百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

3の法則 喉越しの年末。

2024年12月29日 | 福伝。

高齢者となると、予定はコロコロと変わるものです。

福井地方、雪、天候が荒れています。

来年早々は精密検査受診、身体内で劣化老化破壊が起こっているのでしょう。

昨日は母の誕生日,今日はお墓参りに帰郷したかったのですが、あいにくの天候不良、体調不良で取り止めました。

同級生にも会いたかったなぁ。

年越しの越前蕎麦に能登復興のお土産も買ったのになぁ。

車で聴こうと思った小田和正さんのCDも買ったのになぁ。

まだ若い頃ならば予定変更せず邁進しますが、年寄りの冷や水になりそうで無理はしません。

50歳手前に一般サラリーマンを早退したから、仕事納め、仕事始め、御用納め、御用始めのような年末年始休暇とは無縁の日々です。

サラリーマン時代の正月は、たいてい温泉宿で過ごしていました。

いろんな企業職場があって給与面も福利厚生も千差万別。

サラリーマンの運命は日々の自己破壊という疲労感と自己満足の達成感のバランスで大きく変わります。

昨日、一昨日、明日、流れる悲しい年末ニュース。

広島出身で東大卒、電通入社したものの過労自殺した若い社員の事件。

数年前、同じく広島出身でホームレスになって東京渋谷のバス停で深夜、邪魔者扱いされて撲殺された同年代の方の事件。

岩手県奥州市出身と言えば、大リーガーの大谷翔平さんですが、「さらばシベリア鉄道」「熱き心に」を作曲した大瀧詠一さんを思い浮かべます。

10年ほど昔、年末にリンゴを食べていると喉に詰まり、大瀧さん、65歳の若さで亡くなりました。

喉に詰まるのは、餅だけではありません。

油断大敵、お肉、果物で詰まる事があります。

人災、天災、日常の命を守るための「3の法則」。

空気がなければ3分間、体温がなければ3時間、水がなければ3日間、食物がなければ3週間で、「人は死ぬ」という意味です。

年末年始、高齢の皆さんは、ヒートショックにもご用心、要注意です。

昨日、「きょうやさん」で食事、喉こしもよく、おろし蕎麦は旨かった❗


師走の養生。

2024年12月23日 | 福伝。

冬至過ぎて、昨日は駅伝、有馬記念、明日はクリスマスイブ・・文字通り、師走です。

「チ。」を観ました。

地球が超高速毎秒約33キロの速さで太陽の周りを一周、1年が過ぎようとしています。

「海に眠るダイヤモンド」の最終回を観ました。

ヤクザに追われ逃げる日々、闇バイトの強盗、放火・・邪気と正気の繰り返しが人類の歴史、人間の日常。

「人生は拷問」なのかもしれません。

百寿を全うするのには、地球が太陽の周りを百周しないとなりません。

余談ですが、明治時代初期、北陸に汽車が走っていない頃、泉鏡花は上京するのに一番早いルートは、金沢から敦賀まで歩いて、敦賀駅から汽車に乗って東京まで移動していたとの事。

