百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

一本道。

2015年06月28日 | 千伝。
今日は、雨の中、市内総合防災訓練が行われました。

自治会用意のヘルメットを頭に参加しました。

67年前の昭和23年の今日、福井大震災が起こりました。

死者3700人余り、この悲惨な状況は、神戸淡路大震災が起こるまでは、地震被災記録として日本最大のものでした。

当時を知る方は、言います。

あの当時、現在のように全国からのボランティア活動も食糧援助もなく自らの手で復興せざるを得なかった。

雨の為、防災訓練は体育館内で挨拶終了、解散。



毎年毎年、地震災害、風水害が起こります。

守るべき命は、地域の互近助と体力と柔軟力。

帰り道、五年ぶりにドタドタとジョッギング走りで帰宅へ。

帰宅後、ソファへ、ヘトヘトで横にゴロリ。

BS で「一本の道 英国コーンウォール」を観ていました。



毎年毎年、天災も人災も、必ずやって来ます。

悪天候や悪人は、小さな事故さえも大きな事件にしてしまいます。



一本の道を歩く善人は、大きな事件でさえも慌てません。

小さな事故に見せるのかも知れません。

天運、好運という言葉があります。

天の恵みとは、そんなことを言うのかも知れません。

今日、感じたこと。

人生は、一本の道。



木曜時代劇。

2015年06月21日 | 空木宝剣
かぶき者 赤サー門の 慶次かな

若い頃には永遠という時間があった。
還暦後には、砂時計の砂の残量を知り、おまけや付録の人生を、未来より過去に方向転換。
何百年何千年もの歴史を遡れるサーモン鮭児となって、前田藩江戸屋敷赤門を一里塚に、時代劇入門編から紐解こうかと思う近頃。

木育の夢。

2015年06月21日 | 百伝。
食育にも似た木育(もくいく)という言葉の存在感が大きくなっています。

昨日今日、福井で、木育キャラバンこと「木のおもちゃ博」が開催されました。

これは、東京おもちゃ美術館を運営するNPO法人日本グッドトイ委員会が提唱するウッドスタート(木育すすめます♪)宣言に伴う木育キャラバンです。



これまで、15の自治体、6つの企業が、ウッドスタート宣言をしています。

そして今回、全国初となる福井県の3つの保育園がウッドスタート宣言をしたのです。

地元福井のメディアも大きくニュースとして報道していました。



木育という言葉は、北海道で生まれたとのこと。

今日、木育キャラバン福井会場に行って参りました。

ここが福井?と思うぐらい想像を絶する賑わいでした!

会場に入るまで、およそ30分ほど並びました。



福井では、どんな人気のある映画でも並んで待った記憶がありません。

会場に入ると、親子連れの熱気と盛況が伝わってきます。



子どもたちが、ここまで夢中になるのは何だ?

木育という木のぬくもり、におい、感覚・・落ち着くのかな?

ところで、福井県は、恐竜王国、食育王国であると宣言しています。

次なる目標は、木育王国を宣言して欲しいものです。

さて、東京おもちゃ美術館館長の多田千尋氏は、木育のウッドスタート宣言運動で全国を飛び回っているだけではありません。

幼児教育から高齢者まで幅広い福祉世界に携わり、その講演内容は、実にユニークです。

ぼくが、多田千尋さんを初めて知ったのは、ラジオ出演していた多田さんが面白いことを言う、深いことを言うなぁ・・という感想を持ちました。

そして、その後、あっと驚くことが判ったのです。



多田千尋さんの御祖父様が、百島出身であること。

大正時代、百島から宝塚へ、日本人初のノーベル賞候補にもあがった賀川豊彦さんと知己を得て、新宿区落合へ。

この話は、また後日に。

木育、地産地消による林業を前提とするウッドスタート宣言・・広島県内の自治体、企業でも宣言してほしいものです。

フランツ カフカ (1883~1924)。

2015年06月19日 | 空木宝剣
過負荷かけ 龍血まとい 変身す

低圧に纏われて眠ると、運動機能が高まり健康な体をつくると言う(寺尾教授談)。
まるで、ジーグフリートがニーベルンゲンの森の中で、龍血を浴びて不死身の体を得たように。
果たして、強くなるなるのは何のため?
弱者に強いだけの強者には、国家にしても組織や個人にしても、神は必ずアキレス腱のような弱点を用意され、栄枯盛衰世のならいとなる。

