百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

銀漢賦

2015年01月30日 | 空木宝剣
銀漢の 星影青く 若き人

声なく教う富士ヶ岳
馨は高し鉄舟寺
偲べ
古武士の面影を
その殉国の誠をば
先哲の声
ここに聞け
(山岡鉄舟1836~1888)
松前重義詞

神木と霊水と結ぶ音。

2015年01月29日 | 百伝。
神頼みです。



あの山の向こう側に、結い発祥の地、大野があります。

体調が悪くなると、とある霊水を無性に飲みたくなります。

奥越(越前の奥)の大野の名水です。

車で40分程、結いの発祥の地、大野まで出かけて参りました。

トンネルを抜けると、大野城が迎えてくれます。



大野盆地です。



大野は、美しい山々に囲まれています。





最近、大野に「良縁の樹」というパワースポットが人気を集めています。

良縁の願掛けということで、全国各地から人が集まるようになったとのことです。



境内では、焚き火。



この良縁の樹という謂れは、ケヤキと杉の根っ子がひとつになっているのです。

この樹に触ると非常に温かいです。



久能山にある神木と同様に確かにパワーがありました!

何か、いい事あるぞ!

目がよくなりますように。

心臓がよくなりますように。

このブログを読んでいる皆さん、そして、ぼくの大好きな人たちが豊かに幸せになりますように。

念を願掛けしました!



さて、久しぶりに平成大野屋へ。



名水百選のひとつ、御清水へ。



名水をゴクゴクと飲ませていただきました。



夏は冷たく、冬は温かい不思議な名水です。

余談ですが、もうひとつの名水は、百島の井戸水。

あの水を飲むと、たちまち口内炎も消えていきますが、夏は生温く、冬は冷たい生き物のような名水です。

大野の七間朝市通りにも立ち寄りました。



また、来るね!大野。





神木からタネを頂いて、心に植えました。

その心のタネを、飲んだ霊水で育てます。

帰り道、モーという音声に誘われて、レストランへ。



それから、大人の音楽教室にも行って参りました。



フルート、バイオリン、サックス、いろいろな楽器の教室があって、決めるのに困ります。



音楽・・学ぼうかな?

流星ワゴン!

2015年01月27日 | 百伝。
昨日は、天神講。

焼きカレイも食しました。

宮総代の顔合わせ、神社での御膳は、焼魚、煮魚、刺身、里芋。

そして、御神酒。

塩分の取りすぎで、頭痛。

ソファーに横倒しになって、流星ワゴンというドラマを観ていました。

面白いドラマです♪

主人公である親子の故郷が、福山の鞆の浦。

懐かしい・・みろくの里の観覧車も現れました。

朋輩(ほうばい)・・百島では、「ほうびゃぁ」と呼び合っていました。

あのオヤジのような喧嘩腰の熱血漢タイプ、昔は沢山居ました。

今の日本人は洗練されて、世界に役立つ人間となれ、人類に貢献できる人間となれ、平和国家を自負する日本政府は、国際人になれ、グローバルな人間化の指針を掲げます。

その一方で、危険な紛争地へ行くと自己責任となります。

日本は、国際ジャーナリストを輩出するのは、難しい土壌なのかも知れません。

異国で殺された息子の日本人の親は、何故に日本の社会に謝るのでしょうか?

欧米の親ならば、息子の正義を世界中に訴えます。

流星ワゴンの親父も同じく、全力で我が子を守ります。

夏川りみさんの童神を聴いています♪

♪天からの恵み~~この地球に生まれし

天神講の翌日。

地方創生に関して、また東京から様々な意見が交わされていました。

学問の神、菅原道真公も流星ワゴンの親父も知っているのです。

地方の、そして、東京に暮らす朋輩も知っているのです。

日本の地方創生は、東京の衰退しかないということを。

東京の再開発を止めない限り、地方の人口は減り続けます。

日本は、いつから一極集中になってしまったのか?

あの流星ワゴン車に乗って、過去へ遡りたいものです。

それにしても、尾道、百島、鞆の浦、この界隈は、ええ所です!

