百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

百年経てば。

2021年08月31日 | 百伝。

モデルナ製のワクチンに異物混入したというニュース。

すると、マイクロチップを人体に挿入して、全人類の行動を把握しようとする巨大組織が暗躍しているというSFのような主張が始まるネット世界。

そんな難題をワクチン接種に利用するよりも、マイクロチップを解熱剤や風邪薬の錠剤に挿入した方が簡単です。

世界が羨む日本です。

ワクチン接種の為には、高齢者にはネット予約をさせて、若者には行列を作らせて並ばせるのですから、さすがの日本社会です。

30年程前の日本の経済力は、世界の羨望の的でした。

今日の日本経済新聞の記事を抜粋。

30年ほど前までの株式時価総額の世界上位10社は、ほとんど日本の企業で独占していました。

今、NTT、ドコモは、どこだ?

今は、アップル、アマゾン、フェイスブック、テスラ等の米国企業・・・10年後、中国の企業を含めて、どうなっているのかな?

20年前、トップ10に入っていたファイザーやジョンソン&ジョンソンが復活するのかな?

東京パラリンピック、昨日の男子100M義足、機能障害T64・・凄かったなぁ。

タイム10秒79で3位に入った両脚義足のドイツ選手、スタートは出遅れるのは仕方がないけど、後半一番後ろから優勝した片脚義足の選手への猛迫力は驚くべきスピードでした。

10年以内に200M、400Mは、健常者のオリンピック金メダルタイムよりも、パラリンピックの金銀銅メダルタイムの方が速くなるような気がします。

明日からは、九月。

9月1日が、一番子供の自殺が多い日だとか。

十年経てば、世の中いろいろ変わる。

百年経てば、ほとんどの人はこの世にいない。

自殺なんかしないこと❗


コロナ対策。

2021年08月27日 | 百伝。

コロナ感染対策を最優先していると断言する菅首相。

自民党総裁選に立候補するのは、当然だとの事。

余計な心配かもしれないけど、自民党総裁に再選されたとして、翌月となる衆議院選挙で大敗した場合、首相も自民党総裁も辞任して、再び自民党総裁選を行うのかな?

コロナ対策は、ワクチン接種の効果が最重要だと主張される政府。

インド由来のデルタ株の脅威、ワクチン接種率7割のイスラエルは、3回目の接種を行い始めたとの事、日本も含めた先進国は、右に倣えで3回目接種を来年始めるのかな?

WHOは、発展途上国、後進国にワクチンをまわして欲しいと訴えているけれどね❗

ところで、一時は1日40万人の感染者が出てロックダウン、大混乱に陥ったデルタ株発のインド・・不思議な事に今はロックダウンも解除して落ち着いています。

現在、インドのワクチン接種率は僅か1割程度、しかし国民の7割程度の集団免疫を得たのではないかと推測されています。

毎日毎日がコロナ感染のニュースばかりの今、メンタルの強さよりも、リラックスできる適応能力の方が大事なような気がします。

Yesterdayという昨日を懐かしがる日々よりも、Tomorrowという明日が待ち遠しいという日々を送りたい、過ごしたいですね🎵

明日はハレルヤ❗


扉と虹。

2021年08月25日 | 百伝。

昨日のパラリンピック開会式、前半はオリンピック開会式の二番煎じかなぁ、と残念な想いで観ていました。

入場行進、家内が少々関わった某国の選手団も入場、開会式後半からは、かなり盛り上がりました。

ボランティアの皆さんがかぶった帽子の上にタケコプーター、翼をイメージしているのでしょう。

ドラえもんのどこでもドアなのかなぁ?

松原ミキさんの「真夜中のドア」が、約40年の歳月を越えて世界でヒット、stay with me の時代なのでしょう。

森高千里さんが、「私がおばさんになっても🎵」と老後の心配を歌っていたのも、扉の向こう側の世界。

それ以前には、ビートルズのポール・マッカートニーも10代か20代の若い時に「私が64歳の時」という未来の老後世界を歌っていました。

ビートルズが歌ったYesterday・・昨日は輝いていたのに、失敗、失恋、天災、人災、今日は悲惨な事態になる、何が起こるのか分からないのが運命。

誰もが、扉の向こう側の世界を知りたいのでしょう。

アフガニスタン情勢、空港に押し寄せて国外脱出を図る人々の群れ、逃げようとする彼らはアフガニスタンの富裕層なのかな?

