百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

ルソー(1712 ~1778)

2017年05月28日 | 空木宝剣
藤が丸 馬酔木カルミヤ 山の中

野菜一つ作れず、米一粒作れず、ましてや、牛を飼う事も、魚も釣らない、お喋りだけの人間さまの口が、毎日それらを食っている。
生産なき消費の増幅が、自然のバランスを崩している。
地球を護美から守るのは、エミール。








世阿弥 (1363~1443)

2017年05月23日 | 空木宝剣
剪定や 秘すれば花の 花芽かな

剪定必勝。
花芽に剪定なし。
枝を切る技が剪定。
芽には目の、花には鼻の例えあり。
自分対自分以外の世界。
自分が消えると世界も消えるか?
それとも、自分以外の世界と自分は、対峙のままか?
その答えは、秘されたまま、今までも、これからも続く。

黄昏と黄金。

2017年05月21日 | 千伝。
人生の黄昏を、ゴールデン・エイジと呼ぶ黄金律。

今日は、地元福井では、あちらこちらで老若男女参加の町内運動会が行われていました。

心臓の持病を持つ以前は、よくジョッギング、運動もしていましたが、体を動かさないとね。



60歳過ぎれば、様々なシニアの組織やらサークルに誘われることもあります。

ソフト、野球や卓球やら地元のシニアのスポーツクラブやら、男性合唱団というのもあります。

入部資格は、「60歳以上。部費必要。諸費各自自己負担」。

シニアの全国大会へ出場するレベルの高い所は、「練習にはしっかり参加できる人」という条件付きもあります。

今日の午後は、県立音楽堂ハーモーニーふくいへ。



合唱コンサート中、目を閉じて聴きながら、夢の中を巡っていました。

例えば、農業人生、漁業人生、演劇人生、音楽人生等々、様々な人生があります。



どれもこれも幸福な人生というのは、幸福にしてくれる人も、幸福になれる人も、お互い様の助け合いなんだと思います。

・・場所ではなくて、人なんだと思う。

人との繋がりが、人生の黄昏を、黄金に変えるのかもしれせん。

自分を見守ってくれる家族、友人が、「黄金の財産」です。

楽しい思い出なくして、楽しい人生は、有りえません。

帰り道、田植えをした稲穂の水田が眩しく映りました。



麦畑は、一面黄金色でした。



食に、大地に、地球に、感謝。

いい音楽、心の海原にも、感謝です。



言葉や音楽の力は、人の心を柔らかくもして、激しくもしたりする黄金律です。

ストレッチ 幸福を運ぶ百風。

2017年05月13日 | 百伝。
今朝の深夜便ラジオの続きで「多拠点生活」をされている方が出演されていました。

御本人は兵庫県出身、奥様は広島県出身とのこと。

御夫妻で、東京と軽井沢、そして福井・・その三つの住居をぐるぐると移動しながら暮らしているとのこと。

フリーの個人事業主だから、そして、健康で元気があるからこそ、可能な生活スタイルなのでしょう。

さて、ストレッチの日々です。

還暦を過ぎれば、自分の残りの「健康寿命」と「生き甲斐」が気になります。

元気なうちに、出来る限りのことは実現したいものです。

この頃、気になるのは、我が家のリフォーム。

若い頃は、気にもしなかったことですが、要介護の老後の備えとしてバリアフリーへの早目の家の改築も必要かと考えるようになりました。

・・お金も要るな!!

健康維持のために、日々ストレッチです。

最近、暇があれば、鉄棒に「ぶらさがって」もいます。

最近、読んだコラムから・・。

難題の無い人生は、無難。

難題の有る人生は、有り難い。

鉄は、「金を失う」と書く。

・・是如何に?

「元気を貰える」と善いのにね。

40年ほど昔、日本中でブームになった「健康ぶら下がり器具」。

確か・・百島の実家にもあったし、親戚中のどこの家にも有りました。

・・どこに消えたのだろうか?

