毎週土曜日の夕方18時から、テレビ朝日系列で放映される「人生の楽園」、番組の冒頭で先日亡くなった西田敏行さんの声で「人生には楽園が必要だってね」というナレーションで始まります。
僕の記憶では、この番組「人生の楽園」には、過去二度「百島」が紹介されました。
楽園の島、百島・・そうなって欲しいものです。
ただ、楽園となるには経済的な余裕が有ること、経済格差が無いこと、必須条件です。
楽園の国、日本?・・年収103万円の壁、年金月50万円の壁、壁だらけの楽園です。
労働人口を増やすために、壁を取っ払う?
しかし、楽園には、壁が必要なのかもしれません。
同年代の70歳前後の仲間には毎月の年金が6万円程度の国民年金のみ人も多くいます。
だから彼らは「70歳過ぎても働かないと生けていけない」と言います。
僕個人の意見ですが、65歳過ぎれば毎月50万円以上稼ぐ方には、年金支給は必要無いと考えています。
その分、同年代へ、さらには若い世代への還元、分配を重要視すべきです。
生まれて死ぬまで、どんどん経済格差を広げるような競争社会は、どうしようもありません。
年収百億円、年収千億円、個人財産何兆円・・・どう考えても歪(いびつ)な社会です。
お金に使用期限を!
富裕層、お金持ちを憧れるのを止めましょう。
憧れると超えられないのです・・同じようなことを大谷翔平選手も言いました。
世界で一番高い山が、エベレストの標高8849M。
それ以上に高い山は、この地球上には存在しないのです。
なのに、人間は、それ以上に高い札束を積み上げようとしています。
お金に賞味期限を!
資本主義を世界と捉えるから、「お金」に人間社会が振り回されるのでしょう。
ほどほどの格差は仕方がありません。
資本主義の地球をイメージしましょう。
世界の知名度の高い有名観光地、例えば、京都、ベネチア、パリ等々、これらの地は、宣伝しなくても世界中から多くの観光客が押し寄せるように訪ねて来ます。
有名観光地には、団体旅行者が多くて「お金」が落ちるのは事実です。
僕自身も若い頃、海外へ飛び出して団体旅行とは無縁なバックパッカーのような旅をしていました。
されど、歴史伝統もあり、知名度あり、富裕地域なれども、楽園とは程遠い違和感を覚えたものです。
根本的な要因は、貧富の大きな格差社会です。
故郷の百島にある泊堂の坂道は、世界一美しい坂道だと感じています。
最近、道幅を広げたのかな?
その百島にある世界一美しい坂道に、尾道市のマーキング、ご当地マンホールが設置されたようです。
地球一美しい坂道になったと勘違いすることにします。
写真提供:京泉盛勇さん。
世界の指導者と言うよりも、地球の指導者たちは、せめて「地球を楽園の星」だとイメージして欲しいものです。