だから彼の代表作品である夜叉が池、高野聖の作品舞台は、敦賀界隈になっているのです。

車も汽車も走っていない時代に生きた先人の方々の足腰は、現代人の足腰よりも遥かに強靭だったのは間違いありません。

それなのに、現代人の寿命の方が遥かに長生きなのです。

大きな理由には、住居環境の向上があります。

昔は、ヒートショックなんて日常茶飯事だったのかもしれません。

電気も上下水道も無い時代、冷暖房完備の家屋なんて皆無だったはずです。

加えて、哺乳類の一生涯の脈拍の打数はほぼ一定同数のようです。

ネズミの脈拍数は1分間に数百回で寿命は短く、象の脈拍数は1分間に30回程度で寿命が長くなるとの事。

つまり、人間もワクワク、ドキドキ感が多い方は、自然と寿命が短くなるようです。

昔の人は、あらゆる困難を避けてまた避けても、それに立つ向かう命の危険がいっぱい、脈拍数も速く打ちぱなし、寿命を縮めたのでしょう。

個人的な感覚なのですが、寿命を延ばすならばスピードの速い乗り物、バイク、車、新幹線に乗るとよいかもしれません。

寿命のスピードを遅らせるために、スピードの速いの乗り物に乗ると身体全体が振動して呼吸が深くなり脈拍数も落ち着くような気もします。

長く息する大事です。

日々、達成感と疲労感のバランスが「人生の病苦、心痛からの脱出法」なのかもしれません。

今回食した蕎麦は、昔、矢沢永吉さんが、越前蕎麦を食べる為に、東京からバイクに乗ってわざわざ福井まで来たという蕎麦店で頂きました。

気功法を学んで5年、何とか生きています。

人生の味覚、養生の好みは、いろいろです。


鱒と鰤 富山から敦賀の先へ

2024年12月23日 | 福伝。

先日、北陸新幹線に乗って新高岡、富山、黒部宇奈月温泉駅界隈を散策して参りました。

当日は晴天、日本三霊山の立山と白山連峰も北陸新幹線の車窓からよく見えました。

平成の初期、福井に暮らし始めた頃は、休日には富山湾沿いを車でよくドライブしたものです。

圧倒的な威容で迫る立山連峰を眺めるだけでも圧巻、剱岳を見るために富山へ移住する方々の気持ちも理解できます。

北陸地方の河川では、鮎釣りの時期には2~3ケ月間、アパートを借りて釣り三昧で過ごす微住する方も多いのです。

富山県は、個人的な想いもあり、懐かしい一日を過ごすことが出来ました。

更には今、北陸新幹線の敦賀までの延伸で、北陸三県、福井と金沢と富山は、新幹線を使えば完全に通勤圏内として一体となった感があります。

されど、その先の敦賀から京都、大阪までの着工ルートに関して、福井県と石川県が激しく対立しているのです。

石川県県議会が、若狭小浜ルートを撤回して、距離も工期もより短くなる敦賀駅から米原駅で東海道新幹線に繋ぐルートを強く要望しています。

そうなると、大阪方面にも名古屋方面にも便利になるという理由です。

確かに、現状の敦賀駅での乗り換えは、京都、大阪行き、名古屋行きは不便です。

福井県県民としても理解できますが、結局、米原駅乗り換えでは同じ状況ではないのかなぁ?

目先の将来よりも、もっと長いスパーンで若狭小浜ルートを選択するのは、どうでしょうか?

現在、小浜駅から京都駅まで電車移動すれば2時間以上要しますが、北陸新幹線が繋がると、小浜と京都の間は僅か19分程度で移動できるのです。

更には、国家百年の計として、山陰新幹線として小浜から舞鶴、そして丹後を通過して鳥取、島根へと繋がる可能性もあるのです。

この北陸新幹線の敦賀駅からの延伸問題、福井県と石川県との綱引きを傍観しているのが富山県です。

富山県の皆さんは、10年程昔、北陸新幹線が金沢まで延伸した際、それまで大阪と富山を結んでいたサンダーバードが金沢止まりとなり、関西、中京に行くのには、金沢駅で乗り換えをせざるを得なくなりました。