と、流星ワゴンを観た感想です。

春闘

2015年01月23日 | 空木宝剣
春闘や ベースアップの ラッパ鳴る

団塊の若い頃は、年度末にかけて、総評の太田ラッパが紙面を賑やかしていた。
収益をみんなで分ければ雀の涙なので、独り占めするのが格差社会。
今や1%の富裕層が、世界資産のほぼ半数を占めるという。
過剰は不足に同じく、損は徳に等しい。
食い放題のバイキングに習い、食い残し分を徴収すれば、多少は食い散らかし経済の緩和策になるやも知れない。
閑話休題「イスラム国」邦人2名を人質に2億ドルを要求。
23日午後を期限に殺害警告。
地上にブラックホールのような国が噴出するのは何故か?


百薬の長。

2015年01月22日 | 百伝。
午前中は、小さな歯医者さんへ。

午後からは、小さな眼科医へ。

大病院でもなく、しかも平日なのに、小さな眼科医院の方は、大混雑でした。

ほんとうに自己の老化現象が進んでいるようです。

でも、インフルエンザには罹っていません。

お隣りの石川県は、インフルエンザが大流行しているとか・・。

と思い巡らしていると、息子から「インフルエンザに罹ったみたいだ」という連絡を受けました。

「だらしのない不規則な生活をしているからだ!」と一昔前なら一喝したであろう言葉が出てきません。

「医者に行って、ゆっくり休め」としか言えないオヤジになっていました。

思い出すのは、まだ僕が30代の外資系企業でのサラリーマン時代・・あの頃は、毎日10キロぐらいジョッギングして、心身ともスリムで、健康にも自信がありました。

今と同じ寒い時季でした。

上司のドイツ人と二人で、インドネシアから来られたエージェント二人を接待することになりました。

イスラム教徒ということで、お酒も飲まないし、日本の天麩羅屋さんでの食事の場を設けました。

その場で、生かきを酢につけて、皆で食べたのです。

ところが、翌日には、嘔吐感と下痢症状、身体が震えて、死ぬかと思うぐらい全く動けない状態になりました。

今思えば、ノロ感染だったのでしょう。

当時は、ノロという言葉もよく知りませんでした。

当日、同じく上司のドイツ人も、インドネシア一人も病院へ直行していたのです。

しかし、もう一人のインドネシア人は、全く平気だったのです。

全く平気だったインドネシア人は、ジャングルの密林育ちだったようで、免疫力があったのでしょう。

あれ以来、健康とか、抵抗力とか、免疫力というものを考えさせられました。

余りにも清潔な社会の日常生活では、免疫という競争力も抵抗力も低下するのでしょう。

例えば、オリンピック選手は、スポーツの頂点を極めていますが、どう考えても健康的ではありません。

筋肉も骨もボロボロになるまで酷使して、「平和の祭典オリンピック出場」です。

無理は禁物が、長生きの秘訣のようです。

短く太く生きて、ピンコロリとなる者も、薬に手を出します。

細く長く生きても、寝たきりになるまで、薬を飲みます。

百島で過ごした時間と暮らしは、百薬の長だったのかもしれません。

百島のファーカンダ。

2015年01月22日 | 百伝。
先日、東京おもちゃ美術館館長の多田千尋さんが、琉球新報の自らのコラム記事に「ファーカンダ(葉っぱと蔦(つた)」という沖縄の言葉を紹介しておられました。

そして、「21世紀の子どもの専門家は、高齢者のことも取り組まなければならない」と当時、日本女子大学で教授をされていた一番ヶ瀬康子先生から助言もあり、多田さんの人生を大きく変えたとのこと。

