百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

元田 永孚 (1818~1891)

2017年10月31日 | 空木宝剣
木枯らしや 日本列島 一文字

♪ 勇力の 男児は~ 勇力に ⤴ 斃れ ⤵
文明の 才子は~ 文明に ⤴ 酔う →

君に勸む須らく~ 中庸を ⤴ 択び去るべし
天下の萬機は ⤴ 一誠に ⤴ 帰す →

( 吟詩 中庸より)
幕末の世に、勤王よし佐幕よしの 仁テーゼを
提唱した 熊本藩士 元田 永孚(もとだえいふ)の詩。

一人、ひとくくり。

2017年10月29日 | 千伝。
近頃、大リーグのダルビッシュ投手が、試合中に相手チームの選手から人種差別にあったとのニュース。

両目の端を両手で吊り上げる仕草です。

海外で生活すれば、一度や二度、このような嫌な体験を味わうかもしれませんね。

スペインのラ・マンチャの男ドンキホーテの舞台となった風車のある田舎のコンスエグラ?

あそこで、数人の子供達が両目の端を吊り上げて、スペイン語で「シーナ、シーナ」と呼ばれ続けて、悪気は無いのでしょうが、ずっとあとについて来る出来事が忘れられません。

ノンシーナ、ハポネ、ハポネだ。と言ってもスペインの田舎の貧しい子供達にとっては、遠い東洋の国の人間は同じように映ったのでしょう。

中国も韓国も台湾も、もっと経済的にも豊かになれと考えていた時代でした。

実際、当時の英語での手話は、日本人も中国人もひとくくりで、両目を吊り上げる仕草で東洋人を意味していました。

今は、どうなんだろ?

スペイン・バルセロナを州都とするカタルーニャ州の独立問題。

バルセロナが州都から、一国の首都に変わるのがよいのか分からないスペイン事情です。

スペインではない、ポルトガルは、大好きな国です。

ひとくくりに出来ない世界事情です。

明日への手紙。

2017年10月28日 | 百伝。
「この声をきみに」・・NHKのドラマ10(毎週金曜日放映)は、とても秀逸です。

偶然、何気なく観ていたのですが、どんどんと「絵本の朗読」のような世界に嵌ってしまいます。

・・はて。

アートベース百島・・現地でも好評のようです。

今日明日は、尾道、百島に居るはずなのですが、台風22号の影響で帰省中止。

この週末は、あれこれと自宅で大掃除、片付け作業をしています。

夕方、駅前まで散策・・県内の大学生と地元企業がコラボした「ふくい学生祭」の催しがありました。

 https://wakamono.pref.fukui.lg.jp/fukusai/

そこで、手嶌葵さんを招いてのライブを観ることが出来ました。



いい唄、いい歌い手だとは知っていましたが、じっくり聴いたことはありませんでした。

・・いいね!

手嶌葵さん・・まだまだ若い歌い手さんです。

生き残るのも大変な世界かもしれませんが、まだまだ踏ん張って歌って欲しいなぁ。



ライブ終了後、彼女の直売コーナーでCDを買わせていただきました。



今、手嶌葵さんの唄を何度も繰り返して聴いています。

この声・・いいね。

ゲド戦記の「テルーの唄」、「さよならの夏」、「明日への手紙」。

♬・・元気でいますか?
・・いつか夢は叶いますか?
・・憶えていますか?
♬・・笑っていますか?

メルヘンと菊と刀の街。

2017年10月26日 | 百伝。
真っ青な秋晴れ。

今日は丸一日中、散策した楽しい一日でした。

朝から越前市武生(たけふ)へ。

午後から、仲間と別れて、絵本作家の「いわさきちひろ」さん、「かこさとし」さんの生まれ故郷の武生の街を散策していました。



だるまちゃん生誕50年?!

