百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

財布。

2015年05月31日 | 千伝。
823年ぶりの5月だったようです。

2015年5月のカレンダーは、5つの金曜日、5つの土曜日、5つの日曜日がありました。

823年ごとに、一度起こるとの事?

これを「財布」とも呼ぶようです。

風水、天赦日とも呼ぶようです。

財布は、春に買うのがよいとの事です。

今日は、五月晦。

明日から六月、水無月、水の月。

よいことが、ありますように。

月光仮面

2015年05月28日 | 空木宝剣
月仮面 水面をゆらす 初夏の宵

アウグスティヌスの告白録から、三島由紀夫の仮面の告白、湊かなえの告白まで、一皮一枚の皮膚の仮面人間が、月に吠えている。
平和の仮面がほころびると、戦争の血肉が剥き出しとなる。
激昂して仮面を脱いだどこかの県会議員もいたが、仮面も剥がさず被り続ければ、やがて肉面となる。
仮面とは、教育であり演技力であり、決して怪しいものとは限らない。
仮面夫婦も金婚式めざせば円満夫婦に早変わりときた。

百年ご馳走。

2015年05月25日 | 千伝。
本日、週末から三日間続いた地元の春季祭りも無事終了。

正直に言えば、神社の催しも、人集め、金集め、大変です。

松陰神社は、どうなんだろう?

そう、NHK の大河ドラマ「花燃ゆ」も然り。

視聴率アップ狙いのドラマ仕立てがあるのが見栄見栄です。

それに較べて、民放のTBS 日曜劇場は、いいドラマを創っています。

前回のシリーズ「流星ワゴン」は、日常生活の家族愛、幸福感を描いていました。

そして、今回の「天皇の料理番」は、秀逸ドラマです。

人生の夢、挫折、それを見守る人びとの胸中を巧く描いています。

モデルとなった秋山徳蔵が、西洋料理と出会った場所に、最近よく出かけます。



人生は、お祓いによる厄除け、夢や願いを叶えさせるための御祝儀世界なのかも知れません。

さて、このブログに立ち寄っていただきました皆様へ。



お祓いという厄除け、大願成就がありますように。

祭りのあと。

社務殿にて頂戴した御食事です。

数百年昔から続く伝統の逸品御膳でした!

  

美味感謝、感動。  

笑う門。

2015年05月24日 | 千伝。
今日は、地元の神幸祭。
 
昨日は、神社拝殿で詰番をしていました。

参拝者の方々が全員、こちらに手を合わせて、頭を下げてくださいます。

おまけに、お神酒、お神米、様々なものを奉納してくださいます。

不思議な感覚でした。

思えば、世界中で、今も誰かが、さまざまな神様に願いを祈っているのでしょう。

神も仏も、畏こくも、賢くもです。

神仏は、笑わせてくれる人間が好きかも知れません。

通信教育で、神主さんの資格を取得するもいいかな?

笑う門に、福は来ます。

これから、御神輿について歩きます。

感謝。

水時計

2015年05月24日 | 空木宝剣
朝露や 旭光浴びて 蒸発す

雨上がりの朝。
竿のように伸びた細枝に、水玉が数珠のように連なっている。
まるで水の豆が、たわわに実っているかのようだ。
絶妙な張力で、ぶら下がる水球も、やがて陽光に照ら(寺)されて消ゆるのみ。

おなご竹

2015年05月23日 | 空木宝剣
山城の そばには矢竹 藪の中

敵は的。
敵の襲来に備えて、山城のそばには、矢の材料とする細い竹の藪があった。
細いので矢竹を女竹、弓を張る孟宗竹を男竹とも称した。
我が赤松円心坊の直系、春一爺さんの家の字名が藪の丘だった事を思うと、鉄砲伝来までは、藪はかぐや姫の守る手入れの行き届いた兵器庫だったに相違ない。


二国物語

2015年05月18日 | 千伝。
住民投票による大阪都構想の実現ならず、というニュースが流れています。

これによって、大阪府、大阪市のままの現状維持となりました。

悲しむべきことなのか、喜ぶべきなのか、判りません。

大阪に限らず、県政と市政との二重行政のムダがあるのは事実です。

まずは、議員、公務員が多すぎます。

ぼくは、日本には、東京国と地方国という二国が存在しているような気もします。

今回、大阪が、地方国に留まるという結果となったのはよかったのかな?