あの健康器具・・欲しいなぁ。


(写真提供:百島ネットワーク)

百島への行き来の往復も幸運を呼ぶはずです。

もう少し元気であれば・・スコットランドへも、息子とドライブしたいものです。

はて、今日も図書館通い。



古文書を読み解けたらいいなぁ・・という想いがあります。

認知症になりつつある脳みそにも、日々ストレッチです。

クフ王 (BC2571~BC2508)

2017年05月10日 | 空木宝剣
五月病 海苔弁食って 下痢便に

フランスは、マクロン氏。
韓国では、文氏が大統領に選ばれた。
皆に選ばれたリーダーにも反対がある。
反対がなければ全体になって、ファッショとなる。
言うは易く行うは難しの丸バツ三角。
バツは戦争。
丸は平和。
三角はピラミッド。
この法則は、クフ王の時代から変わらない。

魔法の手法。

2017年05月09日 | 千伝。
北の庄城址で、一礼。





そのまま、福井メトロ劇場まで。



この映画館・・とても、好いのです。





三日前、映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」を鑑賞。

観終えての率直な感想・・英国の貧困問題を取り扱った社会派ドキュメンタリータッチのような映画で、まさしくケン・ローチ監督の流儀だと思いました。

ところが、最後のシーンでは、「えっ?これで終わり?」という中途半端な失速感。

ぼくは、主人公と同年代、同じく心臓病を患いながらも障碍者認定の支給を受けていません。

でも、ぼくは、ダニエル・ブレイクのような考え方、生き方は到底出来ません。

この映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」、ほんとうに最高傑作なのかな?

・・ほんとうに、カンヌ国際映画祭パルムドーム(最高賞)受賞作なのかな?

あれだけ楽しみにしていた映画なのに・・訝しながら、映画館を去りました。



一日過ぎて、二日過ぎて、昨日「とろろ蕎麦」を食べていると、ふと、「わたしは、ダニエル・ブレイク」の話題になりました。

映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」は、人間の尊厳を、社会格差、貧困世界と相対峙したものとして描いていました。

しかし、貧困に喘ぐとは、人間の尊厳を失うということなのでは?

貧困から抜け出すのには、金を稼ぐ、働かなければなりません。

ただ、心臓を患って、仕事を止められているダニエル・ブレイクには、公共福祉からの支援援助が必要です。

しかし、英国の社会保障制度の複雑なシステムによって、実直で生真面目なダニエル・ブレイクは、支援援助を受けられず、だんだんと現実の厳しさに追い詰められていきます。

それでも、知り合った貧困な母子家庭を助けようとします。

・・貧困だから万引きする、貧困だから売春を行う。

独り者のダニエル・グレイクは、「どうあろうとも、それでも、人間の尊厳を失ってはならない」と諭します。



昔、昔観たイタリア映画「自転車泥棒」という名作があります。

自転車を盗み捕まり殴られた父親、それを見ていた幼い子。

その貧しく哀れな父子の姿に、涙した憶えがあります。

貧困問題は、自己責任ではなく、社会問題なのでは?

即ち、社会、国家、政治の責任なのでは?

国の支援は、誰のためにあるのか?

一部世界のグローバルではなく、世界中のローカルの問題なのでは?

ところで、介護の世界には、認知症ケア「ユマニチュード」という手法が最近導入されています。

ユマニチュードとは?
フランス生まれの新しい認知症ケアの手法。
うつ状態や暴力的になったりする人も、穏やかになる。
「魔法のような手法」と紹介されることも多いが、中身は魔法ではない。
具体的な技術で、誰にでも習得できる介護の方法。
基本は「見る」「話しかける」「触れる」「立つ」の4つの手法を組み合わせる。
認知症の人は「病人」ではなく、徘徊する「犬」でも「猫」でもない。
あくまで「人間」として接すること。