富山県の皆さんは、その不便さを十二分体験されているので、今年春に金沢から敦賀まで延伸した事で移動時間が少しでも短縮されたことだけでも満足されている様子なのです。

その逆が、石川県の皆さん、とりわけ「乗り換え無しだった金沢駅」から関西、中京方面への「敦賀駅乗り換え」は大変不便になったような感覚なのでしょう。

北陸三県は一体、富山県の知見を聴きたいものです。

富山は、鱒と鰤。

どちらの押し鮨も上手いです。


50+50❗

2024年09月20日 | 福伝。

今日が今年の暑さのピークとなるかな。

お昼前、学生時代にトレッキングで覚えた簡単調理法を久しぶりに試してみました。

カップ麺に水を注いで、サランラップか、透明なビニール袋で被せて、真夏の陽射しのもとベランダに置くこと約20分。

夏にはちょうど程好い涼しげなカップ麺の出来上がりです。

その涼しげなカップ麺を食していると、嬉しいニュースが流れて来ました。

大リーグ野球の大谷翔平選手、50本塁打、50盗塁を達成、凄いね❗

今現在、51ホームラン、51スチール、今季まだまだ記録が伸びるかも知れません。

最近、職場に身長185センチの巨人のような新人男性が入ってきたけど、大谷選手はもっと高い身長193センチだとか❗

野球もサッカーも190センチを超える選手が増えました。

そんな巨人ばかりが集まるスポーツ界。

僕は個人的に推す選手は、自分と同じぐらいの170センチちょっとの背丈で頑張る大リーガーでは吉田正尚選手(福井出身)とサッカーでは旗手怜央選手。

踏ん張って欲しいなぁ。

大谷翔平、真田広之、続けて日本人のスーパーヒーローが増える事は嬉しいものです。

日本の政界から、そんな人物が輩出できないのは何故?

昨日の夜7時前、信号待ちをしていると、福井駅方向に左折して来る黒塗りの車が10台ほど続けて勢いよく通過。

誰かな?と思うと、岸田首相一行でした。

自民党総裁選、何か分からないけど、選挙権を持つ地方の自民党会員、地元選出の国会議員の先生から、一票を投じたくない「誰を」入れて欲しいと頼まれて困っているとの事。

ポスト岸田首相は、誰になるのかな?

その後、とある店で夕食を摂りました。

ソースカツ丼です。

気になった事は、支払いは現金のみ。

せめて、クレジットカードが使えるようにしないとね、外国人観光客にはお薦め出来ない食事処になります。

メニューに書いてあったメモ書き。

「人手不足の為、全てのメニューをご提供出来ない事もあります」

ソースカツ丼は、美味でした。

昨晩の夕食時の出来事を思い浮かべながら、午後は涼しげなカップ麺、とても美味でした。

守備能力、選挙結果も過半数を超えないとね。

大記録の達成の大谷選手、それでも今季のMVPの完全獲得は難しいとの事。

フィフティvs.フィフティかなぁ。


越前物語。

2024年05月28日 | 福伝。

日曜日20時からは、「ポツンと一軒家」を優先して観ています。

裏番組の大河ドラマ「光る君へ」は、いよいよ来週から越前(福井県)が舞台へ、録画をして観ています。

この大河ドラマ「光る君へ」の内容、デタラメです。

デタラメだけど千年昔の物語を、今風の現代版、悲恋物語にデファルメ、その様相が美しく映えるのでしょう。

紫式部が、雪深い越前に喜び勇んで向かうはずもなく、当時は除雪機能も無い越前暮らしは過酷、嫌々暮らしていたのは想像出来ます。

ただ、紫式部が越前国府(武生)に暮らしたというのは、和歌短歌王国福井県にとっては歴史的に一考すべき価値ある誇りです。

1500年の歴史を重ねる越前和紙との出会い、越前の高く積もる雪景色を見れば、紫式部の感性は研ぎ澄まされたと考えます。

京に戻り、世界最古の長編恋愛小説「源氏物語」を書き上げる爆発的な要素、インスピレーションを生み出したのが、越前の地だと言えます。

加えて、越前(福井県)は古代から恋話の素材が豊富、紫式部には学べる宝庫の地だったかもしれません。

現在に到るまでの福井の歴史を簡単に紐解けば、万葉集、鎌倉時代の世阿弥の花筐、道元、親鸞に蓮如、明智光秀、佐々木小次郎、江戸時代の近松門左衛門、橘曙覧、明治時代の山川登美子、現代では俵万智さんの高校時代は武生暮らし、福井県立恐竜博物館、曹洞宗大本山永平寺、吉崎御坊、北の庄、一乗谷朝倉遺跡、白山平泉寺、東尋坊、等々。