ここ数年、東京国の方々は、地方創生の声を叫んでいます。

とりわけ、国会議員の政治家も気がついたのでしょう。

地方国の消滅は、東京国の衰退に繋がるのです。

東京で暮らす政治家、経済人、評論家、芸能人、ジャーナリスト等々の皆さん、メディアやら公の場で、地方創生、田舎の素晴らしさを持ち上げるならば、地方へ移住してください。

田舎暮らしは嫌だ!都会で暮らしたいのならば、そう言えばいいのです。

今の日本は、それが言えない風潮ではないかと思います。

今回の住民投票で敗れた大阪の橋下市長は、会見の中で報道の自由がある日本の民主主義は素晴らしいとコメントしています。

日本の首相である安部さん、日本国の先人の辛苦努力を敬うのは、当然です。

かつて、太平洋戦争で戦った日本の若き兵士たちは、戦後、口々に平和の尊さを仕事に見出しました。

若い頃、ぼくが出会った戦争体験者のほとんどの方々が同じ事を言いました。

「日本は戦争に負けてよかった。だから豊かな国になった」

百年昔の日本は、身分制度の名残り、地主、小作、貧富の格差は大きく、富国強兵で軍事大国を目指した大日本帝国でした。

積極的平和外交とは、中立性です。

ヨーロッパのルクセンブルクの首相が、同性結婚を表明しました。

驚きです。

中近東のイスラム国では、同性愛なら死罪に値します。

百年先の世界、日本の豊かさの意味が、どんなものになっているのかも分りません。

東京と地方の日本の二国物語を意味するのは、米国、中国、韓国、北朝鮮との現状関係を決して比喩するものではありません。

右翼でも左翼でもなく、保守でも革新でもなく、世論でも制度でもなく、生まれてきた命、生活、人生の夢物語を描ける豊かな社会になって欲しいのです。

拝啓 天皇皇后両陛下 空海様。

2015年05月17日 | 百伝。
今日は、百島では、町内運動会だとか・・。

昔を思い出します。

お隣の加賀までミニハイキング。

そうそう、一時間ほど前、天皇、皇后両陛下の御車とすれ違いました。



お手を振っていただきました。

忘れないように書き込みます。

弘法大師、空海 所縁の霊水も飲み干しました。



これから帰宅します。

今日も、いい天気です。



心も、晴れ晴れです。

有り難いことです

室町コラボ。

2015年05月16日 | 千伝。
このブログで何度か紹介した福井の食「ボルガライス」。

その福井ボルガライス用のソースを、広島のオタフクソースが全国販売に乗り出すとのこと、いづれは、家庭用にも・・広島と福井のコラボ、嬉しいニュースです。

何となく書いていれば、何となく通じる出来事が起こるようです。

最近、室町時代の事が気になります。

室町時代といえば、足利幕府です。

金閣寺、銀閣寺、茶の湯、生け花、能等々・・現代日本の文化は、ほとんど室町時代に育まれたものです。

尾道が発達した所以も遡ると、室町時代です。

百島が開墾されたのも室町時代、嘉吉の乱以降に桃島に逃げ込んだ赤松一党一族からでした。

因みに初代室町将軍となる足利尊氏が、浄土寺で戦勝祈願をしたうえで船団を連ねて、尾道水道を発ち、当時の呼び名の桃島沖を通過して、鞆の浦へ。

そして、ここ鞆の浦で決意したのが、上洛して、新田義貞を討つこそが、足利尊氏の祈願でした。

それゆえに、鞆の浦は、足利幕府発端の地とも言われます。

最期となる敵の総大将、新田義貞が討たれのが、越前の地(福井市郊外)でした。

だから、足利幕府の発端の始まりは、尾道でも福井でもいいのでは・・?

そして・・。

さらに、鞆の浦は、足利幕府終焉の地とも言われています。

室町時代最後の15代将軍、足利義昭が、織田信長に追放されて、鞆の浦にて
毛利家で庇護されていたのです。

この足利義昭、「流れ公方」と呼ばれながら戦国時代を生き延びました。

不思議な人物と言われますが、武力を持たなかったがゆえの知恵者です。

初めに越前浅倉家の庇護のもと、家来の明智光秀とともに、一乗谷(福井市郊外)に暮らしていました。

光秀の娘、細川ガラシャは、越前、一乗谷の近くに生まれています。

一乗谷は、信長も秀吉も、嫉妬した城下町だとも言われています。

日本のポンペイとも呼ばれています。

写真は、消えた一乗谷朝倉遺跡の復元した町屋敷です。


(写真提供:福井観光協会)

福井の一乗谷は、室町幕府終焉の始まりの地と言っても過言ではありません。

備後と越前は、足利幕府興隆・盛衰期の重要な歴史を彩っています。

室町コラボがあれば、面白いかもしれません。

母の日。

2015年05月10日 | 千伝。
今日は、砂塵が舞うなかでの運動会。



寒くて、風の強い日でした。



御近所の仲間で、みんないい人ばかりです。

地域を支え合っています。



寒いので、陽の当たる場所に居ました。

砂塵が舞い、顔面、埃だらけになりました。

おまけに、今になって、顔がヒリヒリと痛みます。

人生も運動会だと実感しました。

子を想う親。



親を想う子。

今日は、母の日。

山田耕筰(1886~1965)