故一番ヶ瀬康子先生は、日本の社会福祉を学ぶ者にとっては、避けては通れない人物で、日本の福祉文化、歴史で大きな足跡を残しております。

僕個人の見解ですが、一番ヶ瀬先生の残されている言葉は、もっと世界で広く紹介されてもいいのではないかと・・知性溢れる宝です。

生前の一番ヶ瀬先生に是非共、お会いしたかったものです。

さて、ファーカンダとは、他に「祖父母と孫」を表す意味があるようです。

親世代は忙しいけど、お年寄りと子供には、共に安心出来る存在として、リズムも波長も合う似通った時間があるのでしょう。

昔話を聞かせたり、子どもの話をじっくり聞く余裕があるのではないかと考えます。

多田さんからの「百島にもファーカンダがあるのでは?」・・という御指摘に遠い子供の頃に伝え聞いた祖母の事を思い巡らしていました。

僕は、祖父を知りません。

祖母一人のみを知っているのですが、明治に生まれた祖母は、文字をカタカナで書いていました。

少女の頃は、大阪方面の生糸の紡績工場へ働いていたとのこと。

灘の酒造工場へも、百島から働きに行ってたとのこと。

親類には、ハワイへ移民して成功した親族がいて、大学の先生になった子も居るとのこと。

祖母が幼い頃に、祖母の祖父(江戸時代生まれ)から、「ちょん髷を切るのが嫌だった」ということを聞かされた思い出話を、孫の僕に話してくれたのを憶えています。

・・繋がっているんだなぁ。

草鞋作りから、蕎麦の栽培、蕎麦打ち・・美味しかったなぁ。

何でも出来るような祖母でしたが、面白い話があって、それを忘れられません。

僕が、幼い頃に、トイレに行くのは厄介で、トイレの下は大きな便壷でした。

落ちたら、どうしようという恐怖感もありましたが、用を足したあとにお釣りがピシャと飛び上がって、お尻にかかるのです。

物心がついて、一人でトイレに向かう際、祖母が言ったことは忘れられません。

用を足す時、つまり便を排する時です。

「お尻を振りながら、落としなさい」でした。

ホント!見事にお釣りもなく着水するのです。

重力の関係なのです・・揺れ動かさなければ、腹打ちのような飛込みになるのです。

揺れ動かしながら落とすと、飛び込みの選手のように真っ直ぐに入るから、あまり飛沫が飛ばないのです。

こういう先人の知恵は、素晴らしいものです。

もうひとつ、英国の老紳士から教えられたことがあります。

昔、大地という畑に撒く栄養は、人糞という肥え(肥料)でした。

そこから収穫されたモノを我々は、食しています。

海からは、生臭い魚やらモノを食しています。

英国の郊外に出かけると、日本と同様にぷ~んと匂いが広がります。

牛やら馬の匂いも混じっています。

そのニオイを、英国の老紳士は、アグリカルチャー・スメル(農業のニオイ)と言い、ヘルシーだと表していました。

そして、思い切り吸い込むのです。

健康になる秘訣だそうです。

ニオイも物質なのです。

どんな悪運や病気にも打ち克つ物質なのだそうです。

話を戻しますが・・。

昔は、百島の井戸水でも十分美味しかったですが、今や、水道水しか飲まない生活になりました。

いづれ、ペットボトルのミネラル水しか飲まなくなるような生活様式になるかもしれません。

我々は、孫の世代に何を教えることができるのでしょうか?

ファーカンダ。

沖縄の言葉で、ファーは、葉っぱ。

沖縄の言葉で、カンダは、茎。

いい話を聞かせていただきました。

感謝。

百島の神守。

2015年01月19日 | 百会倶楽部(日本「百」歴史探訪)
愛知県津島市にも百島町という地域があるということを、以前、何度かこのブログに書いたことがあります。

大阪の百島、木曽の百島、そして、津島の百島へも何度か探険に行っております。

昨日の広島での都道府県男子駅伝を観ていると、嬉しいことを知りました。

失格した愛知県チームのアンカーは、神野大地選手。

名前が立派です!

この神野大地選手、今年の箱根駅伝の五区を驚異的なタイムで走り、一躍山の神と崇められた注目の選手です。

この神野大地選手の故郷が、愛知県津島市なのです。

そして、津島市立神守中学校出身なのです。

神守中学校というのは、津島市百島町にあるのです。

津島市の百島町は狭い地域なのですが、神守やら観音坊という見事な地名を残しています。

今日は、また目が赤くなり痛いので眼科医に診ていただきました。

ここ2、3年、右目、左目と交互に痛くなって、結膜炎から強膜炎だと診断されてしまいました。

ところが、今日の診断は、緑内障を示唆されてしまいました。

念彼観音菩薩だったかな?

心の音、心の目。

皆さまが、百島の守り人であり、神守です。

すべてのことが、うまくいきますように。

町内の難題。

2015年01月13日 | 千伝。
俵万智さんのお子さんが、「集中は疲れるけど、夢中は疲れない」とつぶやいた事が、話題になっていました。

さすがに、歌人のお子さんは、言葉のセンスがいいのでしょう。

さて、新年早々から自治会の仕事に奔走しています。

毎月の行事予定表と睨めっこです。

町内の収支会計報告書に目を凝らしています。

さまざまな項目の寄付金依頼の支出があります。

神社関係、赤十字、自衛隊等々・・全国津々浦々から集めると凄い金額になるんだろうなぁ・・!