現在の皇室の祖となった継体天皇は、越前育ち。

明治維新前後に活躍した橋本左内、由利公正、因みに、明治という元号を考えたのは福井藩最後の藩主松平春獄です。

その福井藩は、坂本龍馬に五千両を貸して「日本を洗濯せし候」と大言壮語を聞かされたまま、借金を踏み倒されました。

まだまだある、越前福井のスポット自慢です。

文学の道、最高峰に辿り着きたいならば、それを喩えるならば、大都会の都暮らし、もしくは富山県から長野県、岐阜県に連なる北アルプスから中央、南アルプス。

文学よりも、アルプス登山よりも、山歩き、里歩き、トレッキングを好む人は、是非是非、越前福井へ。

日帰り登山、半日登山が楽しめる日本屈指の恵まれた地域です。


ちえなみき通り。

2024年04月19日 | 福伝。

最近、全国各地から老若男女が、滋賀県の琵琶湖湖畔の街、大津市に集うようです。

その理由が、成瀬という元気な少女と友達になりたいという日常の願望だとの事。

今年の本屋大賞受賞作品「成瀬は天下を取りに行く」、その影響が大きいようです。

10年程昔、これまた同じく琵琶湖湖畔の彦根を舞台にした話題作の映画にもなった「君の膵臓を食べたい」という書籍を思い出しました。

まさしく「涙は心の汗だ」の青春ドラマでした。

成瀬のような架空な人物が現実にも登場して、いつかは日本の首相となり、世界平和を導くリーダーとなって欲しいものです。

昨日、琵琶湖にも直ぐ近い敦賀の街に出掛けて参りました。

入院している身内の病院お見舞い・・。

敦賀の観光戦略、北陸のハワイ(水島)に近く気比神宮の対岸にある、ちょっと遠くにある常宮神社の存在をもっとアピールすれば、いいのにね❗

境内に滝が流れている神社は、全国にそんなにないはず。

さて、帰りがけ、前々から行って見たかった敦賀駅前にある新しいカタチの書店さん「ちえなみき」に立ち寄って見ました。

書籍分類がユニークな書店です。

自ら読みたい本を探しに行くと言うよりも、本の方から知的探索の道しるべを行うという書棚伸ばし配列です。

カフェも併設あり、興味深い本と出会えば、その場でずっと手にして読む事も出来ます。

僕個人としては、朝から晩まで過ごせる空間でした。

福井から敦賀まで、新幹線で約17分。

知恵並木通りまで散策したような一日でした。

 