誰もが、扉の向こう側の世界を知らないのでしょう。

海外との人脈も金もない大勢の貧困層は、逃げた富裕層を恨み、アフガニスタンの地に残るしかない格差という対立社会の運命に翻弄されます。

バラリンピック開会式、参加者は、障がい者の中でも選ばれたアスリート、あの何百万円もするような車椅子、高価な器具を、日常生活の中での一般人は到底買える代物ではありません。

工藤会会長に死刑判決。

北九州市役所に勤めている知人が、「北九州市は工藤会という存在で暴力の街という風評被害を受けているけど、日常は平和で長閑な所ですから、遊びに来てください」と言ってたのを思い出しました。

でも、あの会長の大豪邸をテレビで観る限りは、奇異な感じがします。

中国では、未来への希望を失った寝そべり族という若者が増えているというニュース。

年初めに「お金に賞味期限を❗」という言葉を掲げていたけど、コロナ禍と身内の不幸で、すっかりと忘れていました。

扉の向こうは、幸せな未来が待っていると、信じましょう。

そして、最後には、何もかも、そう何もかも、若さもお金も、その不幸とも、オサラバ。

この世に置いていけるのは、「虹を架けるような想い」だけかなぁ。

心は、架かる虹の上を歩きましょう。

通行無料です。


命、明日へ守る。

2021年08月19日 | 空木宝剣

2014年8月20日の広島土砂災害。

犠牲者77名の大被害。

その5年後、2019年(令和元年)に完成した砂防ダム。

広島安佐南区緑井鳥越川 土砂満杯の砂防。

八木の阿武山の土砂崩れを、防波堤のように受け止める砂防ダム。

今日の八木梅林の砂防ダム。

太田川 矢口水門より、緑井権現山と八木阿武山方面。

7年前の土砂崩れの傷跡も、今は緑に被われている。

現在は、砂防ダムのみならず、東京の地下トンネルのような地下水路が来年には完成予定との事。

安佐南区の雨量は、今月11日から18日まで741.0ミリで、直近10年間の8月の平均雨量178.4ミリの4倍超との事(中国新聞)。

小康状態だが、暗雲に覆われた夕日は、厳戒を暗示している。

明日は、災害関連死を含む77名様の命日。合掌


天気予報の子。

2021年08月17日 | 百伝。

今日も雨。

大雨注意報が続きます。

映画「天気の子」を思い出しました。

命を守る行動が、新型コロナ感染者の減少にも繋がるといいのですが、首都圏では、感染者は自宅療養になるとか・・・・ダメでしょう❗

災害級と称して病人を放置している社会は、行政の無策なのでは?

今、福井県を主会場に北信越インターハイの最中にも関わらず、地元福井市は、体育館を貸し切って百床確保して野戦病院として準備対応しています。

首都圏の区単位、市単位でもって感染対応にもっとアイデアを出してもいいのでは?

ところで、僕も老化現象なのか、最近ペットボトルの蓋を巧く開ける事が難しくなりました。

加えて、コロナ感染となると高齢者は耐えらません。

リハビリ気分で、握力も脚力も鍛えないとね❗

コロナ禍の終息後、そして、もう少し涼しくなると、東京へ、広島へ、ストレス無く百々度々、出掛けたいものです。

勿論、百島へも。

百島の同級生のプチ農家日記は、刺激となります。

天候対策は、農家の宿命。

害獣対策は、飼育か駆逐。

猪には七味やらトウガラシのような激辛いモノを食べさせると逃げるかな?

最近は、アウトドア用の道具、開墾用の工具のお店巡りも楽しいです。

百島では大地主の同級生、友人は、いくらでも田畑土地を自由に使えばよいと有り難く言ってくれますが、僕は実家の周りだけでも十二分なのです。

とりあえず、無難な身の回りから、マイペース、リハビリ気分で東へ西へ北へ南へと動き始めようと考えています。

いろんなアイデアが浮かんで来るのです。

人生も天気予報で揺らぎます。

天気予報の子は、おかえりモネ(百音)でした。


地球一等席。

2021年08月16日 | 百伝。

お盆期間は、ずっと高齢者施設で働いておりました。

人手不足です・・・・と言いながら、こんなパンフを読んでいました。

鬱(うつ病)は心の病で、躁鬱(そううつ病)は脳の病気だとの事。

でも、毎日のテンション(心の張り)が一定なのも、どうかな?