日本各地の自治会も千差万別、様々なお考えをお持ちだと思いますが、どうしているのやらと思い巡らしています。

収入と支出のバランス・・わが自治会は黒字だけど、隣りの自治会は大変だと聞きます。

その問題の核心となるのが、収入となる町内会費です。

各町内、各自治会の収入によって、町内会費が異なるのです。

数年前、独り暮らしの高齢者の年金暮らしの家庭への町内会費を引き下げました。

でも、最近、空き家が増えて、その町内に「実家」があるからと、管理費として町内会費を送金して頂くケースもあります。

ところが、その町内に暮らしてもいないのに、一人暮らしの方の町内会費よりも、高い金額の町内会費を空き家になった身内の方から収めて頂いているのです。

これって、何か?・・矛盾していないでしょうか?!

そして、これからますます増えるであろう空き家の所有者に対して、どういう対応を取れば善いのでしょうね。

一方で頂いて、他方で頂かないというのも妙なアンバランスとなります。

昨今、町内のLED電灯、ゴミ・ステーションの設置にも市側から補助金が出るみたいですが、明るくないとか、掃除当番が大変だとか・・現状維持の意見もあります。

こういう意見が出ると、先送りの課題となります。

今年は、統一地方選挙やら国勢調査?・・もあります。

何事もなければよいのですが、どこどこの方が病院に居るとか・・それも何人もの高齢者ばかりです。

喪服の用意?・・この忙しさは、何だろう?

自治会長の役回りは、一般の勤め人では、難しいのでは?

気分を変えて・・こんな言葉を見つけました。



人生に「難」が無ければ、「無難」です。

人生に「難」が有れば、「有難い」ことです。



今年に「有り難う」・・感謝です。

福笑い

2015年01月10日 | 空木宝剣
初市や 景気を計る 計器かな

人が動けば、物や金が動く。
物や金が勝手に動く訳ではないが、その数量が嵩むと、逆に人をも動かす魔力となる。
鯨より大きい鰯の群れ。
鰯の群れより羊の群れ。
羊の群れよりラッスンゴレライ人の群れ。

寒の入り。

2015年01月06日 | 千伝。
今日は、早速、町内自治会の件で外出。

すると、会津ナンバーの車が横を走っていました。

会津といえば、二年前の大河ドラマ「八重の桜」を思い出します。

今年の大河ドラマは「花燃ゆ」・・長州がドラマ舞台の始まりです。

主人公の会津の新島八重と長州の杉ふみ(文)は、ほぼ同時代に生きています。

長州のひと、会津のひと・・お互いが憎み合う関係が、続きます。

禁門の変の後、朝敵となった長州藩、明治維新後には立場が変わり、賊軍として朝敵となった会津藩。

我々の備後地方のお殿様と言えば、戦国時代から続いた毛利家、小早川家です。

その毛利家が、関が原の戦いのあと、長州藩主として、徳川の江戸時代まで生き残っていたのは、歴史好きな者にとっては、奇跡のようなものなのです。

そして、倒幕、明治維新へ・・だから、どうしても長州贔屓になっていました。

ところが、社会福祉を学んでいると、江戸時代に初めて高齢者への年金制度を設けた地域があることを知りました。

それが、会津藩なんですよ!

そして、会津の歴史を学んでいると、官軍(長州)が攻めてきた「会津の戦い」を知ることになりました。

白虎隊の悲劇もあります。

それ以上に、酷かったのは、京都の禁門の変、会津藩傘下にあった新撰組への敵討ちかのような長州人の朝敵・賊軍となった会津人への恨み、仕打ち、扱いでした。

その事実が、会津には、歴史の記録として現存しているのです。

その記録を読んでいると、日中戦争の旧日本軍が、中国の南京を占領したかのような同じような錯覚になりました。

戦争の悲劇、過ちを忘れるな!繰り返すな!・・と広島の慰霊碑は叫んでいます。



昨日観た大河ドラマ「花燃ゆ」初回・・そのタイトル。

その昔、「草燃える」という・・源頼朝、その妻北条政子が主人公の大河ドラマを思い出しました。

山口県の萩も、福島県の会津も・・歴史は、裏舞台で、女性が、ちゃんと男性を送り出しているドラマかもしれません。

歴史群像に、寒の入りは無用です。