路はひとつ。

2024年03月31日 | 福伝。

明日からは、四月。

今日は、朝から自転車で散策。

上空からヘリコプターの音がしていました。

今年今月三月は、福井県民にとっては、百年に一度の転換期、生涯最も忘れられない日々でした。

今日三月最終日、福井県で初めて公式フルマラソン42. 195キロ大会が行われました。

参加者約15000人、内訳は福井県内在住参加者5千人、県外外国からの参加者が1万人という割合だとの事。

福井では見た事もない、ここは福井ではないような光景でした❗

押し寄せて来る、圧倒されるような数々のランナーの皆さん、面白いコスチュームもあれば、スマホ片手に走る、楽しみながら走っていました。

公式名称、第1回ふくい桜マラソン大会。

大会をプロデュースしたのは、パリオリンピック、マラソン代表の長野県出身の大迫傑さん。

何の縁かと言うと、大迫選手の奥さんが福井市出身。

長野と福井も北陸新幹線で1時間半で繋がりました。

大迫選手、今日少し走っていました。

大物スポーツ選手、芸能人の伴侶が福井出身という方が案外多いです。

今月16日には、福井県内まで北陸新幹線延伸開業、歓喜した歴史的な記念日となりました❗

20日、その北陸新幹線に初乗車して東京まで。

スコットランドを出自(ルーツ)とする79歳のロッドスチュワートのライブへ。

スコットランドは個人的には思い入れの強い国です。

スコットランドに訪れていなければ、福井で暮らす事は無かったはずの人生です。

そして、ロッドがこよなく愛するスコットランドのサッカーチームが、グラスゴーを拠点にする「セルティックFC」❗

そのセルティックには、百島をルーツとする推しの「旗手怜央選手」が所属しているのです。

今回のライブも、最初にセルティックの応援歌、スコットランド民謡のバクバイプの演奏でライブが始まりました。

実に感慨無量、感動的、伝説に残るロッドスチュワートの日本公演、ライブでした❗

因みに福井愛が満載の国民的な代表歌手五木ひろしさん、北陸新幹線延伸開業の喜びの余り、故郷福井を謳う新曲「こしの都」を発表しました。

ナント❗

カップリング曲は、「ひろしま雨情」という歌だとか、福井と広島のご当地ソングです。

嬉しいです♪

春の選抜、群馬県勢、初優勝というニュース❗

おめでとうございます❗

北陸新幹線は、群馬県高崎から福井県敦賀まで。。

明日から新年度四月です。

ここに集う皆様が、幸運でありますように。

路(みち)は、ひとつになりました♪


恐竜王国ふくい。

2024年03月22日 | 福伝。

昨日の朝、東京の宿泊先ホテルをチェックアウトしようとしたら、関東地方で地震。

9階の部屋だったけど、案外揺れたなぁ。

東京駅に着くと、東北と北陸新幹線が動いてなくて大混雑でした。

新幹線発車を待っている間、東京駅のプラットホームは寒くて震えました。

そう言えば、一昨日のロッドスチュワートのライブ終演後も台風のような嵐、寒波の中を最寄りの駅まで、中高年の長い行軍行列が続いていました。

忘れらない貴重な東京での二日間でした❗

昼過ぎ、東京から福井まで北陸新幹線「はくたか」に乗車。
外国人観光客ばかりの満席状態です。

「はくたか」は,長野を過ぎて各駅停車になります。
富山に入ると、雄大な立山連峰を眺める事ができるのに生憎の天候でした。

金沢駅に着くと、外国人観光客のほとんどがドッと下車、笑ってしまうぐらいに車内はがら空き、がらんと空席だらけになりました。

北陸ツアー、インバウンド「金沢の独り勝ち」と言われる意味が分かりました。

富山県民の気持ち、理解出来ました。

福井県民の一人としては、それほど焦る事もないのでは?

逆に車内が広々として、ゆったりと窓外の風景を楽しめました。

金沢駅を出発すると、小松駅、加賀温泉駅に向かいます。

この界隈から、白山が見えて来ます。

生憎の天候です。

日本百名山の著者深田久弥氏は、故郷の白山をこよなく愛して、白山は富士山の次に美しい山だと紹介しています。

そう、白山の穏やかな山姿、日本のモンブランの美しさが目映いのです。

日本三霊山のキャチコピー。
富士山を拝むならば、東海道新幹線。
立山、白山を拝むならば、北陸新幹線。

越前海岸も日本屈指の海岸ドライブコースになるはず。

近い将来、観光戦略になるのでは?

