百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

身土不二

2008年08月31日 | 千伝。
福井市出身の石塚左玄(いしづか さげん:1851~1909年)の言葉。

「食育」という言葉を文章で著した最初のひとで、生まれついてのアトピーだったので、食事療法が基本であると信じ、医者にまでなった人であった。

「天下のもとは国にあり、国のもとは家にあり、家のもとは人にあり、人のもとは食にあり」の言葉を残している。

彼は、伝統的食生活にはそれぞれ意味があり、その土地の食生活に学ぶべきであるという・・
「身土不二(しんどふじ)」の原理も発表している。

現代のフードマイレージ(フードマイル)の概念のさきがけかもしれない。

Nature's calling.

2008年08月31日 | 千伝。
老老介護・・最近は、認認介護という言葉が出回っています。

老いた子供が老いた親の介護をしたり、認知症になりかけた伴侶が認知症の伴侶を介護をしている現状が多く見受けられるようです。

医師、看護師、理学療法士、作業療法士、介護福祉士、社会福祉士、ケアマネジャー等々が、チームを組んで各患者さんのケアプランを作成しても・・現場にいると痛感するのが、組み立てている優しい思いやりケアプランが、サービス業務に映るのです。

そのサービス業務も変化しつつあるのでしょうが、時間内に終えないとどうにもならない流れ作業的なものに、どんどんと押し潰されてゆくようにも思える現状です。

言うなれば、工場の品質管理の届いた生産過程が受注過剰になりすぎて・・もう悲鳴をあげて、安かろう良かろう主義的な変化を伴いつつある生産現場です。

ただ・・製造業のように受注が多ければ売り上げも増え、従業員の給料アップという報酬の可能性もありますが・・医療福祉・・とりわけ介護現場は、人間の命を扱いながら薄給という理不尽な扱いを受けているような日本社会の矛盾を抱えているような気もします。

勿論、医療や看護や介護に従事する方々は、皆、善意溢れる人間ではありません。

なかには、自覚もせずに、言葉の暴力、肉体虐待を平気で日常茶飯事に施す従事者も多くいます。

また、老いた患者さまたち・・これまた問題のある方々が増えている昨今です。

来月は、音楽療法やら古武道を活かす介護技術等々の研修会が数回あり、参加するつもりですが・・

病病介護という深刻な言葉が、近いうちに、生まれるかもしれません。

腰痛のような身体だけではなく、心に病いのある医療、福祉従事者が、どんどん増えてゆくような気もします。

幸せな介護とは、幸せな人間に介護されない限り、不幸な介護となります。

人生の終焉が、来る日も来る日もベッド一畳分の世界で介護されるだけの生涯最後のピリオドにはしたくないです。

政府厚生省のお役人は、17年後の800万人にもなるという要介護者の対応として、事前の介護予防を重視して、自宅で看取ってほしいという政策を掲げていますが、これほど核家族化された日本社会では、既に無理無策に尽きると言っても過言ではありません。