僕なりの実感ですが、決して上から目線ではなく、一歩も二歩も引いての立場で接しなければなりません。

この「ユマニチュード手法」は、福祉・介護の世界よりも、世界中の政治家に必要なのかもしれません。

低予算で制作された「わたしは、ダニエル・ブレイク」・・時間が経つほどに思い出してしまう魔法のような手法映画です。

だからこそ、カンヌ国際映画祭パルムドームを受賞したのかもしれません。

百島町内会 春の総会。

2017年05月05日 | 百伝。
先日、百島町内会総会が行われ、新しく町内自治会長、執行役員も選出されたとのことです。


(写真提供:京泉氏)


(写真提供:京泉氏)

人口減少のため、本村、福田、泊の三地区を統括して一本化するとのことです。

よりよい方向に進むことを希望します。


古い物語。

2017年05月04日 | 千伝。
語り継がれて百年の名作「美女と野獣」。

30年昔、生まれて初めて出かけたニューヨーク。

宿泊したホテルは国連に近い、あのビートルズも米国で初めて宿泊したホテルでした。

そのニューヨークでの初めての夜・・テレビをONにすると、いきなり「野獣」が現れたのには、ビックリした思い出があります。

今思えば、ニューヨーク・マンハッタン島の地下を舞台にしたリンダ・ハミルトン主演のアメリカのTVドラマ「美女と野獣」でした。

今日の夕焼けは、美しく映えていました。



夕映えに見惚れながら、若かりし頃に、ニューヨークからロスアンゼルスまで、アメリカ大陸をバスで横断した思い出を懐かしんでいました。

今年五月のゴールデンウィーク間・・仕事です。

その合間を縫って、エマ・ワトソン主演「美女と野獣」(ディズニー)を観て参りました。



舞台は、フランスの田舎・・呪いを解く運命とは?

見た目で判断するなということ。

「人間見た目が100%」というのは、違うのかもしれません。

そして、やっと地元公開。



今日観た映画「La La Land (ラ・ラ・ランド)」主演は、エマ・ストーンとライアン・ゴズリング。

舞台は、LA(ロスアンゼルス)、冒頭シーンから圧巻で、アメリカの田舎から女優を夢見てハリウッドを目指す人生の夢、儚さ・・実にうまく描かれていました。



オメガの古い腕時計、パリのセーヌ川に笑顔で裸足になって飛び込むことは出来なかった・・自分の過去を重ね合わせて「もしも、あの時」を心揺さぶられる映画でした。

「La La Land」・・歌い継がれる、語り継がれる名画でした。

さて、5月6日、どうしても観たい映画、ケン・ローチ監督「私は、ダニエル・ブレイク」が、やっと地元封切りです。



舞台は、スコットランド・エディンバラより、やや南にあるイングランド北東部の個人的にも思い出深いニューカッスル・アポン・タイン。

主人公は、59歳の生真面目な男、心臓の病を患い、仕事もドクターストップ。



・・楽しみです。

フラワー・フェスティバル

2017年05月04日 | 空木宝剣
ヒロシマや  平和をつつむ  花まつり

今年のFF(フラワーフェスティバル)のテーマは、
「花いっぱい はばたけ 平和の 咲く未来」との事。







(花の塔)

喧騒を カメラで写す 術欲しや



人混みを 川風さらい 初夏の雲


五月晴れ 年に一度の ホコテンに


食べ歩き アナも参加の 機内食?



FF開幕61万7000人集う(中国新聞)。


平和憲法記念日

2017年05月03日 | 空木宝剣
憲法や カープフラワー 鯉のぼり

今日は、憲法記念日。
護憲派も、改憲派も平和ゆえに、議論が出来る。
有史以来の経済力は、有史以来の軍事力を要する。
ピサロやコルテスが、インカやアズテックを滅ぼしたように、グローバルな現在にも、征服者は存在するのか?
征服者や独裁者は、歴史のなかに葬って、フラワーフェスティバルの今日は、カープも勝って、平和かな。