真冬の晴れた雪景色、蟹と恐竜、安心感と温かさのある地味な地域が、福井県の素晴らしさです。

福井駅、夕方到着。

東京よりも、ずっと寒いです。

福井は吹雪いていました。

ウェルカムです。

ようこそ、恐竜王国ふくいへ。


独楽吟はバランスシート。

2024年03月06日 | 福伝。

福井県敦賀まで北陸新幹線延伸開業まで、あと10日。

毎日がアルバイト気分、先日はフリーのジャーナリスト気分で、福井県の「芦原(あわら)温泉駅」と「越前武生(たけふ)駅」まで出掛けて参りました。

日本最大級となる要塞のような新幹線駅の「敦賀」、日本一小さい新幹線駅「福井」。

アンバランスです。

最近、北陸新幹線延伸開業が近づいて、関西方面から、やたらに不満の声が大きくなっています。

「敦賀乗り換えが不便だ」と。

そんな事、北陸地方では何年も前から言っている事❗

だから北陸人は、新大阪まで全線開業を訴え続けていたのに、動かなかったのは関西経済界と一般世論、メディアでした。

大阪、広島行き帰りが不便でも、東京が近くなります。

アンバランスだけど、凄いぞ❗ 福井県。

「福井県は、どこにあるの?」と言う輩、「福井県には、どうやって行くの?」と、福島県と位置を勘違いする輩にも、きちんと説明ができる北陸新幹線延伸です。

福井県の贅沢は、越前蟹と恐竜ばかりでは、ありません。


動かすストレッチ

2023年08月30日 | 福伝。

今朝は早くから、福井県勝山市の恐竜博物館近くの公園で行われた夏期巡回、NHK ラジオ体操に参加して来ました。

夏期巡回ラジオ体操に参加したのは、3度目。

もう20年ほど昔、自治会の役員をしていた頃に動員されたのが初めてのラジオ体操でした。

朝6時半からのラジオ生中継前に、6時からの全体リハーサルを行うのは、同じ手順でした。

でも昔に較べて、かなり垢抜けたようなラジオ公開体操でした。

ピアノ伴奏者は、幅しげみさん。

体操指導者は、岡本美佳さん。

体操しながら息切れが全く無いまま、よどみなく喋る・・凄いなぁ❗

「ラジオ体操は、動かしながらのストレッチですよ」だと言っていました。

僕も時々、施設で高齢者の皆さんの前で体操指導を行いますが、自分への学びを含めて教わる事の多い貴重な短い時間でした。


故郷は遠くなりて。

2023年06月11日 | 福伝。

我が国、日本国の三重指定(特別史跡・特別名勝・重要文化財)を受けている歴史的な六つの史跡をご存知ですか?

京都の金閣寺、銀閣寺、醍醐寺、奈良の平城京跡、広島の厳島神社、そして福井の一乗谷朝倉遺跡の六つのみなのです。

そのうち一乗谷朝倉遺跡を除いては、すべてが世界遺産に登録されています。

逆に、一乗谷朝倉遺跡が世界遺産に登録されていたならば、残念乍、受け入れ側の福井県の観光客対応の態勢が整っていないので大混乱を生じているかもしれません。

およそ400年もの間、田畑に埋もれていた戦国城下町、日本のポンペイとも呼ばれる一乗谷。

福井県が世界に誇る県立恐竜博物館、県立年稿博物館、そして新しく県立一乗谷朝倉遺跡博物館がオープン、見学に行って参りました。

戦国大名朝倉氏は、一乗谷に京から文化、技術、専門家を招いて学ばせて、学んだ者は、他国に行くことを禁じて独自の栄華を築いたようです。

地域ブランドを守る為の保護政策です。

中世の都市国家ベネチアに似ています。

ベネチアではグラス作りの職人が他国に行くことを許さず、グラス作りの秘伝を守る為に、逃げた者には暗殺団を送ったとの事。

その半面、職務励行なグラス職人には手厚く保護したとの事です。

因みに、この一乗谷には、遠く中国からは勿論、シルクロードを経由して、遥かなヨーロッバからのガラス製品を含めて多くの輸入品が発掘されています。

一時、京を凌ぐ繁栄ぶりだと言われたのは、確かな事実かも知れません。

来年春は、いよいよ北陸新幹線が金沢から福井県敦賀まで延伸、百年に一度という福井県の歴史的な転換期と位置づけています。

日本で唯一、フルマラソン大会が開催されていない福井県。

来春のフルマラソン大会開催に向けて準備が始まりました。

日本で唯一、イオンがない福井県。

昨年、イオン系のトップバリューという店舗がオープンしました。

福井県は、学力、体力、貯蓄力、幸福度、健康度、求人倍率等々、その殆どが日本の歴史的な観点からもトップバリューに位置するのに、地味と言われる県民性、福井県民の多くが、その実力に気がついていません。