日本の裁判制度の判決に国民参加の導入義務化を設けましたが、介護制度においても国民参加の導入義務を盛り込むべきだというのが個人的な考えです。

裁く人と介する人は対等であるはずであるという国全体での早い認識がない限り、社会保険庁のような無能さを、この国の施策としては繰り返すのでしょう。

最近、遺体焼却場が足りないという自治体が増えたようです。

介護や葬儀が、ビジネスであるという考え方でいる限り、電気や水と同様に老後問題は、サービスに属します。

豊かな生活は、サービスを受ける事が前提になっている考え方です。

そのサービスが崩壊された場合、遅かれ早かれ、まず自然と対峙していない不自然な都会生活の豊かな老人を抱える住人から悲鳴にも似た不安な声があがると思います。

小生、個人的には、老後に介護が必要となった場合、安楽死という自殺の権利もあってもよいという考え方に傾いています。

便を流して怒鳴られてしまうような終焉の幕を閉じたくありません。

一筆啓上

2008年08月30日 | 千伝。
小生・・NHKのラジオ深夜便を聴きながら寝るという生活慣習があります。

今・・福井発全国向けのラジオ深夜便生放送中です。

徹夜での仕事中・・ラジオ深夜便を聴きながら書いています。

さて昨日、文部科学省が、全国学力テスト(国語と算数・数学)の結果を発表しました。
各都道府県自治体の教育委員会が、一喜一憂するとのこと・・。

結果は、前年度同様に雪国福井と秋田が、学力平均の全国のトップレベルに位置しています。
因みに、沖縄、北海道が下位レベルの位置になっています。

小生、思うのに余り意味のない全国学力テストの取り組みかなぁ、と考えています。

自然豊かな福井や秋田や北海道や沖縄の地域間の平均学力値をスポーツの勝敗結果のように競ってもどうなるものでもありません。

そう言えば、福井と秋田には、バスケットの強い高校がありました。
北海道は冬季スポーツが得意で、沖縄は音楽や踊りが上手というイメージがあります。

福井市郊外に、丸岡という町があります。

「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」
徳川家康の忠臣 本多作左衛門重次が陣中から妻に送った手紙です。
「お仙」とは、丸岡初代藩主 本多成重(幼名仙千代)のことです。

これを発想させて広げた町おこしが、15年前「一筆啓上賞・・日本で一番短い手紙」です。

全国に向けて募集したところ反響も大きく、現在も引き続いて、「新・一筆啓上賞」となるコンクールを主催しています。

毎年のテーマは、母へ、父へ、命へ、愛へ、未来へ・・等々。

応募された入選作品を読んでいると、胸がじ~んとくるものがあります。

現在、過去から総計すると全国海外から計100万通近くの手紙が届いたそうです。

それらを一通も残さず全ての手紙を丁寧に保存保管いるようです。

いずれ、100万通を超えるであろう手紙博物館の完成に向けた計画があるようです。

今年一筆啓上賞の募集テーマは「夢へ」だそうです。

小生も書いてみます。

「一筆啓上 勉(便)の用心 学子(御虎子)を泣かすな 夢肥やせ」

生涯一教師

2008年08月29日 | 千伝。
先日、お電話を頂いた高校時代の担任だった先生・・生涯一教師のイメージがあったのだが、どうも違うようだ。

当時、大学を出たばかりの若い教師で我々の兄貴分のような担任の先生だったが、もう60歳を過ぎて定年・・。

「先生・・まだまだ、お若いですよ。第二の人生・・これからですよ♪」と伝えると・・

「ありがとう。九月からまた行くところがあってなぁ・・がんばるわ!」との返答だった。

小生、先生は生涯一教師としてどこかの私立高の非常勤教員として働くものばかりだと思っていたが、九月から某県某市の教育長になるらしい。(笑)

1年に1~2度、ある会合で福井県某市の教育長とお話をする機会があるが、教育長って地元の教育の長というよりも首長や助役レベルの補佐役という役割の方が大きい。

教育者のコネ採用、コネ昇進、破廉恥行為なんて・・もってのほかです。

先生には、行政的な教育長よりも、今こそ、ロマン溢れる生涯一教師として強かな手腕を発揮してほしいものです。

教え子からの要望です。

鏡文字

2008年08月27日 | 千伝。
鏡文字と言えば、これを使って記録を残したレオナルド・ダ・ヴィンチが有名ですが、これは才能というより脳による視覚障害で、誰もが簡単に鏡文字を書けるようです。

片麻痺になった患者が、鏡文字を書くようになる症例があるとのこと。

例えば、誰かに背中に文字をなぞるように書いてもらうと、その文字がイメージとして残りますが、逆に胸になぞるように書いてもらうと・・不思議と鏡文字のイメージが脳に表れます。

お試しあれ・・。

あと17年後の2025年には、この日本の要介護の人口は、800万人を超えると予測されています。

現在の日本の要介護人口が、約400万人です。

世界史的見地から俯瞰すると地球上の人類は爆発的に人口増加しているのに、この日本は、建国以来の前代未聞の超老人大国という人口減少を伴う日本史が始まろうとしています。

日本人もしくは日本は、まさしく人類史という世界史においても先駆的な国家的なプロジェクトを組まないといけないのではと・・思いはじめました。

老人虐待が日常茶飯事となる社会現象が起こると、そんな社会は、品格の欠けた醜い姿を世界中に知らしめるようなものです。

どんな貧しい国でも、老人を大切にする社会は、美しく品格のある姿に映ります。

今日は、研修会に出たり・・

あの人・・生活に困っていないだろうか・・
珈琲代のお釣りを返すのを思い出したり・・
・・いろいろな心配が過ぎり・・あれこれと考えさせられたりしました。

笑っている鏡の中の自分は、裏返しですか?