「かこさとし」ふるさと絵本館へ。









かこさとしさんの世界を堪能できました。







・・外に出ると、歴史散歩道が続いています。



この道は、紫式部公園まで続いています。

武生の街は、かつては、国府として、古代から越の国の都でした。

源氏物語の紫式部も、若き頃に一時暮らした地なのです。

戦国時代にも重要な軍事拠点として、多くの武将が通り過ぎた歴史の重みがある城下町でもあり、門前町の雰囲気もあります。

さて、次は・・「ちひろの生まれた家」記念館へ。





中に入ると、二階のスペースにアトリエを再現、長野県の安曇野ちひろ美術館と協力して「秋のいろどり展」が開催されていました。

生誕100周年プレ記念ということで、あらためて「いわさきちひろ」さんの世界を魅了させて頂きました。





コーヒーを飲みながら・・少し読書時間。



若い頃・・童話作家になりたい夢もあったのにと思い出しながら、後にしました。

童話の世界は、いいね。

この界隈は、蔵の辻やら、寺の卍の辻やら、歩いても歩いても飽きません。





様々な宗派のお寺が密集しています。

なかでも・・この曹洞宗龍門寺。





朝倉氏討伐の際には、織田信長も明智光秀も立ち寄ったとのこと。

そして、府中三人衆の佐々、不破、そして前田利家が拠点とした居城でした。

その後、前田利家の上役であった柴田勝家が、秀吉に賤ヶ岳の戦いで敗れたあと、福井の北の庄の戻る途中に前田利家とまつに最後の別れを伝えた地。



また、後から追って来た秀吉と利家・・かつて、猿と犬と呼ばれた者同士が和解、天下統一を確認し合った重要な地なのです。



その後の天下人関白豊臣秀吉、加賀百万石の大名の祖となる前田利家公・・凄いものです。

歴史的にも魅力溢れる武生の街です。

が、今ひとつ活気がありません。

観光客、町往来する通行人も少ないのです。

今朝は「たけふ菊人形展」が開催されている公園を歩いてみました。







お年寄りと幼児が多く・・若者は見あたりません。

それから、全国丼グランプリを何度か受賞している人気店の江戸屋さん・・人待ちでした。



昼食をいただきました。

和風ボルガライスです。



ひっで丼です。



ボリューム感満載です。



歩いて気が付くのですが・・この武生の街、市民の皆さん、ほんとうに「菊の花」を至るところに置いているのです。



絵本のような街となりますように。

そんな可能性のあるメルヘンの世界を味わった一日でした。

今度は、福鉄の電車に乗って訪ねたいものです。



今週末、台風22号が接近予定。

百島への帰省延期。

眠れない夜。

2017年10月23日 | 千伝。
昨日の日本列島通過の超大型の台風21号・・多分、何十年に一度か二度、経験するかのような大風強風でした。

我が家の三階部分は、吹き飛ばされてしまうのではないかと感じるくらい揺れて・・不安な夜でした。

そんな不安な昨晩、今回の衆議院選挙結果を各テレビ局報道番組を観ながら、こんな選挙スペシャル番組・・ほんとうに必要なのかな?

速報の選挙結果だけクレジットで流せばいいのでは?

各陣営の選挙過程をドキュメンタリータッチで流すよりも、もっと、台風21号の情報をテレビで報道すべきだったのでは?

今回の衆議院選挙の関わる税金・・この夏、豪雨に遭った被災地に使われるべきだったのでは?

毎日、自分の靴磨きを日課とする「日本のこころ」中野正志さん。

毎日、自彊術を日課としている「社民党党首」吉田忠智さん。

実直なご両人様、右と左に分かれますが、日本の為、まだまだ活躍していただきたいものです。

昨夜は、久しぶりの「眠れない夜」でした。

あめのうずめのみこと

2017年10月23日 | 空木宝剣
シトシトと 草木を枯らす 秋の雨

春の雨は恵みの雨。
若い時の苦労は買ってもせよと言うように、春雨は濡せば濡れるほど芽を育む。
秋の雨は実りの雨。
実ったものを御和算にする沈黙の雨。
老いて苦労ばなし自慢話を、若者に伝授すれば、苦労の売買成立。
年寄りの冷や水は、避けるべし。

22日は何の日、選挙の日。

2017年10月23日 | 空木宝剣
ポタポタと 十月の雨 巨星堕つ

昭和42年の今日10月20日は何の日(NHKラジオ)?
吉田茂 (1878~1967)の命日。
戦後、日本の混乱期に、吉田内閣を5次までやってのけた宰相。
「小説吉田学校」は、現在も存続しているのだろうか。
「軍事力よりも経済力」のエコノミックアニマルは、今何処。
「朝鮮動乱は天需である」や「馬鹿野郎解散」など吐いて、地元は土佐の高知を葉巻くわえての選挙遊説。
吉田学校の校長は、卒寿で天寿を全うした。
明後日10月22日は、衆議院議員選挙。
葉巻どころかタバコさえ嫌煙する、今の日本人が選ぶ政治家。
選挙日は、予報では雨模様。
傘さして投票所の学校へゆくべえ。

スティング。

2017年10月21日 | 千伝。

今日、ラジオを聴いていると、米朝師匠の上方落語が・・懐かしい。

演目は、「帯久」・・いいね!