2015年05月09日 | 空木宝剣
草刈りや 見つめ直そう 三つ目鍬

田舎では、畑が山や竹薮に変わり、プチジャングル。
一雨毎に伸びる草や樹木。
たった半世紀ほどの間に、自動車がコンクリートの道を伸ばし、いつしか人は、コンクリーの上が安全地帯で、それ以外は青木ヶ原の樹海のように、足を踏み入れなくなった。
ラジオで、四国は剣山の、日本一長いスーパー林道が人気だと云う。
鍬もたたぬコンクリーの土地は、草さえ生えぬ超痩せた土地。
すべての道は、ローマ(大都会)を通過し、高野をめざすか。

こどもの日。

2015年05月05日 | 百伝。
今年のゴールデンウィーク、個人的な休日は、今日のみ。

日帰りの百島帰省も、ちょっと無理な今年の生活環境です。

今日は、のんびりしています。

先日の選挙で当選した議員が挨拶に来られて、話しをしていると、福井県は、電気自動車の売れ行きが抜群によいとの話題になりました。

つまりは、山間部で商売にならず、ガソリンスタンドが消えているとのこと。

おまけに、燃料費となる電気代金が、ガソリン料金に比べると大幅に割安。

ところで、2年前まで、離島である百島でのガソリン給油は、本土側よりも2割3割増しのガソリン料金を払うと思っていました。

百島での物価が、すべて高いという先入観です。

しかし、現実は逆なりで、離島振興法に守られて、百島での給油は、かなりお得な料金設定なのです。

百島を離れて約40年、家族も身内も友人も誰も教えてくれなかった島民の暗黙の了解事項なのかな?

こういうメリットは、もっと宣伝すべきだと思います。

そうそう、電気自動車の話題に戻します。

これからの時代、田舎、離島には、電気自動車の普及需要が増えると思います。

そう思って、百島に帰省中の兄に話してみると、ナント!電気自動車で帰省しているとのこと。

兄弟は、案外同じ事を意図思考するのかな?

早速、写真をメールしてくれるように頼みました。



リーフ さつきの葉っぱに フレディー

でも、実家の配電システム、プラグを改造しないと給電できないとのこと。

今日は、こどもの日。

背比べをした日。

百島診療所の要望書。

2015年05月01日 | 百伝。
百島診療所日記のブログを拝読しました。

その心意気揚々に感謝です。

下記抜粋させていただきます。

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百島診療所を開設して4年が経過しました。

その4年間で医療以外で取り組んできた事があります。

それは宿泊系介護福祉サービスを百島に作るという事です。

百島で最後まで過ごしたいと思っている患者さんの多くは独居や高齢者世帯です。
普段、元気な時は問題なく生活出来ていても、ちょっとした事で生活が出来なくなります。

例えば、「風邪を引いて熱を出した」これだけでも島にいられない事態が発生します。

自分でご飯が作れなければ食べられません。本土のように出前をしてくれる所もありません。

体調が悪くなると認知症の症状が悪化して服薬管理も出来なくなります。

介護保険を使ったサービスも施設はデイサービスしかなく、ヘルパーも少人数なので、
夜の介護体制がありません。

家族が本土にいる方も多く、フェリーがなくて夜に様子を見に行く、という事も出来ません。

そうして仕方なく入院をしたり、本土の施設に入ったりという事例を今まで沢山見てきました。

もし、宿泊系介護福祉サービスがあれば、こうした方々も百島で過ごしていけるのにと
ずっと考えてきました。

百島に施設を作る事に興味がある方がいると聞いてお願いに行きました。

しかし、急速な人口減をしている百島に施設を作るという事は、経営的に問題があるため、作って下さる方はいらっしゃいませんでした。

尾道市にも相談に行きましたが、いままで何も進展がありません。

百島診療所は個人経営の診療所ですので、一企業の話でなんとかなるものではありませんでした。

そこで、今回次田先生は百島島民にこのような文章を書きました。

ここをクリックして読んでみてください。

そして、百島島民の意思として署名を集め、市にお願いに行く事にしました。

現在署名を集める準備をしている所です。

もし、このブログを読んでいる方で賛同してして頂ける方がいたら、ぜひ署名にご協力下さい。

署名の用紙は、この分の掲載されいるものではなく、新しく作成中なので、そちらが出来次第、UPしますので、よろしくお願いします。

百島に小規模多機能施設が出来る事が私たちの希望です。

どうぞよろしくお願いします。

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