空地

2015年06月16日 | 空木宝剣
被爆地の 雨に煙る 球場跡

原爆ドームの隣、広島市民球場跡は、まだ空地。
空地から彷彿する、70年前の焼けの原。
平和の隣に戦争。
壊す対象がなければ争いもなしと、空地は教える。


地球は、ひとつ。

2015年06月14日 | 千伝。
六月は、食育月間だとか・・ちょっと県立図書館まで足を伸ばしました。

日本で初めて「食育」という言葉を使った石塚左玄のこと。


天皇の料理番のモデル秋山徳蔵のこと。


そのほか、水上勉、高見順、中野重治の文学世界と重なる異次元の食世界を覗いた気分になりました。

美味しいものには、優しい思い出が残ります。

日本海の映像を眺めながら、デンマークの北海にある小さな漁村を舞台にした「バケットの晩餐会」という映画を思い出しました。

う~ん、それから!

ウィとハイは、似ています。

「かもめ食堂」。

腹ごしらえをして、歩かないとね。

地球は、ひとつ。

時の記念品

2015年06月12日 | 空木宝剣
老いせぬや 汝の名前 五円なり

時の記念日、コンビニの釣り銭、財布の中に、汚れが染み付いた五円玉が、転がり込んで来た。
よく見れば昭和二十五年製。
人間なら65歳、老人の仲間入り。
幾多の紆余曲折を経て、ここにご縁があったのか?
真鍮磨きピカ一ルで、垢抜けて若返る!?


ファイト!川村優理選手。

2015年06月11日 | 千伝。
四年前のワールドカップ女子サッカードイツ大会・・その世界大会で日本代表なでしこジャパンが初優勝。

あれから、四年!

はやいもので、今回は、カナダ大会。

なでしこジャパンが二連覇を目指しています。

その日本代表選手の中に、川村優理選手の名前を見つけて、ビックリ。

四年前、当時はアルビレックス新潟レディースチームだった川村選手。

四年後のワールドカップに日本代表になればいいなぁ!・・と川村選手の父親と応援談義していたことを思い出しました。

素晴らしい親娘でした!

偶然の出合いです。

娘さんを呼び出して、当時の写真を一枚です。



ファイト!川村優理選手。

花摘み。

2015年06月08日 | 千伝。
昨日のニュース報道。

文科省が四年後から全国英語学力テストを中学三年生に実施するという記事を読みました。

少子化時代の日本、テストばかりの教育指針。

・・生まれて出ずる子供たちも嫌でしょうね。

そして、小学校の教師までが英語勉強をしないといけない風潮です。

この日本列島は、学力自信化列島ではなく、地震列島であることを忘れること勿れ。



自助、共助、公助。

学力テストよりも、サバイバル訓練を課した方がよいのではないでしょうか?

昨日は、自治会長として市内全域の自主防災組織リーダー研修会に出席させて頂きました。

自助、共助、公助。

なかなか興味深い内容でした。

リーダーシップの役割は、いざという天災、人災時には、自分の命を守り、他人を助ける立場であることです。

決して、リーダーが助けられる立場であってはならないのです。

昨日の参加された各地区のリーダーの皆さま、お歳を召した方が多かったです。



大丈夫でしょうか?