高齢者を認知症だと決め付ければ、介護の責任転嫁、レベルのテンションは緩くなります。

子供を発達障害だと決め付ければ、教育上の責任転嫁、教師の逃げ場が広くなるのでは?

先日、NHK のテレビ番組「地球タクシー」を観ていました。

主人公は、東京の女性タクシードライバー(64歳)、61歳の時に個人タクシーに独立。

75歳まではドライバーとして働けるとの事。

同年代だけど、若い❗

信号も無いような山形県の山奥で生まれ育った理由ではなく、タクシードライバーとして面倒な事、危険な事、乗客に殴られた事、辛い事が沢山有ったけれども、東京の風景、特に東京夜景を見るのが大好きなので、だからタクシードライバーという仕事は大好きだとの事。

ここまでストレートに東京賛歌出来る人は、素晴らしいね❗

一瞬、僕も東京で介護タクシーを開業しようかという感情になりました。

人間には日々見える風景というものが大事なんだなぁ❗と痛感しました。

乗り合わせたいタクシードライバーさんでした❗

同じ風景、日常化した光景は、多分認知症の源かもしれません。

現状、施設利用者の8割が認知症、昨年日本の65歳以上の高齢者認知症は約600万人、4年後には約700万人へと急激に増加するとの予測。

世界規模では、3秒に一人が認知症になっているとの事。

地球上の誰もが、地球にサヨナラする前の通り道が見えるのが、地球の一等席。

我々人間自身が乗り物、安全運転ドライバー、一等席に座って運転しています。


長崎平和祈念式典。

2021年08月10日 | 百伝。

昨日の北陸地方は大風大雨。

百島の実家も、大風によって閉じていた門扉が開いたのでしょう。

ご近所の京泉さんが対処して閉めて下さり、この場を借りて感謝の一言です。

「ありがとうございます」

昨日の8月9日は、長崎原爆忌。

長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典をテレビで観ていました。

長崎の田上市長の平和宣言の中で気がついた事。

広島は、祈念→記念として平和記念式典と表します。

田上市長曰く、遠回しに教えてくれました。

広島は人類史上初めて核爆弾を落とされた場所、その惨状を歴史に記されるべき事実。

長崎は人類史上最後となるべき原爆被災地として、核兵器廃絶を目指す平和祈念との事。

長崎平和祈念式典で、被爆者代表の岡信子さん(92歳)の「平和の誓い」を訴えた内容が、母から聞かされた原爆の惨状とほぼ同じく悲しくて、それを思い出して涙が零れました。

さて、2020東京オリンピックも終了。

その閉会式も批判的なコメントが多いのも事実。

それでも、素晴らしかったのは、オリンピック賛歌を歌ったオペラ歌手。

日本人なのか?外国人の方なのか?男性なのか?女性なのか?・・・・さっぱり分からなかったけど、素晴らしかった❗

多様性と調和の時代、平和を祈念します。


広島オリンピックの空憲章。

2021年08月06日 | 百伝。

10数年前、東京が広島の代わりに日本のオリンピック開催都市に立候補していなければ、今、広島でオリンピックが開催されていたかもしれません。

さて、銅に歓喜すれば、銀に泣き崩れる・・・金の価値が揺らぎます。

アスリートの皆さん、身体と精神のバランスが、程好くオリンピック調和されますように。

以前、オリンピックに出場した、とある100M 走者の告白・・・オリンピック代表に決まったあとも夜な夜な街に出掛けて路頭で喧嘩を売っていたそうで、衝動的な若い暴力エネルギーを発散しないと精神的な不安を抑えられなかったそうです。

突然、夜道で因縁をつけられて喧嘩を売られてもね、通常、買いたくないものです。

19世紀末、産業革命後の欧米社会には、エネルギーを持て余した若者が大量に溢れたのでしょう。

それまで狩猟や農耕に全力を注いでいた若者が、勤め人に変わってゆく産業革命後の社会変革です。

近代オリンピックの父クーベルタン男爵(フリーメイソン)は、考えたのでしょう。

ギリシャの古代オリンピック(開催中、戦争は休戦)を模倣して、力くらべ、腕自慢、走り自慢の若者たちが競いあう場があれば、勝利という目標も見つかり、社会も安心安全、スポーツを通した平和の祭典となる事を、つまり、「勝利するよりも参加する事に意義がある❗」と名言を残しました。