巧いんだなぁ・・時代状況の説明も上手い。

商売繁盛、火の用心。

当時は銀行も保険もない・・火事があれば小判も溶けてなくなる財産破滅。

そのあと、最近、何故か?・・ラジオから、よく流れてくる曲。

ニューキャスル出身のStingの作詞作曲、自身が歌う・・♬Englishman in New York。

映画「Englishman in New York」も好かったなぁ・・ダニエル・デイ・ルイスの演技は光った。

スティングと言えば、ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード主演の映画 The stingを思い出します。

・・二転三転のどんでん返し、詐欺師のコメディ映画の名作でした。

今夜は、広島カープ、負ける。

相手の横浜De N Aベイスターズは、歓喜。



それにしても、ベイスターズの峯井君、抑えの山崎君・・いいね!

広島の九里君、天谷君にも、踏ん張って欲しいなぁ。

それから、ソフトバンクの東浜君のピッチングも見たいものだ。

順当ならば、ソフトバンクと広島が、日本シリーズで鳥栖決戦となるはずだが・・どうなることやら?

ソフトバンクのオーナー孫氏も、広島の緒方監督も、佐賀県鳥栖出身では?

勝ち負けの結果は、ツライね。

米朝さんの上方落語を聞いて、あらためて新鮮な気持ちになりました。

アメリカ、北朝鮮人の指導者にも、日本の落語を聞いて貰いたいね。

スィング、トス、バッティングとスティングの芸は、違う。


昨日の一票。

2017年10月20日 | 百伝。

昨日は、期日前選挙に一票を投じて参りました。

今回の衆議院選挙・・不思議なことに、反原発、原発ゼロの旗を掲げ、北朝鮮のミサイル発射の脅威を論じているのにもかかわらず・・。

先日、ノーベル平和賞を受賞したICANの国際核兵器廃絶キャンペーンを高く評価、広く喧伝する・・被爆国としての選挙論戦もありません。

アメリカの核の傘にある日本の政権の正式のコメントは、「非核へのアプローチの違い」とのこと。

そのアメリカのハリウッド世界では、この頃毎日・・大物プロヂューサーによるハラスメントが話題、ニュースとなっています。

「ハラスメント文化」というものが、存在するのかな?

個人間、組織間での贈収賄も含めての政治、経済問題に繋がる社会風潮という文化?

個人が、他人や組織の問題、行動に無関心、無責任という文化?

日本語にも、「イジメ」というものがあります。

子供も大人も「イジメ」やら「過労」による自殺なんて・・嫌ですよね。

嫌だけど・・子供から高齢者まで油断禁物。

どの地域、どんな人生にも、「イジメ」は、ずっと人影のように必ずどこかに付いています。

最近、読んでいると、とても悲しくなった記事がありました。

「イジメ」「ハラスメント」による心の傷、トラウマによって、40代、50代の中高年になっても、引きこもり生活者が数万人の単位で日本社会に存在しているとのこと。

生活の根本的な幸福感は・・人間関係の出会い、その善し悪しによって決まります。

政治家には、身を切る庶民生活感・・その辺の人生哲学を備えて欲しいものです。

振り返れば、百島での小学校、中学校時代・・多少の「イジメ」はあったかもしれません。

(でも、我々の同級生間には殆ど「イジメ」は皆無でした!)

高校時代は勿論、大学時代にも、社会人になっても・・「イジメ」は存在します。

でも・・恐れてはなりません。

怖れるほど・・人生は、つまらなくなります。

陰湿なイジメには、「暴力」という対抗手段が有効なのは事実です。

それよりも、こんな一言を。

「おまえの言葉、言動が間違っている。人を恐れさせている」

「おまえの家族の誰かがイジメられているのを想像してみぃや。悲しくなるぞ」

「自分がイジメられているのを家族に知られたら悲しいけど、イジメをする自分の本性が世間に知られると、もっと嘆き哀しいぞ」

「加害者より被害者の方が正しいのは事実」

今の日本社会は、生まれた時点で、既に貧富の格差が始まり、そのまま貧困が広がってしまいます。

日本総中流社会と呼ばれていた昭和の高度経済成長時代が懐かしいです。

若者には、何度でも失敗できる「学び抜く力」という教育を。

中高年には、何度でも挑戦できる「生き抜く力」という学習の場を。

高齢者には、「・・」。

感情で表情が変わる人生よりも、表情で感情が変わる人生の方が、賢い人生のような気もします。

明日を、私たちで決めよう。・・いいね!