青少年対策室

2008年08月26日 | 千伝。
東京・霞ヶ関の首相公邸の隣にある総理府に青少年対策本部という部署が今でもあるはず・・。

もう遠い昔だから守秘義務もないと思いますが、学生時代の春休みの1ヶ月ほど、総理府のそこでアルバイトをしたことがあります。

著名な評論家達の原稿の山とそのゲラ刷りを照らし合わせて校正するアルバイトでした。
当時、本庁の参事官クラスのもとで読みにくい乱雑な文字を、朝から夕方まで缶詰状態の文章チェックでした。

霞ヶ関の高台にある総理府の窓から眺めると虎ノ門界隈が下に見渡せます。
そのビルの一角にどこかの芸能プロダクションの事務所が入っていたのでしょう。
窓から、ある歌手の宣伝横断幕を垂らしていました。

固苦しい役所の雰囲気の窓から広がる下界、その世界を見渡していると、ほんとうに楽しい世界に映るのでした。(笑)

先日、PTAによる割り当て当番があり、午後8時頃、自転車で地元での夜回り(夏休み巡回)を走り周って参りました。
夜遊びをしている中学生がいたならば、帰宅を促すのですが・・最近は、ほとんどと言っていいほど夜遊び中学生はいません。
それに、本来、夜遊びは、深夜に行うものです。(笑)

ましてや、携帯電話のある今の時代は、クーラーの利いた家の中で連絡を取り合い過ごすの方が、余程快適です。

さて、我が家の息子ですが、高校進学をしない腹積りです。
う~ん、親としても思案中です。
いちばん楽しい人生の歩み方なんて未来への楽天的な想像であって、自分で作るしかないのです。

ぼくのいちばん近い分身である息子が、いちばん遠い存在に思えることがあります。

「親」という文字は、「木の陰に立って見守る」ということだと・・確か同じことを、総理府で校正泣かせの乱字だらけの某評論家が、そんなことを原稿に書いていたなぁ・・と思い出していました。

午後、起業に挫折して就職を探している独身の30歳代のフリーターの若者へのアドバイス。

「福井のような田舎では、いい仕事がないし、東京か大阪へ出ていこうと悩んでいます」とのこと。

「そんな弱気では、東京へ出ても惨めになる。福井のフリーターよりも東京のフリーターの方が収入やら格好がいいのなら仕方ない。でも、そうじゃないだろう。とりあえず就職した方がいい。生活の態勢を整えて落ち着いたら、また覚悟が生まれてくる」

彼に話したアドバイスは、自分にも言い聞かせる言葉でした。

「履歴書に年収1000万円以上希望と書いて、取り合えず、自分が志望する職種の電話帳に載っている50社程度に電話をして履歴書を送ればいい。そうしたら、ほとんどが書類選考でボツ、履歴書が戻される。でも中には、優秀な中小企業の経営者の一人か二人が、年収1000万円希望の就職希望者を見ようと興味半分で面接に応じてくる。あとは君次第かなぁ・・」

縁も由縁もなく、ある日、独りで降り立った地方都市での小生の経験談を彼に話しました。

青少年よ・・

大事な仕事は、自分で探すものです。

楽しい世界や時間は、他人から与えられた指示や拘束された時間ではありません。

ファイト♪

誇れる日本の街

2008年08月26日 | 千伝。
国内最大手の警備サービス会社・セコムが、季刊会報誌「せこむらいふ」の会員にアンケート募集した「海外に誇れる日本の街」・・その応募結果が先月発表されました。

栄えあるダントツの第1位は、京都でした。

第2位は金沢。

第3位は鎌倉。

第4位は奈良。第5位は神戸。

そして、6位は横浜、7位は札幌、8位は高山、9位倉敷、10位は長崎。

以下11位から~
仙台、大阪、松江、函館、浅草、福岡、小樽、広島、萩、姫路、尾道、那覇、伊勢、名古屋、箱根、川越、軽井沢、弘前、松山、湯布院、日光、石垣島、角館、宮島、明日香村、富良野、白川、盛岡、熱海、岩国、会津若松、橿原、知床、別府、郡上八幡、草津、静岡、吉野、富士山・・以上、日本の誇れる街(場所)のベスト50です。

意外なのは、東京は、浅草のみ。
それに、琵琶湖がベスト50に入っていません。

そして、悲しい哉・・わが福井の存在感です。

誇れる街の第1位の京都と第2位の金沢に挟まれた日帰り圏の地理的位置にも起因しているのか・・ベスト50にもランキングされていません。

日本で暮らしやすい街のトップランキングの常連である福井の現実を思い知らされています。(笑)