御食国若狭越前(福井県)という地域が無ければ、畿内のヤマトの平城京、平安京も歴史上成り立っていません。

若狭神宮寺からのお水送りが無ければ、東大寺のお水取りは無いのです。

昔も今も、水と電気エネルギーを送り続ける福井県。

曹洞宗総本山永平寺、道元禅師の禅の教えと布教。

浄土真宗吉崎御坊、蓮如上人の南無阿弥陀仏の教えと布教。

禅という小さなパラダイス。

一向一揆という大きなヘブン。

自力と他力。

小さなパラダイス。

大きなヘブン。

2つのバランス、そのライフ。

地味さを加味した宗教王国の福井県。

今は、歴史を通り越して、恐竜王国だと叫ぶ福井県。

生きることは、障害だらけ。

歴史は、難問だらけ。

自由に行きたい場所で生きてゆけるのが、パラダイス。

誰もが自分らしく生きてゆけるのが、ヘブン。

思い描く生活を可能にするのが、道標ライフ。

桃源郷から黄金郷に続く、故郷は遠くなりて。

 


雑草魂。

2023年04月22日 | 福伝。

明日は用事がある為、今日は、市会議員選挙の期日前投票に出掛けました。

都市部も地方も、地方議員のなり手が不足しているとか?

でも、福井市は定数30数人に対して、40数人が立候補して、激戦の様相を呈しています。

市会議員だけの収入では、生活が成り立たないのかな? 兼職されている議員の方が多いみたいです。

今日一票を投じたのは候補者は、市会議員という職業に専念して、落選すれば即、無職となる地元の知り合いです。

彼の応援運動の手伝いもしないけど、地域発展というよりも地元愛で善意溢れる地域にしたいという熱意は伝わってきます。

故郷の尾道も、明日は市長選、市議選が行われるみたいだけど、百島を大切にする市政になる事を期待します。

今朝、コーヒーショップで、たまたま手にした読売新聞の朝刊をたまたま拡げてみると、箱根駅伝百年に関連した亜大の記事。

母校の亜大(アジア大学)が、2006年に「世紀の番狂わせ」で優勝したという回顧記事でした。

亜大の雑草魂が、駅伝強豪エリートの駒沢大、順天堂大に逆転勝利。

・・雑草魂(ざっそうだましい)?

劣悪な環境の中でさえも、雑草のように生きるという事。

踏まれても踏まれても、雑草のように逞しく生きるという事。

久方ぶりに聞いた、いや目にした雑草魂という言葉。

善意溢れる地球上社会にならないとね❗


熱狂のフィールド。

2023年03月25日 | 福伝。

福井県での地上民放放送局は、2局のみ。

今回のWBC 野球中継は、テレビ朝日系列とTBS系列で生中継されていました。

そういう理由で、福井県の在郷(田舎)に暮らす多くの知人がWBC 野球中継を観ていないのです。

ただ、ケーブルテレビ局と契約できる地域の家庭は、お隣り石川県のテレビ朝日系列とTBS.系列の2局を観る事は可能です。

福井県奥越(勝山市、大野市)は、いまだにケーブルテレビが全域に届いていないとの事。

これは、地域の情報格差になるのかな?

WBC 決勝戦、日本代表の中村悠平捕手(大野市出身、福井商業➡ヤクルトスワローズ)のご両親は、大野の自宅では観れないので、福井市の友人宅でテレビ観戦応援しているとの事、知人の説明です。

ホントかな?

