト(=5,000マイクロ・シーベルト)毎時(通常の10万倍)以上の放射線を放っているらしい。

ある意味、少量の放射線は、健康回復に良いという実証をしているのである。

しかし、広島・長崎の被爆者の健康状態を追跡したデータだと、1000ミリ・シーベルトの強い放射線を浴びた人は、がんを発症する確率が1・5倍高まるというのである。

また、3000ミリ・シーベルト以上の強い放射線を浴びて何も治療を受けられないと、60日以内に約半数が死亡するデータが残っているらしい。

東京・ニューヨークの往復 0.2ミリ(200マイクロ)・シーベルト
胃のX線検査 1回     0.6ミリ(600マイクロ)・シ-ベルト
1年間の自然に受ける    2.4ミリ(2400マイクロ)・シーベルト
胸部CT検査 1回     6.9ミリ(6900マイクロ)・シーベルト


10以上100ミリ・シーベルトの範囲内の危険度は不明。


健康に影響・・ 100ミリ・シーベルト。
半数が死亡・・3000~5000ミリ・シーベルト。
全員が死亡・・7000ミリ・シーベルト以上~。
 
因みに、ヒロシマに原爆が投下された際に、小生の母は、ヒロシマに居た。
その時、黒い雨が、降ったという。

当時、放射能が多量に含まれているかどうか知る由もない母である。
灼熱地獄に天から授かった恵みの雨だと考えて、黒い雨を飲み込んだという。

幸いに、母は、現在生きている。


ほうれんそう・・報告・連絡・相談、大事です。

被災者の救援物資に!

2011年03月19日 | 百伝。
東北の大震災の惨状に、小生の心臓も余計に痛く辛くなります。

この地球の自然の大地と大海から、われわれは食の恵みを与えられて生かされています。

と同時に、この地球の自然の脅威、天災から、膨大な命も奪われることもあります。

今、「福」という言葉があるならば、呪を「祝」に変え、辛を「幸」に変えたいものです。

そして、今を生かされていることに、何かに感謝せざるを得ないのです。

そして、東北の被災者の皆様に、祝福あれ!幸福あれ!・・と祈りたいのです。合掌。

~~~~~~~~~~~~~~~

福島県在住のネット友人のかわしま氏のアイデアを紹介させていただきます。

~~~~~~~~~~~~~~~

酒粕ペースト&甘酒ペースト

それぞれの判断で、関係するネットワークに情報提供してください。

その際は、放射能汚染による発癌率を低下させる効果の話より、体内から温める効果を強調してください。

アルコール分少量
★スプーン1杯で防寒を
☆スプーン1杯の暖房
★酒粕ペーストで元気1杯
日本酒洋酒入り
☆舐めるアルコール

アルコールゼロ
(麹から作った甘酒)
★飲む点滴
☆和製ミルク

などの分かりやすいキャッチコピーと、★持病や薬を飲んでる方の摂取の判断は、医療関係者にご相談下さい~などの伝達が必要です!

味噌の摂取は塩分がネックになる場合もありますが、毎日一杯の味噌汁か、(塩お結びより)味噌お結びで炊き出しをオススメします。

甘酒ペーストのレシピを復習しておきます。

(数年前の変色した酒粕でも、万一カビが生えていてもOK)

少量のお湯で、砂糖と少しの塩と酒粕をペースト状に練って瓶詰めしておけば、

スプーンにすくって舐めることも出来、携帯にも便利。

一口で体の中からホカホカと…

大人だけなら、日本酒洋酒生姜などをミックスしておいても美味。

美味し過ぎて一気に食べないように。

~~~~~~~~~~~~~~~~~