昨日の一票が、明日への清き、賢い一票となりますように。


雨中鯉のぼり

2017年10月18日 | 空木宝剣

シーエスや 雨宙赤鯉 滝のぼり

今日から CSファイナルステージ。

マツダスタジアムの宇宙天井で、冷たい雨の中、カープ打線は、田中・菊池のタイムリーで、5回の裏ⅮeNAから3点奪取。

降雨コールドゲームとなり一勝をあげる。

中国新聞によると、強い雨の中、野手陣は飛球ノックを受け、悪天候での試合に備えたとの事。

この余念のない周到さに、まずは愛でたし目出度し。


百島ベントレー。

2017年10月10日 | 百伝。

昨日、無事帰福。


百島では、いつも早起きです。

昨日の朝、父の手作りの庭を眺めながら、父を思い出していました。

この頃、自分と父の人生をよく比較してしまいます。



父は若い頃から、池を掘ったり、芝生やタイル張り等々の左官、大工、電気配線、井戸水・水道管廻り・・船乗りの父が、全部、自分で行っていたのかと思うと、驚きの一言に尽きるのです。

・・金木犀。



・・銀木犀。



香りを競い合わせるように意図的に並べて植えたのは、父の楽しみだったなのでしょう。

恥ずかしい話ですが、香りの強い金木犀ばかり見て、銀木犀を気にかけた事がありませんでした。

お盆、お彼岸も帰省していないので、早朝、父のお墓参りに出かけました。

合掌。



泊の墓地の海を眺めたあと、百島一周道路で海老呑地区まで。



このあと・・大変な道に変わっていました。



対向車が来ると、すれ違うのが困難、前にも後ろにも動けないくらい、道が狭くなっています。

いずれは、車が通れなくなるぐらいのジャングル状態になっているはずです。

イノシシやタヌキには、天国極楽状態なのかもしれません。

アレコレ思いながら、道端で「たぁ兄やん」に会い挨拶。

若い頃は、父と一緒に船に乗っていて、父のことをキャプテンと呼んでいました。

その後、外航船の船乗りとして、地球をぐるぐる世界中の港を巡っていました。

今はエベレスト踏破の登山家の三浦さんに風貌が似ていて、幼い頃からずっと元気を貰っています。

感謝。

朝8時半のフェリーで、百島を発ちました。



実家を出発する時、偶然、道の前を近所の京泉さんが、通り過ぎて行くところでした。

お元気そうで何より、感謝です。

福田桟橋は、活気がありました。



桟橋の近くには、外国人モデルのような方が使用するような斬新なトイレも工事中でした。



その予算・・ちょっと一部だけでも、百島周回道路の草刈り事業に補填、どうでしょうか?

常石に上がり、福山への道中・・何人ものサイクリストと遭遇。

交通安全・・専用道路、道幅、道筋、道は大事です。

そんなことを思いながら、山陽道高速路に乗り、一路福井へ。

途中、サービスエリアで駐車すると、すぐ後ろにナント!

少年のような眼差しでお願いして、記念に写真一枚を撮らせて頂きました。




このビンテージ・ベントレー車のオーナーの方のように、僕自身が気力も財力も持ち合わせていないのが残念ですが、とても嬉しい気分になりました。

北陸自動車に入り、「恋人の聖地」でもある杉津パーキングエリアで休息。



今、我が家で、寛いでいます。

カズオ・イシグロさんの処女作品・・どこを探してもないので諦めていたら、東京に暮らす兄が所持していました。

英語力、元気、精気、鍛えないとね❗

胃腸、肝腎要。

今日は衆議院選挙公示日。

東京が発展しても日本全体が発展するわけがありません。

一部地域が突出すれば、周りは地盤沈下です。

社会の基本問題は、住居費、食費を削っても、利便性のよい生活移動が便利な地域という「乗り物」で暮らすのかどうか?

・・ベントレーの走り、乗り心地、燃費は、どうでしょうか?