今や日本全国、経済的に余裕があれば、インターネットや衛星放送を通して、一刻一刻と変わるスポーツ中継も瞬時に知ることも可能です。

野球日本代表の熱狂、いまだに醒めやらず、3年後のWBC が楽しみです。

栗山監督は、退任するとの事。

昨日は、再び森保監督が率いるサッカー日本代表が、3年後のワールドカップを目指して雨の中で始動。

初陣相手は、世界一貧しい清楚な大統領ホセ・ムヒカを輩出したウルグアイ。

政界引退も清々しかった。

長く率いるリーダーは、マンネリ化、国家躍進と自己保身を同一視します。

中国の習近平、ロシアのプーチン、然りです。

フィールド世界の選手たち、所属チーム、各々の地域、国家威信、プライドを胸にした戦士の如く全力集中で戦っているような姿、そこには社会の格差はありません。

観る者にも熱気が伝わり、体温上昇、一緒に闘かった戦友、兵士となるのでしょう。

勝敗のあとに、差別化社会、格差社会が蠢くような気がします。

負けたならば、次は「やり返す」「奪還」なんていう言葉が生まれます。

相手へのリスペクトを重んじるのが礼儀正しく大事。

ケビン・コスナー主演の映画「フィールド オブ ドリームス」、また観たくなりました。

人生のフィールド、心が溶けてしまうぐらいの熱い日々も必要なのでしょう。

 


Everything Etc.

2023年03月18日 | 福伝。

今年のアカデミー賞七部門受賞作品「Everything  Everywhere All at Once 」、観て参りました。

カンフー映画パロディ、中国系家庭の絆が軸、それに加味したSF的な映画要素、多元的な世界、映画マトリックスやらロードオブリンクを想い起こすような謎解き。

「刺青(タツゥー)は嫌いだ」という親から子への言葉。

哲学的な石の対話、宇宙世界のワープ、人生の分岐点、あの時あの決断をしていれば・・・人生は変わっていた。

無茶苦茶な映画でした❗

ハチャメチャな映画だけど、争いの虚しさ、LGBT 、いろんな事、様々な問題が詰まっている映画です❗

僕の英語力、リスニング力が足りない分、多分もっと深い部分を理解出来なかったアカデミー作品受賞映画でした。

映画鑑賞後、お腹いっぱい。

福井名物、おろし蕎麦をいただいて、帰宅しました。


100時間カレー。

2023年03月10日 | 福伝。

昨日、金沢駅まで出かけて参りました。

金沢は、しばらくぶり、駅周辺のビルも高層ビルばかりになりつつあります。

人間、そんなに高見を目指さなくても、努力しなくても、豊かに望ましい最適に暮らせる社会がいいなぁ❗

日本国憲法第25条には、「すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と明記されています。

にもかかわらず、努力しないと競争社会には生き残れない、落伍者となる日常世界は、大変です。

世の中、大変だから辛抱努力の成功、やり甲斐があるなんていう世界なんて、ナンセンスです。

その一番の喩えにあげるならば、ロシアのプーチン大統領。

お酒のウォッカによって死ぬよりも、国家の為に戦死する方が、尊い生き様だと語っていました。

絶対権力という頂点を極めている国家為政者にもかかわらず、こんな事を言わなければならない21世紀の政治権力者に対して、同情、憐れみを覚えます。

毎日毎日、悶え苦しんでいるのでは?

仕事柄、お世話する認知症、高齢者、精神障害者の執着心とイメージが重なるのです。

人間には、やさしさ、いたわり、おもいやり、という倫理観、道徳観があるからこそ、社会の仕組みが出来上がったのです。

人から人、地域から国家、世界へと繋がる広がる、支え合う、助け合うのが社会という仕組みになればよいのにね。

福井への帰り道は、一般道を通りました。

途中に、福井県には無い、初めて見る看板「100時間カレー」のお店、百関連の100ならば、立ち寄らないとね❗

お値段もお手頃、期待を裏切るかのような予想に反して、大変美味でした❗

100時間、煮込むようです。

やはり、努力は必要なのか?