いちばん誇れる街、誇れる故郷は、それぞれの我が心にあります。

たとえ、ランキング外でも、それで、いいのです♪

向日葵の涙

2008年08月25日 | 千伝。
福井地方、今日一日中、雨が降り出しそうな天候でした。

お昼すぎ、ジョギングをして参りました。

今度のマラソン大会出場の準備練習ですが、減量という大目標もあります。

でも、過食症に陥ってしまいました。
走っては食べて、食べては走って・・とにかく、外出して身体を動かしていないと落ち着かないのです・・そして、食べていないとお腹が空いてしかたありません。(笑)

・・これって、精神的に何かストレスでもあるのだろうか、と自己分析しています。

今日からは、自分と我慢比べです。
ジョギング後は、何も食べていません。

この我慢が、何か新しい福を運んでくれるような気がします。

もうすぐ、九月へ・・。

かけがえのないあなたが、向日葵のように朗らかでありますように。
悲しみで泣かないで ・・・ 朗らかな日々を多く過ごせますように。

・・同じ時代に生まれて、いつの時も、そばにいます。

福となる風を受けて、我らの運命を守り給え。

50歳を過ぎても、こういう想いに焦がれる小生・・言い換えれば、幸せな境地にいるのかもしれません。

次なる夢を実現させてみせます♪

百番違い

2008年08月24日 | 千伝。
今朝の福井地方、涼しくて絶好のジョギング日和でした♪

昨日は、処暑。

暑さを処し、残暑見舞いも昨日まで。

昨晩、高校の有志同窓会会場から欠席者の小生のところに電話がありました。

担任だった先生自らの電話指名で、恐縮してしまいました。
「正月にも同窓会を開くそうだから、帰って来い!」とのこと。

最近、50歳過ぎると、1年間で数回にも及ぶ同窓会、ミニ同窓会やらゴルフコンパという名目での集いの案内が多いです。

かつての同級生には、子育てが終わった者もいれば、すでに孫がいる者もいます。
バツ3まで経験して、四度目の結婚を目論む者もいます。

人間は、それぞれ人生の価値観を備えて生きているはずです。

たとえ、それが内向的なものであろうが、外交的なものであろうが・・自分を信じて生き抜くこそが、自信という人生美学なのでしょう。

さて、北京オリンピックも、今日が最終日。

ジョギングを終えて、帰宅後、テレビで男子マラソンを観戦中。

ほんの今、日本でも馴染みのケニアのワンジル選手が金メダルを獲得しました。

おめでとう! 素晴らしい走りでした。

100M 優勝者ボルト選手のゼッケンナンバーが、2163。
マラソン優勝者のワンジル選手のゼッケンナンバーが、2263。

長距離と短距離の走り・・ちょうど百番違いでした。

そして、日本の男子マラソン選手たち・・。

広島の尾形選手、よくがんばりました。

最後のビリになった会津の佐藤選手・・ゴールのあと、トラックに深々と頭を下げてお辞儀する姿は、人間として美しいです。

堂々と胸を張って、帰国してください。

たとえ、1番の金メダルだろうが、100番目のビリであろうが・・美しい姿には感動します。

ちょっと気になる百番違いの話でした。


二の次

2008年08月21日 | 千伝。
昨晩の北京オリンピック 男子200M決勝 19.30秒の世界新!
ジャマイカのボルト選手・・凄いなぁ。

個人的には、その前の行われた男子110Mハードル 準決勝1組のレースの結果に心地良い余韻が残っています。

男子110Mハードル 準決勝1組第2レーンは、茶褐色の若いギリシャ選手でした。

彼は、福井での最終キャンプで練習中、白いギリシャ人チームの群れの中に入らず、遠慮がちに隅の方で、独り黙々と練習に励んでいた姿が、心に焼きついています。

おそらく移民系ギリシャ人だろう想像できますが、その真摯な練習態度に感心していました。
もし、彼が、ジャマイカあたりのレゲエ・ダンスをしながら練習をしていたら、小生の記憶には残っていなかったかもしれません。(笑)

結果は、準決勝1組で5位になりました。
惜しくも決勝には進出出来ませんでしたが、テレビの画面でチラっとだけ彼の表情が映しだされていましたが、穏やかで満足そうでした。

驚かされる世界新記録よりも、何か・・二の次のレベルに興味があります。

携帯の価値

2008年08月19日 | 千伝。
大人も子供も携帯電話を置き忘れて、そばにないと「不安」になると言います。

現代社会ニッポンでのコミュニケーションに必要不可欠な道具なのでしょう。

小生、携帯電話でのメールの送信は、難しく、よく判りません。

最近、誤解を生じさせるようなメールばかりになって、自己嫌悪に陥ってしまいました。(泣)

多くの人は、あの携帯の小さな画面に向かって、何を求めているのでしょう?