オリンピックの成功は、市民社会の治安にも役立っているのです。

ところで、オリンピック競技を観ていると、入れ墨、タツゥを入れた選手が21世紀に入って多くなった事に驚きます。

これも自由、多様性のファッション感覚なのでしょう。

世界中の我々年配の世代には、入れ墨、タツゥには違和感があります。

入れ墨、タツゥに関しては、日本、中国、韓国、イスラム教の国々は、似たような感覚、近い社会風土があるのかもしれません。

逆に、欧米人には、マスク着用が何か隠し事、悪い事でもしているように思うのかもしれません。

いずれにせよ、若い世代にはファッションなのでしょう。

もしも、オリンピック競技に高齢枠があり、もしも参加できる可能性があれば、頭部はスキンヘッド、両腕にはタツゥを入れて参加したくなるかも⁉️

多様性の時代、平和の祭典は素晴らしいです。

オリンピック憲章には、選手間の競争であり、国家間の競争ではないと、謳っています。

ならば、オリンピックにおいて国別の団体チーム競技は有ってはならないはず。

国別のメダル獲得競争もおかしいのです。

今日は8月6日、広島の原爆忌。

世界中の個人団体が反戦を訴えても、世界中の自治体が非核宣言都市を唱えても、国家という枠組みが平和反戦という構図をないがしろにします。

IOCのバッハ会長、オリンピック開幕直前に何の為にヒロシマを訪問したのかな?

各国のメディアも各国のオリンピック委員会も、銀、銅よりもゴールドの金が欲しいのでしょう。

IOCのベートーベン会長、第九ではなく、第一は何ですか?


2021(令和3)年8月5日。

2021年08月05日 | 空木宝剣

広島 平和公園。

灼熱の あの日を冷ませ ファウンティン。

平和のバトン。

子どもたちのメッセージ。

人間の 人間によって 人間を壊しませんように‼️

竹が見ている 

木が見ている 

梢が見ている 

葉っぱが見ている 

その茂みが見ている 

山が見ている 

空が見ている 

月が 星が 宇宙が見ている 

そして それらを 子供らが見ている。

壊れていない日本を 元気な日本を探して下さい。

あの日から76年、今年からは、母もここに居る。

来た道が間違えていれば引き返す事が出来るが、時間の場合、たった1日、いや1時間前にも戻る事は出来ない。

(広くなった平和大橋の歩道)


五輪書 宮本武蔵 (1584~1645)

2021年08月01日 | 空木宝剣

8月、夏本番。

東京五輪もたけなわ。

無観客のオリンピックにも慣れ、卓球や水泳、柔道などの熱戦に感動した。

スポーツによって、日頃から体の鍛練、心の修練を積んできた、優秀な選手の大舞台オリンピック。

最高祭典にもかかわらず、金メダル以外評価されない風潮には、違和感を覚える。

生涯、負けなしの剣豪宮本武蔵。

13才の時、新当流 有馬喜兵衛に打ち勝ってから、29才での佐々木巌流との戦いまで、諸流派の武芸者との勝負60回以上負けなし。

日の本初の、五輪メダリストかも知れない。

だが、「それからの武蔵」は、戦っていない。

戦いは、剣のみにあらず、日常の生活の中にも、戦いがある事を悟ったのである。

例えば、コロナ感染。昨日全国 1万人越え。

このコロナとの戦いこそ、実践社会での戦いである。

今様に言うと、ワクチンやらマスク、消毒薬など、コロナ撲滅に、的確な道具を備えよと武蔵は「地の巻」で述べている。

「火の巻」では、リモートコントロール(遠隔操作)を表している。
トイレや浴場の公衆衛生面は、江戸時代よりはるかに優れていても、大気や、山川草木、人間気質は、劣っているからこその
コロナかも知れない。

つまり、オリンピックも、コロナも、戦いに於いて無縁ではない。

それにしても、宮本武蔵が、村上天皇の皇子、具平親王の子孫、播磨佐用の城主、赤松則村入道円心の末葉なりと、二天記にあるのは興味深い。

百島と武蔵。

これも、無縁ではないかも知れない。

武蔵が晩年こもった霊厳洞 (熊本日日新聞提供)