そのストレスの比重で人間関係も生活満足度も変わるのでしょう。

でも、どっちみち、夢見るような道、十字路がないと走れません。


今月末、また百島に行く予定を立てています。


百島クレジット。

2017年10月10日 | 百伝。

昨晩、家族一同で久しぶりの百島へ。

家族一緒には、2年ぶり。

帰省途中、讃岐うどんを食べようということで瀬戸大橋の与島PA まで。





この与島で、僕のクレジットカードが紛失・不明になっていることに気づきました。

汗・・秋晴れの暑い一日でした。

本土に戻り、尾道へ。



家内の要望で、千光寺にある尾道市立美術館へ。



許可されている写真撮影は、草間彌生さんの「やよいちゃん」のみ。



受付で「入場料金は、百島は、1000円ですよ。ここは(市立美術館)は、800円ですよ」

・・百島アートベースへの対抗意識があるのかな?

パンフ、通しチケットを購入。



800円分の時間・・・・感想は、ノーコメント。

確かに、2階からの眺めは、ヨカッタです。

外に出て、ほんとうに久しぶりの千光寺公園を散策。

千光寺頂上の「恋人の聖地」辺りは、観光客も多かったです。





夕暮れ・・向島の歌から、最終フェリーで、百島に無事到着。



実家に到着すると、キャプテンが偶然、家の前の道を通り過ぎました。

元気そうで何よりでした!

アートの人気というのは、草間彌生さんのような有名な方の作品があれば、人が集まるということ。

つまり、草間彌生さんの作品然り、ゴッホやらピカソの作品が、百島に展示されてあるならばという単純明快な答えです。

・・家内曰く。

「百島は、10年前も、20年前も、30年経っても、不便な場所であることが全く改善されていないね。これは凄くいいことかもしれないね」

そういう考えも・・百島の真面目すぎる特長、名声、評価となるのかなぁ?

そんなクレジットのことを心配しながらも、よく寝た百島での一夜でした。


時よ止まれ。

2017年10月07日 | 百伝。
今年のノーベル平和賞は、国際非政府組織(NGO)の「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」が受賞。

広島や長崎の被爆者と連携し、核の非人道性を訴えてきた活動が評価されたとのこと。

被団協の末端の一員として、個人的にも嬉しい限りです。

平和・・大切だよね❗

にもかかわらず、相変わらず人間社会は、歪みあい、争いあい、愛の無い、虐め、苛めばかりの世界です。

リベラルという元々の意味合いは、福祉社会の形成だったかな?

自民党と共産党は、名称を変えてみるとよいのにね❗

平和ファーストの党とか。

経済ファーストの党とか。

福祉ファーストの党とか。

何が一番なんだろう?

百番ぐらいまで政治公約を挙げれば、みんな同じものになります。

平和は、悪魔との契約を破棄するものだと考えます。

ゲーテの「ファウスト」の言葉を思い出します。

時よ止まれ。

歳月の名残り。

2017年10月06日 | 百伝。
昨晩、今年のノーベル文学賞は、日系英国人のカズオ・イシグロ氏が受賞・・突然のニュース速報あり。

その時、スペインへの旅先での思い出、見学した絵画ゲルニカへの感想、ピカソへの想いやら描いていましたが、思考停止。

だんだんと、とても、嬉しい、楽しい気分になりました。

もう30年昔、英国生活の中で、たまたま、ロンドンの書店で見つけて買った本は、表紙が日本の能面を飾ったものでした。

それが、カズオ・イシグロ氏の最初のデビュー作品「A Pale View of Hills」でした。

当時は、「大草原の小さな家」でさえ理解不能な読解力レベル。

ましてや、英文学最高峰のディケンズやヴァージニア・ウルフの原書なんて、チンプンカンプンです。

ところが、イシグロ氏の世界は、英語文章の中に意味不明な英単語、言い回しがあったとしても、こういう意味合いだろうなぁというイメージ、自分の理解と合致するのです。

・・同じ日本人として? 

異なる言語感覚の意思疎通可能なテレパシーのような不思議な感覚でした。

僕にとっては、小説というよりも、秘かな最高の英語学習の教材テキストであり、先生のような存在でした。

数年後の1989年、英語圏最高のブッカー文学賞を受賞した「The Remains of the Days 邦題:日の名残り」が、彼の出世作となります。

僕の書棚から引っ張り出してきました。



今回のノーベル文学賞の受賞理由。
「彼の小説は、偉大な感情の力をもって、我々の世界とのつながりの感覚が、不確かなものでしかないという、底知れない奈落を明らかにした」

・・いいね❗

イシグロ氏曰く、「人生は我々が考えているよりも短い」と言います。

名残惜しくもない人生ですが、もっと長く生きたい気持ちが強くなりました。

百年先、百年後にも残る自分の作品を創りたいものです。

またしても、元気を頂戴しました。

イシグロ氏に感謝。

おめでとうございます。