とりわけ、若者の携帯電話に依存する時間が多くなり、その分、日常の時間の配分が、大きく変わったとも言われます。

若者の携帯だけではなく・・インターネットという存在自体が、我々の日常生活、社会を大きく変えてしまったというのも自覚します。

インターネットというツールは、安心を求める生活やビジネスチャンスの仕事にとっても非常に都合がよいのですが、要注意しなければならないのは、心の歪みから生じる貧困と飢餓に陥ることなのかもしれません。

小生、繰り返して言うことがあります。

現代ニッポンの現状です。

・・企業の経営者側の最優先する仕事は、生き残るための利益の確保です。
圧倒的な多数を占める会社員という従業員、労働者の生活は、二の次、三の次です。
面倒見切れないという実態が、多くの企業側の価値観に変わっているのです。

これでは、日本の消費経済は、停滞どころか後退です。

日本の役人たちは、何故、未来統計学を重視しないのだろうかと考えます。

数年後、老人の一人暮らしの孤独死の爆発的な増加がクローズアップされると思います。
それにつられて、ニートやらフリーターやら鬱病患者やら生活保護者やら自殺者問題やら・・犯罪の増加やら・・内需縮小の原因となる問題点が連鎖して続くことでしょう。

日本の場合、欧州の先進国に較べて社会保障や福祉等のセーフティネットが、あまりにも遅れています。

どう考えても、暮らしやすい明るい未来のニッポンの全体像が見えてこないのです。

国民側での勝ち組、負け組という優勝劣敗という概念ではありません。

超高齢少子化という日本国全体が、貧困という未来に向かっている現状を憂い、その備えを案じているのです。

かつて、国際社会での一等国を目指したニッポン・・国民一人一人が「生活安心向上」の声を上げない限り、生活経済は勿論のこと、心まで貧困が拡がってしまいます。
それでも、目先の利益、ノルマばかり追い求めてる企業やその経営者、政治家、役人は、生き残るのでしょう。

ところで、小生・・外に出てジョギングする際、いつも迷うことがあります。
携帯電話を携えて走るかどうか・・迷うのです。
結局、汗をぬぐうタオルと小銭と携帯電話を携えて走ってしまう・・
いつのまにか、小生も携帯電話の依存症になってしまっています。(笑)

人間、ポジティブな言葉や考え方がないと、明るい生き方はできないと言います。
ネガティブな否定的な言葉や考え方だと、やはり、悲しく辛くなると言います。
・・自然の法則として「ポジティブな思考方法」を促して捉えるのも至極当然だと思います。

いつも笑顔で朗らかに元気で強い気持ちで・・
・・付け加えると、気持ちを伝えないといけません。
あの人もその人もこの人も・・声を上げて、ファイトです♪

それらを、心に携えて、身に帯びて・・。

ケーキー屋さんとコーヒー屋さん

2008年08月19日 | 千伝。
福井地方の今、時々、強い雨が降っています。

足の甲を痛めたので、今朝は、自転車に乗ってハーフマラソンの距離を走ると、途中雨に降られてびしょ濡れになりました・・それでも完走。

最近、全国、地方都市でも、喫茶店が減って、ケーキ屋さんが増えたような気がします。
その分、市場での生き残り競争が激しいのでしょう。

お店でケーキを注文、そこで食べると、珈琲を無料で飲ませてくれるお店もあります。

そのケーキ屋さんに立ち寄り、小生がプロデュースする「福の珈琲」を持ち込んで説明・・小生の珈琲を味わいながら、店主自慢のケーキを食しました。

美味な時間でした♪

ただ、こだわりのケーキ作りの意図も判りますが、ケーキー屋さんとコーヒー屋さんのコンセプトは、土と水の役割ほどの違いがあります。

ケーキに合うコーヒー作りとコーヒーに合うケーキー作りが出会うと面白いと気がつきました。

好奇心・・これって、大切です♪


V字型 飛行機雲

2008年08月19日 | 千伝。
前回アテネ大会 女子400Mハードル 金メダリストのギリシャのファニ・ハルキア選手も、北京で行われた昨日の抜き打ちのドーピング検査で陽性結果が出て出場停止になりました。

