百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

大空放哉

2009年07月13日 | 百伝。
百島出身の版画家 渡辺良文さんの作品である。
~ 漂白の俳人、尾崎放哉(おざき・ほうさい)の人物像を描いている ~

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「入れものがない両手で受ける」

「こんな良い月を一人で見て寝る」

・・と月を拝む 放哉。

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汐の満干も動物の生死も、

日進月歩の時の歩みも、

月の仕事の無量寿仏。

景気不景気も、月があるなしの有り難さ。

さめざめと 照らす月下は 放哉句

・・と詠む 空木宝剣。

」」」」」」」」」」」」」」」