他人と一緒に寝起きできて、和洋両方のトイレも使用できること。

野外キャンプ生活も平気なワイルドなコミュニティ作りが必要だというお話でした。

雉撃ちのできる人となれ。

花摘みのできる人となれ。

以上、防災リーダー研修会の内容でした。

交換感傷。

2015年06月03日 | 千伝。
♪来んさい。来んさい。ハワイへ来んさい。わしら広島じゃけんじゃけん~~♪

今日の午前中は、息子が暮らすアパートに居ました。

就活中の息子に代わって、部屋のエアコンの取り換え工事に立ち合っていました。

3時間程かかりました。

取り換え前のエアコンです。



ラジオを聴いていると、懐かしい曲が流れてきました。

♪来んさい。来んさい。ハワイへ来んさい。わしら広島じゃけん♪

この陽気な歌声を聴くと、子供の頃に聞いたハワイへ移民した遠い親戚のことを思い出します。

その遠い親戚は、ハワイで成功して、その息子は早稲田大学の教授になっているという子供の頃に聞いた話です。

ぼくが子供の頃、父は、よく言ったものです。

「おまえは馬鹿なんだから、身体を使う仕事をしなさい」

今になって、その言葉が染々と理解できるのです。

明日の命さえ分からない戦争を体現した者の生き抜く智恵だったかも知れません。

エアコンが外されました。



息子の就活に、何にも期待していません。

20代のうちに、もっと県外、海外に遊びに出かけて視野を拡げて来ればいいのにと思います。

働くという行為は、人間関係が根本になります。

それに気がつかない限り、仕事はつまらないし、継続は困難です。

エアコンの外付けの換気扇も外されました。



ラジオからニュースが流れてきました。

北海道選出の町村国会議員が亡くなられて、あの方の大きな功績は、北陸新幹線と北海道新幹線を早期実現可能にしたとのこと。

町村氏の祖父が越前市出身で、北海道に移民したとのこと。

そのルーツを辿り、毎年三度は、福井に訪問していたとのこと。

まっすぐ過ぎて首相になれなかった町村氏のご冥福を祈ります。

合掌。

さて、またまた、ラジオから流れてきたのは、心臓移植やら内臓移植と同レベルで、数年内にです。

頭部そのものを移植交換できるというSF のような話題でした。

そうなると、親子間での頭部交換、男女間での頭部交換、さらには人種間での頭部交換も可能になるのでしょう。

人間の倫理観、人生の常道は、外されてしまいます。

新しいエアコンが装着されました。



どの親の想いも同じです。

子供には、幸福な人生を過ごして欲しいものです。

的外れの親だけど、的外れな人生を過ごすな!

生活の中で、時々、何かを交換するだけで、小さな幸福感を見つけることができるような気がした一日でした。

津々ドラドラ

2015年06月02日 | 空木宝剣
希に見る 人間模様 能登涼し

北海道は、知床・根室・積丹・渡島。
東北は、男鹿・牡鹿。
関東は、房総・銚子・三浦。東海は、伊豆・渥美・知多。
近畿は、奥丹後・紀伊・志摩。
中四国は、島根・児島・高縄・佐田岬。
九州は欲張って、国東・佐賀関・企救・若松・糸島・松浦・西彼杵・島原・宇土・薩摩・大隅。
以上、日本有数の半島名。

おっと、いの一番に上げなければいけないのを忘れていたのは、森の石松ではなく、能登半島。
豊かさが津々浦々までめぐれば、目出度し芽出度し。

オトナ気分。

2015年06月02日 | 千伝。
先週末、「ふくい オトナ博」というイベントが開催されました。

ミニバイクに乗って、出かけて参りました。

人生の総決算となる中高年世代の為の趣味、終活活動に必要な商品が展示されていました。

バイク、車、ドローン、保険、仏壇、墓石等々まで展示されていました。

裕福そうな中高年のカップルが、たくさん来場されていました。



ふと見渡すと、御近所の同年代の夫婦とバッタリと会いました。

「墓石でも見に来たのかな?」と思っていると・・

「軽自動車のキャンピング・カー」を見に来たとのこと。

大きな豊かさを求める時代から、小さな楽しみ、面白味を求める時代に変わりつつあるような気がします。

国道よりも、県道、市道、農道、林道、山道、海岸を進む人生道が、より楽しい時代なのかも知れません。



帰り道、黄金色をした麦の稲穂、水面を覆う緑一色の米の稲穂に心癒されました。



風を切りながら、オトナになった頃のような気分で走りました。