ほんの1週間前、福井での最終キャンプで真剣に練習に打ち込んでいた姿を観ていましたから・・その期待も応援も裏切られたような気もします。

ほんとうに残念でなりません。

ハルキア選手のように世界一輝いた日と世界一惨めな日を人生で味わうならば・・

人生の後ろの方に「輝く日」を設定したいものです。

さて、今日、ハーフマラソンの距離をジョギングしながら、青い空を見上げると、V字型をした飛行機雲がたなびいていました。

もう30年昔、西城秀樹さんが歌っていた「♪ブルースカイブルー」という歌を思い出していました。

あの頃は、ちょうど失恋をしていた頃で、あの曲を聴きながら、同じような青い空にV字型の飛行機雲を見た記憶があるのです。

それから、ふと思いつき、何か・・その勢いで、いろんな想いを書いたコラムが、某FMラジオ局で採用になり原稿料を貰ったり、ラジオ日本の国際放送で世界で流されたこともありました。

他にも書いたエッセイでは、賞品として懐中時計を貰ったり、海外取材というご褒美もありました。

あれから、英語力の必要性を感じて語学学習を再開、その後、男子一生の仕事は、モノ書き商売よりも海外を相手にした貿易取引ではないかと人生転換・・20代後半の頃です。

その後、紆余曲折あり、貿易業務は、組織という企業の中の一員として働く生活の糧となっていました。

ただ、50歳代手前で、何かを悟ったような気がして、またまた人生転換をしてしまいました。
そう、この仕事で儲けたり、この仕事に賭ける・・男子一生の仕事とは思えなくなりました。
今では、貿易、海外営業は、小生の個人事業としての道楽・趣味・パート稼業の一分野です。

人間は、自分の運命や可能性を定めて笑顔で元気で動けるまでが、花が咲き誇るような時代かもしれません。

自分の可能性を諦めるということは、蕾の時代は長くなり、咲き誇る花にもなれないまま、枯れ果ててゆく運命を選ぶということなのでしょう。

幸運を招くV字型の飛行機雲を下記に載せます。

幸運を呼ぶV字型雲

自分を諦めないで・・福と夢が届きますように!

今宵満月

2008年08月17日 | 千伝。
今日で、お盆休みも終わり。

お盆の期間、幾つかの二人きりの同窓会にも出席して参りました。

何年ぶり、何十年ぶりの再会もありました。

「お互い年齢よりも若く見える」・・と褒め称えながら元気を貰うことが出来ました。

・・感謝です♪

今日も日中は暑い陽射しでしたが、吹く風は、秋の気配が漂っていました。

微笑みが、盛れる日々でありますように。

今宵、満月を眺めながら、おやすみなさい。


一番の近道

2008年08月17日 | 千伝。
100M 9.69秒・・世界新記録・・凄いなぁ!

人類は、進化しているのだろうか?
それとも、退化しているのだろうか?

あの野性味溢れる走りを見ていると、動物であるという自覚が必要なのでしょう。

金メダリストの言葉・・。

「暴れてやる気持ちで、試合に臨みました」
「スポーツではなく、闘いだと思っています」

その覚悟・・それは、それでいいのだが・・。

卓球の若い可愛い女子選手が、闘争心丸出しで、ず~と相手選手を睨みつけながら闘う姿は、いい気持ちがしません。

バレボール男子 日本対ベネズエラ戦・・会場の中国人は、ベネズエラを応援して日本チームのプレーにブーイング攻め・・これまたいい気持ちがしません。

オリンピックは、平和の祭典という名を借りた仮想の闘いの舞台でもあるような気もします。

昨日のNHKラジオの「心の時代」・・中国残留孤児だった方が話されていました。
「侵略者の日本人の子供を拾って育ててくれた中国の両親に感謝しています」

逆の立場で、日本人の家族観を考えると、敵対する国の孤児を育てているだろうか・・?

最近の日本の親子事情・・「出来ちゃった結婚の方が、いいかも」という考え方が親の世代に浸透しつつ増えていると言います。

今世紀中に・・人類は、100Mを8秒台で走れるようになるかもしれません。

多分、その時は、我々・・黄色人種も含めた多様な混血人種が、その夢を叶えるかもしれません。

世界中が、親類関係になれるのには、国際恋愛、国際結婚が、一番の近道かもしれません。

人類のイデオロギー至上主義、愛国主義、宗教・民族・純粋培養精神構造では、世界が一つになる事は、永遠に無理なのかもしれません。